« 植草氏逮捕劇の大いなる違和感 | トップページ | 今回、植草氏擁護論が激減した奇妙さについて »

2006年9月16日 (土)

植草氏を庇って何の得があるのかという質問に

  下記のコメントをいただいたので、思うところを述べてみます。

 >これだけ社会的な信用を失墜した人を陥れて、
  >なにか得があるでしょうか。? 

  >あなたは教授を擁護することで何か得でもある
  >のでしょうか?

 たしかに植草氏は「手鏡事件」の冤罪を浴びて信用を失墜
していましたが、最近では精力的にあちこちで言論活動を行
っていたみたいです。たとえば、宮崎学氏が主催するネット
論壇「直言」などでも、小泉政権の鋭い批判を手を緩めずに
行っていました。宮崎氏も植草氏の現政権批判は斯界第一
であると太鼓判を押していました。

 従って、小泉・竹中が中心になって築いてきたいわゆる構
造改革の反国益性が植草氏の舌鋒により、以前より核心を
衝いて鋭くも鮮明に暴かれる傾向が強くなっていたと思いま
す。これを最も危惧したのが竹中平蔵だと思いますが、彼の
背後にはアメリカの監視の眼が存在しているので、植草氏を
再度、陥穽に陥れることを意図したのはアメリカの指令があ
ったのではないでしょうか。

 植草氏の経済理論は、私のような門外漢にとっては専門的
過ぎてわかりにくい箇所も多々ありますが、小泉におもねる
御用学者たちにとって、植草氏の言論活動は、経済学者とし
ての無能性を暴くに等しい恐ろしい存在となっています。つま
り、新自由主義経済に改変されていく我が国の構造改革を、
見て見ぬ振りをしている御用学者たちにとっては植草氏の言
動に戦々兢々としているということです。

 植草氏の専門的な分析能力は、我々シロウトが想像する以
上にその世界にとっては大きな影響力を持っています。そうで
なければ、手鏡事件などの実質的被害が曖昧で、ご本人の社
会的な信用だけが剥奪されるというような謀略は働かないと思
います。今回の痴漢事件も、ご本人の社会的信用を永久に失
墜させようとする謀略側の激しい意志が感じられます。

 植草氏を庇って、何か私自身が徳になることなどあるのかと
いうお尋ねですが、徳になることは何もありません。小泉施政の
売国性に気が付いている経済学者はかなり多いと思います。し
かし、彼らはそのことをけっして表現はしません。国益優先や国
家毀損防御よりも、自己保身が大事だからです。

 私が彼を応援する理由は、ひとえに彼の学者としての良心と、
言論活動におけるその武士道精神に感じているからです。彼の
言説をよく読んでみるとわかりますが、彼は立派な人物であるこ
とを確信できます。

 一言で申すなら、植草氏は日本の経済学になくてはならない稀
有な人物の一人であるということです。彼がこういう理不尽な人生
の苦難を一人で浴びている現状は、他の経済学者たちがヘタレで
だらしないからなのです。何名か名を知られた経済学者たちが、植
草氏と同様に現政権の欺瞞に敢然と立ち向かっていれば、植草氏
がこのような目に遭うことはないと思います。

|

« 植草氏逮捕劇の大いなる違和感 | トップページ | 今回、植草氏擁護論が激減した奇妙さについて »

コメント

● 管理人氏「私のような門外漢にとっては専門的過ぎてわかりにくい箇所も多々あります」と言いつつ
「小泉におもねる御用学者たちにとって、植草氏の言論活動は、経済学者としての無能性を暴くに等しい恐ろしい存在」とよく判ってる。
● 植草氏「酔ってて覚えていない」と言いつつ
「荷物と傘を両手に持ってたからお尻撫でようにも撫でられない」とよく覚えてる。
● 植草氏も管理人氏も「矛盾」とか「整合性」とかあまり使わぬ方がいいよ。

投稿: 矛&盾 | 2006年9月30日 (土) 11時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/141377/11919319

この記事へのトラックバック一覧です: 植草氏を庇って何の得があるのかという質問に:

» 国民の権利及び義務 第三十三条 [ものさしは1つなのか]
第三十三条 [逮捕の制約] 何人も、現行犯として逮捕される場合を除いては、権限を有する司法官憲が発し、且つ理由となっている犯罪を 明示する令状によらなければ、逮捕されない。 植草さん問題で少し 報道されている事が事実なのであればこの条文により逮捕される事に... [続きを読む]

受信: 2006年9月18日 (月) 19時58分

» そこまで高尚ではないけど、 [ピー♪のよろず屋]
植草氏を庇って何の得があるのかという質問にhttp://shimotazawa. [続きを読む]

受信: 2006年9月26日 (火) 14時56分

« 植草氏逮捕劇の大いなる違和感 | トップページ | 今回、植草氏擁護論が激減した奇妙さについて »