日本核武装の正当性と喫緊性(9)
◎靖国神社はシナ人の劣等感を刺激する場所である
そもそも、なぜ、シナ人や韓半島人は靖国神社参拝という、ごくドメスティ
ックな日本人の行為を毛嫌いしているのであろうか。それを深く見つめると
興味深いあることが見えてくる。まず、言っておくが、彼らは靖国神社その
ものや、そこに祭られている殉国者、殉難者にはまったくと言っていいほど
関心はない。彼らが唯一関心があるのは、日本人が靖国神社に参拝する
ことによって、戦後数十年かかって、徐々にかつ確実に日本人に染み付い
てきた、いわゆるヤルタ・ポツダム体制史観に疑念を抱かせてしまうかもし
れないということである。
もっと平易に言うならば、日本人が本来の伝統的な精神性を取り戻すこ
とを極度に怖れているのである。シナは昔から、周辺諸国に対して、華夷
秩序(大中華主義)という柵封体制を敷き、片っ端から朝貢させていたと
いう、謂わば旧来からある大国意識が今も抜けておらず、小国の日本だ
けは、何度圧力をかけても思い通りに従わなかったという思いがあった。
そこへ、日本が幕末を迎え、シナが英国とのアヘン戦争によってがたがた
にされていた時、日本は産業革命の潮流に縷々適応し始め、いち早く近
代的な工業生産力を可能にした。アジアで日本だけが高度な工業化を成
し遂げ、軍事的な力とともに産業を振興することに成功した。
一方、シナは、アジア、あるいはユーラシアの盟主とばかり考えていた大
昔の考え方が抜け切らず、産業革命を取り込むことも、国内の近代的な国
家インフラにも取り掛かることさえできなかった無秩序状態にあった。このよ
うな旧弊な大国主義と国内の秩序紊乱がはびこっていたせいで、シナは日
本に比して圧倒的な劣位に置かれることになった。また、過去の日本が、
漢字を取り入れたり、律令制度や道教・儒教的な世界観を学んだりと、中
華文明に強い影響を受けていた現実があったことから、日本が明治以降、
和魂漢才から和魂洋才に移行していったことが、シナ人の誇りを傷つける
ことになった。
日本は昔、シナ文明の影響を強く受けただけに、アヘン戦争でイギリスに
翻弄される情けないシナを見て、欧米に対し強い危機感を抱くとともに、シ
ナ人に対してはある種の侮蔑的感情が湧いたことは確かである。これが、
華夷秩序で日本を見下していたシナ人にとっては耐え難い屈辱となり、今
に至っても日本を強く憎悪する元となっている。一方、シナ人にとっては、幕
末から明治へかけて、世界の潮流に合わせ、見事に近代国家に生まれ変
わった日本を見て、日本民族のその大きな潜在能力を認めざるを得なくなっ
ていた。
これが羨望と憎悪の入り混じったシナ人の対日本観の基本になってい
る。満州帝国の建国はシナ人の憎悪の原因ではない。むしろ、日本が満州
帝国を創立したおかげで、戦後、漢民族が中華人民共和国を造る基となっ
ている。敗戦当時、日本人居留民が満州を引き上げた時、残された膨大な
財産が今のシナの建国財力となったことは渡部昇一氏が指摘していること
である。このように、明治以降はすべての点においてシナは日本の偉大な
ポテンシャルを認めざるを得ない歴史を踏んでいるのである。
それは、戦後における日本の高度経済成長も同様である。自国民のバン
ドリングのため、大日本帝国を敵視する抗日教育を行っている現代のシナ
も、田中角栄の日中国交回復以来の日本の助力や膨大な資金援助、技
術貢献などについては一切語ることをしない。今のシナの生産技術力向上
による経済発展、また、それに伴う急速な軍事力の近代化や進歩が、日本
の巨額なODA資金や、日本人の技術援助によって成し遂げられてきた事
実は彼らにとって、もっとも大きな禁忌となっている。これだけでも、この国
特有の内政問題が生起しなくても、技術力や経済発展がいずれ大きな壁
にぶち当たることを十分に予想することができる。
昨年の対日暴動的な反日運動のきっかけのひとつが興味深いデマから
生じたことは、日本人には案外知られていない。それは、角川映画で「男た
ちの大和」を製作するにあたって、実物大スケールの戦艦大和のロケセット
用模型を造り始めたとき、インターネットでシナの若者の間にその噂が広ま
り、ロケセットの戦艦大和は、いつしか「本物の戦艦大和建造」ということに
なっていった経緯があったらしい。これが経済成長を遂げているシナ人の
日本コンプレックスを痛く刺激したと私は見ている。
シナ人にとっては戦艦大和という存在は、日本の優位性のシンボル以外
の何物でもなく、まさに、日本がアジアで唯一、堂々と産業革命に成功した
ことの絶対的な証として目に映っているのである。日本人が戦艦大和を建
造できたという絶対的な事実は、シナ人にとっては自国劣位を認めざるを得
ないという屈辱以外の何物でもなかった。同時にそのことは、現在の自国
経済成長の原因が日本の余力から生じたという圧倒的な事実を見せ付け
るものであり、シナ人の民族的な自信を根底から覆すものであった。斯様な
理由で昨年のあの暴動的な反日騒ぎは対日コンプレックスの裏返しとして
起こったものである。
以上のことから、シナ人が、日本宰相の靖国参拝を強硬に反対する真意
とは、日本人の心に「軍国主義」が復活することを怖れてのことではない。
それは、彼らが、アメリカという大国と大東亜戦争を戦い抜いた日本という
国の底力を認識せざるを得ない歴史的な象徴として靖国神社を見ているか
らである。つまり、日本人が靖国神社に参拝する行為とは、日本人が己の
偉大さに気が付く最も中心的な場所として彼らが見ているからに他ならな
い。
彼らがもっとも畏怖しているものは、日本人が東京裁判の呪縛から覚醒し
て、本来の日本人に戻ることなのである。アメリカ以外に日本民族の本当
の底力を心底見抜いているのは、反日意識に拘泥するシナ人と韓半島人
なのである。この反日国家が一番憂慮していることは、日本が覚醒して真
の国防観念に目覚め、日本が核武装を志向することなのである。
我が国が核武装を成し遂げ、ロシアも含む近隣国への抑止効果が現出し
た時、日本人の精神が徐々に日本文明の構築に向かえば、彼らのイデオ
ロギーや文明観は根底から揺らぐことになる。従って彼らは日本が自主独
立を取り戻すことを心底から怖れているのである。特にシナはそのことに神
経過敏になっているのである。日本人は自身が眠れる獅子であることにま
だ気が付いていない。
ところで、最近、中共政府が、インドに対して国連常任理事国になることを
推奨するような発言をした。これはアメリカと日本がインドと結びつくことによ
って、強力な対シナ包囲網が築かれてしまう動きを牽制するためである。も
う一つは、この動きの中で、日本がインドと同様に核武装への志向を持つこ
とを怖れているのである。アメリカ文明は、シナと同様に侵略と搾取の型を
持っているが、日本文明は真に平和共生を根っこに持つから、彼らのパラ
ダイムから見れば異質この上もない文明の形である。特にシナは日本文明
が華開けば、自国が文明的に保たないということを知っているのである。な
ぜなら、中華人民共和国は大東亜戦争の落とし子として日本の力で生ま
れた国家だからである。
神道的民族心性から生まれる共生思想を、あらたな世界文明のモデルと
して日本が生まれ変わらなければ世界の未来は絶望しかない。そのため
にも日本は文明として属国的な方向を選ぶべきではない。シナにも、アメリ
カにも、ロシアにも決然として自立した国家として存続するには、当面の条
件としては核武装を行う以外に選択肢はない。
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