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2006年10月28日 (土)

郵政造反組復党?正気なのか

    ( YOMIURI ONLINE 10/25 より抜粋)

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安倍首相は24日夕、郵政民営化に反対し、自民党を離党した「造反組」
の復党問題について、「最終的には党の判断を聞いた上で、私が判断す
る」と語った。9月の首相指名選挙で安倍氏に投票した平沼赳夫・元経済
産業相ら12人の無所属議員の復党を、自らが判断して容認する考えを示
唆したものだ。首相官邸で記者団に語った。*********************************************************


 昨年、郵政民営化関連法案に反対して自民党から追放された「郵政造
反組」の年内復党がどうやら本格的に決まったようだ。来年夏の参院選を
勝ち抜くためには、造反組の復党が不可欠という話が現実的に具体化さ
れてきたようだ。この話は、郵政問題総選挙で生き延びてきた自民党にと
ってはタブーであり、党内世論を二分する危険性を孕んでいる。とは言っ
てみたものの、私には隷米自民党のお家事情などはどうでもいいことで
ある。しかし、平沼赳夫氏ら、首相戦で安倍に投票した12人が自民党に
復党することの奇態さ、その変節に心底驚いている。

 平沼赳夫氏は人間としてやってはならないことに踏み込もうとしている。
私は平沼氏が、小泉が狂気の熱情でごり押しした郵政民営化法案可決
までの国際的な意味を最もよく知悉している人だと考えていた。つまり、
あの郵政民営化法案はアメリカ主導の反国益的、反国家的悪法なので
ある。小泉自身が言っていたように、郵政民営化は構造改革のカナメな
のである。だからこそ、造反者たちは抵抗勢力として小泉たちに睨まれ、
徹底的に疎まれた。彼らは構造改革の足を引っ張る害意ある犯罪者とい
う謂れのない罪を着せられた上に流刑を言い渡されたわけである。しか
し、彼らは日本という土台から見れば、最もまっとうな正論と批判力を持
った愛国・国益派議員だったのである。

 小泉政権の本質が隷米売国にある以上、郵政民営化法案に反対した
議員たちは国家に寄与する資格を持った唯一の国会議員だった。彼ら
の仁義としては自民党に復党するなどということは絶対にあってはなら
ない。私は、竹中と飯島勲が安倍政権中枢から外れたことによって、小
泉政治が踏襲されないというサインだと初めは思ったが、安倍は小泉政
権の構造改革を継続し、より強力に推進して行くとアメリカに媚を売った
施政方針演説を行っている。

 竹中や飯島が去っても官邸にはまだ中川秀直がいる。現幹事長中川
秀直は、かつて、「小泉なくして竹中なし。竹中なくして小泉なし。それが
真実だ」と豪語して憚らず、竹中を必死になって支えてきた人物である。
中川秀直という人物は、竹中平蔵や飯島勲の手法を徹底的に踏襲して
いる人物だと私は見ている。小泉は「官邸主導型政治」という革命的な
政治体制を作った。はっきり言えば官邸独裁政治である。これを支えた
中川が、「ファッショ型官邸主導政治」を操舵しないと考える方が不自然
である。従って、安倍政権の本質は小泉政権とほとんど変わらないとい
うことである。

 安倍内閣は新自由主義による米国の肝煎り政権であることを自ら言明
しているのだ。米国に阿諛追従する新自由主義の政治形態を踏襲するこ
とは、明らかなる日本破壊である。ここに復党することは日本国家に対す
る裏切りであろう。平沼氏は女系天皇論を激しく攻撃した。そこまで日本
の国体を明示する者ならば、小泉政権踏襲自民党に復党するのは皇統
への裏切りでもある。

 平沼氏は自民党に復党して、我が国の対米隷属体制を覆す公算でも
あるというのか。もしないのであれば、平沼氏は人間としても最低の政
治家となる。私は平沼氏や亀井静香氏が中心となって、小泉売国政治
の持続を打ち破り、新自由主義に塗り替えられた日本の構造を転換して
新たに日本を始動させていく勢力のさきがけになると信じていただけに、
今回の復党意志は信じがたい。

 復党議員。そんな奴らは要らん!

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コメント

造反組の復党を最も警戒するのは、創○学会かもしれません。蛇足ながら…

投稿: 憂国のAS | 2006年11月 2日 (木) 04時03分

>厄介者(小泉前首相)が消えて、
>早速元の体質に戻り始めた印象を受けます。

それならばいいのですが、厄介者は小泉、竹中、
飯島だけではありません。今、安倍政権に居座っ
ている議員の中にも相当数の隷米議員がいるはず
です。彼らの意識構造が続く限り、小泉体制は持
続するでしょう。

 何と言っても「官邸主導型政治」を必死で支え
てきた中川秀直が幹事長になっているんですか
ら。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2006年11月 2日 (木) 01時26分

憂国のAS 様

 コメントありがとうございました。

 おっしゃることはよくわかります。政治家の力量、本命は法案
を通すことです。従って、平沼氏が少数野党でくすぶり続けても
その力量が発揮されないことは明瞭です。

 しかしながら、敵地に乗り込んでトロイの木馬作戦を行うには
あまりにも、小泉従米政権の慣性が付きすぎています。むしろ、
小泉や米国に歯軋りをしながら、面従腹背の自民党連中を外
側に引っ張り、民主党の有志とも合流して一大政党を築く方が、
理念的にもはるかに筋が通っているでしょう。今の自民党は米
国の傀儡性格が深く馴染んでしまっている以上、朝鮮総連と似
たような非日本的な組織と化しています。

 ここに分け入って、平沼氏一人が組織性格を塗り変えること
はもはや現実的ではないような気がします。平沼氏たちが自民
党にこだわる気持ちは良くわかりますし、安部晋三とも政策展
望が似ていることも承知しています。しかし、肝心の安倍自身が
何らかの方法で小泉政権を完全否定しないうちは、旧来の自民
党の要素は皆無の政党です。つまり、今の自民党は日本の政
党ではなく、米国の肝煎り政権といいますか、革命的な政党に
なっています。従って、今の自民党に日の丸を掲げる資格はな
いのです。

 ここへ復党するということは、アメリカに屈服して日の丸を下ろ
すことに等しいのです。 おっしゃるように小泉政権を否定しただ
けではアメリカにつぶされるでしょう。大きな声では言えません
が、安倍に一縷の期待をする部分があるとするなら、アメリカに
国富を貢ぎながら、日本の核武装を確実に実現することです。
これが成功すれば、理論的にも、実際にも、アメリカと対等にな
り、自主権を獲得することが出来るはずです。核武装もいや、
アメリカ隷従もいやでは日本は自滅するしかありません。

 対米自立の方策には、国家の自尊独立の気運を興隆すると
共に、核武装をしなければならないでしょう。日本にとって、最も
難問であるのは、核武装への道程ではなく、自立自衛の国民
意識の醸成なんです。これがないから自ら動かないままに受身
になっていると思います。だから、アメリカに睨まれる危険を犯し
てでも、アメリカの真実の姿は伝えるべきでしょう。当然、小泉
政権の売国本質も国民に知らせるべきです。本物の対米感覚
さえ持てば、今までのように米国に食われ続けることはないで
しょう。アメリカの本質をきちんと認識して付き合えば日本人は
うまくやるでしょう。しかし、小泉のような拝米は自滅しかありま
せん。

 いずれにしましても、郵政資金がアメリカ投機筋の金融工学
的手法で巻き上げられてしまったら、日本は三流国家に転落し
てしまいます。国富が消尽してしまったら、時すでに遅しです。
その時慌てて捲土重来を志向しても後の祭りとなります。

>民主党は、旧社会党が多すぎて2大政党になるのは難しい
>と感じています。

 そうなんですよね。民主党はアカの人が多すぎます。しかし、
今の自民党が戦略なき親米を続ける限り、この政党も「アカ」政
党なんです。なぜなら、アメリカ合衆国はマルクス・レーニン主
義を介さない「アカの帝国」だからです。国家存在論的には米
国は伝統時間を持たない左翼国家です。アメリカは旧ソ連の兄
弟国家が「自由」の衣を被って生き続けているような左翼帝国
ですからね。左翼ですから日本の天皇や伝統を憎み解体しよう
とするわけです。

 小泉の構造改革とは、アカ帝国アメリカの指令による革命政
策であり、その頂点に郵政民営化がありました。従って、平沼氏
や亀井静香氏たち、郵政造反組はアカの革命政権に反旗を翻し
たわけです。旧来の自民党に楯突いたわけではありません。従
って、復党という行動は、革命政権が倒れてデフォルトの日本政
党に戻るまではやってはならないことだと考えています。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2006年11月 2日 (木) 01時10分

>一部の人間の利権を守るために大金が動くことについて、
また、そのお金で選挙戦を戦うことについて

資本主義をとっている以上、資本を持つ者が発言力を持つことはある程度致し方ないのでは。また、資本がより効率的に回る社会制度も、広い意味では国益に繋がります(一般論)。わたしはむしろ、一般選挙民の意識が脆弱なことが気に掛かります。投票率50%の選挙結果が民意と言えるでしょうか?

投稿: cameraman | 2006年10月31日 (火) 22時44分

To 魔人様

>造反さんたちは
>自分から出ていったわけではなく
>無理やり追放されたんですよ。

日本の政治は政党政治です。
国民は一政治家に投票しているつもりでも、
政党を含めて投票していることになります。

日本人はその辺の理解度が低いため、
知名度が高いだけの無所属議員にも票を入れますが、
党に属さない議員はほとんど何もできず、
また、属していても与党でなければ
政策を実現することができません。

党内で反対する分には問題ありませんが、
党として国会へ提出した法案に対して、
党員のまま断固反対し続けたのですから、
その方が私には不可解です。

彼等は本来、自ら党を出るべきであり、
それが追い出されるまで居座り、
ほとぼりが冷めた頃合を見計らって復党する
なんてことが平然と行われようとしていることに
驚きを隠せません。

また、彼等が民意を汲んでいる政治家なら
まだ良いのですが、
民意は昨年の選挙結果から明らかであり、
始末に負えない方々だと思います。

それを選挙のために復党させる自民党は
厄介者(小泉前首相)が消えて、
早速元の体質に戻り始めた印象を受けます。

投稿: コメ | 2006年10月31日 (火) 14時07分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061031-00000101-yom-pol

小泉さん達が3兆円稼いだ という話には
信憑性が全くありませんが、
国民新党代表の綿貫民輔氏が
『郵政民営化反対』と言って集めた金は
約4億5千万くらいになるようですよ。

国民の郵政民営化に対する総意は
衆議院選挙の結果を見れば明らかです。
にも関わらず、献金額ではトップです。

一部の人間の利権を守るために大金が動くことについて、
また、そのお金で選挙戦を戦うことについて
管理人様はどのようにお考えですか?

投稿: 通りすがり | 2006年10月31日 (火) 13時40分

追伸:小泉政権に今の段階でノーと言いつけるのは、アメリカに首相の首を切られるだけだと思います。アメリカに対して慎重にならなければ、植草氏ではありませんがいつ政治的に抹殺されてもおかしくないと思います。MD構想を導入しようとする安倍氏の対米隷従ぶりには疑問も感じますが…仮に迎撃に成功したとしても、日本海上で核ミサイルを迎撃したら死の灰が降って来ますから。
日本の核保有をいつ主張してくれるかを見届けております。

投稿: 憂国のAS | 2006年10月31日 (火) 08時02分

管理人様
私は今回の平沼氏の復党はむしろ望んでおりましたし、このようになるとも思っていました。
平沼氏が今から新党を立ち上げ体制を整え、そして対米隷従のインサイダーで豊富な資金を得た可能性があるグループに対抗していこうとしても、いくら徳川家のサポートがあったにしても先に政治資金が枯渇し結果的に敗北する可能性が強いと思います。

拉致問題等で親交の深い安倍氏が対米隷従一辺倒の今の自民党に平沼氏を加えることは自民党の潮流が変化する契機となると思います。
そして城内氏・古川氏(人権擁護法案の件も大変勉強されているようでした)・小泉龍司氏等々の議員も近い将来自民党に復党し、重要ポストを占めるようになればチャンスが生まれると思います。
そして、植草氏や西村眞吾氏・鈴木宗男氏等も適材適所に配置すれば、国益にかなった体制ができると思います。
民主党は、旧社会党が多すぎて2大政党になるのは難しいと感じています。

投稿: 憂国のAS | 2006年10月31日 (火) 07時53分

nobusukegou様

>安倍氏は木内、平沼氏とは一番近い政治信条だ
>ったはず、小泉の顔色を窺い、擁護せに・・・
>借りを返したいのか?

 まあ、小泉内閣の官房長官をやっていた手前、
小泉を立てなければならない。しかし、平沼氏や
城内氏の復党も願っている。板ばさみです。

 安倍が前内閣への義理よりも日本国の前途を
きちんと考えるなら、小泉政権にノーを叩きつ
けるべきです。それならば郵政造反議員の復党
は有りうるでしょう。小泉は国柄を散々破壊し
ておいて、その後を受け継ぐ政権が「美しい国」
などとは言えないはずです。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2006年10月31日 (火) 01時12分

ロカシーニョ様

 コメントありがとうございました。

>造反議員が復党したら、自民の評判は悪くなり
>民主党に政権交代される可能性は高くなる気が
>します。

評判が悪くなることはたしかでしょう。小泉
構造改革に反旗を翻した者たちを復党させたの
では党の一貫性がないと言われても当然です。

 平沼氏たちが復党した場合、あの郵政民営化
とは一体何だったのかという疑念が党内からも
出てくるでしょうし、cameramanさんの言うよ
うにプロとして政策理念の乖離が出る状況は致
命的でしょう。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2006年10月31日 (火) 01時04分

いすけ屋 様


 コメントありがとうございました。
復党して内部から改革・修正を行うというのは
わかりやすいのですが、昨年の郵政民営化で小泉
は言いました。

 「郵政民営化に賛成か、反対か」、充分な審議
にもかけず、外資利益にどう対抗するかも検討せず、
検討させず、イエスかノーかの二項対立の選択を
迫ったわけです。

 これに不信を抱き、ノーを提示した議員たちは党外
追放を受けました。安倍政権が郵政民営化に反対し
た議員たちを党是に違反したと言っている以上、戻ら
せる道理も、戻る道理もないと思います。 唯一復党
する条件は、安倍政権が明確に小泉政権を否定した
場合だけだと思います。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2006年10月30日 (月) 23時52分

二十歳の小僧の意見ですが、造反議員が復党したら、自民の評判は悪くなり民主党に政権交代される可能性は高くなる気がします。個人的には、政権交代はされたほうがいいと思っていますが、造反議員の一貫性のない態度は、民主党には好都合、という気がします。

投稿: ロカシーニョ | 2006年10月30日 (月) 11時34分

初めまして、
植草氏擁護に孤軍奮闘されていること、陰ながら応援してしております。

復党問題に関し、

平沼氏に対する評価は「敵の敵は味方」
復党するとなれば単なる「変節漢」。

自民党の問題でどおでも良いが、世間の耳目を集めることは歓迎。

安倍氏は木内、平沼氏とは一番近い政治信条だったはず、小泉の顔色を窺い、擁護せずに・・・・
借りを返したいのか?


投稿: nobusukegou | 2006年10月30日 (月) 02時29分

政党内での意見の対立と、与野党間の対立とは質が違います。政党内の対立は基本的に組織を守る力学が優先されます。もちろん100人の大人が一致するわけがありませんが、基本的政策、方向性で揉めるのは不健康です。郵政民営化問題は郵便局が減る、不便になるといった問題ではありません。管理人さまの解説が詳しいので省きますが。そういった意味で復党問題は疑問です。どちらが正しいか?では無く、民主主義的な意思決定法をプロの議員が承知しているのか?疑問です。

投稿: cameraman | 2006年10月29日 (日) 14時49分

神州の泉さん、毎日楽しみに拝見しております。小泉政権、植草氏への評価等、全く同意いたします。ただ、今回の復党問題に関しては少し意見が違います。国を想い郵政民営化に反対した彼等こそ真の国会議員です。汚れた自民党を浄化するためにも1日も早く復党していただき、安部政権の小泉色を塗り替えてほしいものです。

投稿: いすけ屋 | 2006年10月29日 (日) 12時44分

造反さんたちは
自分から出ていったわけではなく
無理やり追放されたんですよ。

投稿: 魔人 | 2006年10月29日 (日) 03時20分

与党に反対なら、野党になるべきです。
誰々が居なくなったら戻る---3歳児レベルです。
もちろん、選挙民も。

投稿: cameraman | 2006年10月28日 (土) 20時57分

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