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2007年2月23日 (金)

植草事件の闇(6)◎性癖説に牛耳られたマスコミ

 この間、東京都内で早稲田大学の関係者と会い、植草一秀氏の話をし
た。この人A氏は、植草氏を陰になり日向となってサポートしていたお一
人であるが、植草氏が巻き込まれた2004年の件と2006年のことで、
大学関係者からかなり辛らつな非難を浴びていて、困惑というか、その
面持ちには強い悔しさがうかがわれた。

 A氏からいろいろと話を聞くうちに、早稲田大学のA氏の友人たちから、
植草氏の病気説が出ていたということがわかった。A氏は品川駅構内の
高輪出口付近エスカレーターにおける手鏡事件の時、早稲田大学にたい
して、判決が出る前に植草氏を解職するのはおかしいと堂々と抗議を行
い、それからも植草氏をサポートし続けたそうである。

 A氏は昨年、2006年9月の痴漢容疑事件が起きた時は、驚天動地の
思いで、植草氏にどういうことなのか釈明してもらいたいと思い、彼宛に
何度かメールしたそうである。しかし返事は来なかった。それもそのはず
で、植草氏は拘束され、メールの返事どころではなかったのだ。

 また、A氏はこうも言っていた。『植草さんと野○総研時代に席を並べて
いたという人の知り合いから、私の友人が聞いた話ですが、野○総研で
は彼の性癖は有名で、ついに野○総研はそれを隠しきれなくなって植草
さんを放出したという事を言っている人がいます。その事を知らなくて教授
にした早稲田大学が情けないとも言っているくらいです』と語気荒く私に語
り、何とか真実を暴けないものかと、強い無念をにじませながら心中を吐
露した。
 
 A氏の真剣さと気迫に圧倒された私は、自分の知る範囲で、国策捜査
の疑いが極めて濃いことをこの方に伝えた。A氏からいろいろと話を聞くう
ちに、大学周辺や、野○総研から、植草氏の病的性癖説がにわかに広
がり、その説が既知の事実のように流されたことがわかってきた。つまり、
京急電車内痴漢事件の初期報道でさんざん流されていた病気性癖説が、
品川手鏡事件の時も流されていたのである。二回とも、同じパターンの言
い方が、テレビや他の刊行物、あるいは植草氏の職場周辺から判を押し
たように流されている。

 その典型的な事例として、以下の動画がある。大阪朝日放送(ABC)の
「ムーブ」という番組で、テレビ的に有名な評論家たちの口から、植草氏
の病気説がまことしやかに出されている。これはネットの動画になって
配信され、今も視聴可能である。

http://www.youtube.com/watch?v=JhgFeMPtwOU

 この放送は、女性セブン誌が出した唐突な記事「植草一秀容疑者 
痴漢で示談7回の過去」
を引き合いに出し、それについて各コメンテ
ーターが意見を述べていくという進行になっている。この中で評論家の
宮崎哲弥氏と、弁護士でタレント活動も兼ねる橋下徹氏が、植草氏の
病的性癖説を熱弁しているのだ。しかも薬物治療の必要性まで語って
いる。つまり、品川手鏡事件の時と同様に、京急電車内の都条例違反
疑惑も、植草氏の病的な性癖によって行なわれたという一方的な見解
が強弁されたのである。

 唐突に、不自然に強調された植草氏の性癖説は、植草氏側の弁明も
なく、乱暴な形で茶の間に流されたのである。ここに、女性週刊誌と、こ
の朝日放送に共通する恣意的な悪意を感じないだろうか。「女性セブン」
誌では、植草氏が過去に7回の痴漢摘発があって、それは全部示談に
なっていると書いた。これを読んでいる人は、当時のこのきわめてセンセ
ーショナルな「7回の示談」報道を思い起こして欲しい。示談が7回為され
ていたという報道が、女性セブン誌以外から、別個の取材ソースとしてど
こからか出ていたのだろうか。

 大事なことなので、よく考えてみて欲しい。私の記憶する限り、この「7
回示談」に関する報道は「女性セブン」誌以外からは出ていない。これを
報道した各社は一様に「女性セブンによれば」という断りで始まっていた。
つまり、この報道ネタは小学館の女性セブン一誌のみなのである。警察
からリークされた第一次報道が、一つの週刊誌だけだったというのは、そ
れだけで奇妙である。

 捜査関係者が、マスコミにサイド情報(横流し情報)として流す場合に、
このような重大な件名を通俗的な雑誌一誌だけに流すだろうか。私はそ
の記事が書かれた女性セブン誌(十月五日号)を手に持っているが、不
思議なことに、過去7回の示談の経緯や状況を書いている箇所は何も
ない。断言するが、これは完全にでたらめで印象報道そのものである。     

 植草氏を嵌めた何者かが、彼の病的性癖説定着を補強する意図で流
した悪質きわまる印象操作報道である。女性セブンの「過去7回示談」報
道はまったくのでたらめで、事実そのものがない。私は官憲が、国策捜査
を成功させる上塗り手段として行なったこの「示談7回報道」は、植草氏の
病的性癖説を補完するどころか、間違いなく大失敗であったと思っている。

 彼らは念を入れすぎて墓穴を掘った。妙だとは思わないだろうか。この
「過去7回」報道がである。植草氏の三回に及ぶ鉄道内の事件は簡単に
要約すれば次の通りである。

○1998年  JR東海道線横浜~川崎間。植草氏が湿疹を掻いたことが
        向かいの座席に座った女性に勘違いされる → 罰金刑

○2004年  JR品川駅構内の手鏡事件 → 罰金刑。手鏡没収

○2006年  京浜急行品川~蒲田間。痴漢行為疑惑 → 公判中。

 上のように、一回目が東海道線車両の事件、二回目が品川手鏡事件、
三回目が京急電車内の痴漢事件。この三度の連続性を不動のものとす
るために、謀略側はマスコミを動員し、後追いで「過去7回示談」報道を
追加した。これが謀略側の大失敗であったことを指摘する。「過去7回
示談」報道には、植草氏を嵌めた存在の大きな焦りが見て取れる。

 それは、記事の信憑性云々よりも、とにかく7回の示談があったことを
出して、だめ押ししようとする意図が見え見えだからである。これに宮崎
哲弥氏と橋下弁護士が映像メディアのだめ押しとして乗ったわけである。
7回の痴漢事実があって、示談に持ち込んだ過去があるとやれば、病的
性癖説はもはや動かしがたい印象として固定化する。ところがこの「7回」
は真っ赤な嘘。これによって、東海道線車両、品川駅、京急電車の三度
の連続性も脆弱になってしまうのである。国民に性癖による連続性を印
象づけようとして、だめ押ししたことが、かえって彼らの作為性を露呈す
ることになったわけである。

 それに加えて、品川事件も京急事件も、「りそなインサイダー取引」疑惑
を植草氏に追求されるのを畏れる権力側に捏造されたと考えて間違いな
い。1998年の東海道線車両内の事件は冤罪。そのあとの二度にわたる
事件は国策捜査によるでっち上げである。さまざまなことを考察すれば、
その傍証が成立してしまうのだ。つまり、メディアによる病的性癖説の流
布と、小泉政権がらみの経済犯罪疑惑が合体すると、植草事件が大きな
経済犯罪を背景にした「やらせ」事件であったことがはっきりと見えてくる。

 そして、公判で出てくる証言はあちこちにほころびが出ている。最も強烈
なものは、車両にいた乗客の一人で、植草氏のネクタイをつかんで、駅
員室に強引に引き連れて言った者を、目撃証言者が「私服の男性」
と思わず言ってしまった
ことだ。これは謀略側にとっては致命的であり、
まさに国策捜査を疑わせるに充分な証言記録である。検察と証言者との
綿密な打ち合わせや応答訓練にも関わらず、普段使用している“その
道独特の常用言葉”
が思わず飛び出してしまったということだ。

 私服の男性というのは、明らかに私服刑事のことである。私服刑事とい
う言葉を頻繁に使うことが日常化している職業の目撃者、そして植草氏
に「子供の見ている前で恥ずかしくないんですか?」と説教する婦人警官
のようなキャラクターの女子高生。これらは、○察関係者で構成された
「でっち上げ工作斑」と考えることが、もっとも合理的な推論ではない
だろうか。


 つまり、この事件は、報道の虚偽性、その報道への不自然な補完作業、
そして、公判証言から出る多くのボロ(作為性)などをみると、全体が虚偽
の事件であることがわかる。まもなく莫大な郵政資金がアメリカに流出す
るだろう。郵政民営化推進論者、すなわち売国構造改革派が恐れること
は、郵政民営化の完全実現を阻む者である。植草氏は、外資に利益誘
導する性格の構造改革はまやかしであり、有害だと言い続けてきた。

 りそなインサイダー疑惑が、植草氏によって国民に知られると、郵政民
営化を中心とする諸々の構造改革がまやかしであり、外資へ利益供与す
るためのシステム改変であることが暴露される。だからこそ、謀略側は大
慌てで粗っぽい仕掛けを植草氏にかけた。その結果、彼らは抜け目ない
どころか、数々の失態を演じている。その一つが京急蒲田付近での電
車内の痴漢行為が、すし詰めの満員電車とはかけ離れたまばらな
混み具合の中で発生したとされたことである。

 たとえば、抗精神薬を混入された紹興酒を植草氏が飲んでいて、意識
がおぼつかなかったとしても、周囲からよく見える状況下での痴漢発生
は不自然きわまりない。ましてや、被害者が二分間もその場を動かな
かったなどということは、奇妙さを通り越して充分に作為的である。

 A氏が困惑した植草氏の病的性癖説は、謀略側が植草氏のイメージダ
ウンを意図して、警察やマスコミを使役して行った印象操作にほかならな
い。国策捜査とは第一義的に、国民に時代の変化を印象づけるため、
自分たちが意図した時代構築にそぐわない考えを持つ識者を罠に落とす
ことにある。その目的は、その人間のイメージを徹底的にたたき落とすこ
とによって、時代が変わったことを国民に印象付けることにある。その意
味で、植草氏が受けた身に覚えのない連続した事件は、完璧に国策捜
査の性格を宿していると言えるのである。


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コメント

痴漢されていて、2分間もじっとしているなんて、考えられない。それだけで、でっちあげられた冤罪事件であると思う。
まして、満員電車でなく、誰でもが目にすることができる光景で行われたとなると、冤罪としか思えない。
政府にとって好ましくない意見を言う人物を拘束しようとすることはあり得る話であると思う。
まして、国の莫大な税金を投入したりそな銀行をタダ同然に外資に売った罪も追及されなければならない。

投稿: ひろ | 2009年2月13日 (金) 01時40分

植草事件、911事件、神戸事件、オウム事件、他にも色々。

犯罪の背後にいる組織の方々、随分慌てているみたいですね。
あとは、時間の問題でしょうか。

投稿: 一番のポイント | 2007年2月25日 (日) 00時46分

小泉政権の経済運営に対する分析は、植草氏の冤罪の可能性の一つの根拠として述べられています。ここでは。ですから仔細な内容、議論の余地のある内容はむしろ本筋からはずれるでしょう。
1.経済危機を国民に知らせたのは、「風説の流布?」
議論の余地ありです。たった10億円で売られたのは、それ以上の金額提示が無かったからです。まともな経済状態ではなかった証拠です。
2.リそなが健全な銀行だった?
議論の余地ありです。竹中氏がおこなったウルトラCは健全銀行を破綻に見せたのではありません。繰延税金資産の解釈によって、破綻処理を国営化に変更したのです。公約違反ではありますが、犯罪と呼べますか?
3.道路公団が赤字になった事はない?あと数年で高速道路は無料化できた?
議論の余地有りです。民営化をすると無料化できなくなる理由はなんですか?

投稿: cameraman | 2007年2月24日 (土) 12時41分

議論のための議論を仕掛けられた時には、無視して中心に戻りましょう。いたずらに磨耗しないために。

私のまとめ方で大丈夫でしょうか?
管理人さん、添削請う!

<小泉政権の売国政策と経済犯罪>
http://blog.mag2.com/m/log/0000154606/107761176.html

<長銀の叩き売り>
植草氏は以前に米国を訪れたおり、「長銀はリップルウッドで決まっている」と前もって耳にしていた。

小泉政権は、まず、緊縮財政による不況の演出で金融不安を自作自演した。
そして金融危機という「風説の流布」で株式を売り煽り「株価操縦」を行った。

その結果、あの長銀は計画的に「たった10億円」で米国リップルウッドへ売却された。

<りそなインサイダー取引>
犯罪の中心となったのは、竹中平蔵、小泉純一郎、木村剛。

りそなホールデイングスの2002年3月の自己資本比率は8.73%で、実は優良な銀行だった。
それを、竹中平蔵が経理上の解釈を強引に変更して無理やり国有化した。

2002年4月22日
朝日監査法人の上層部は「竹中の監査方針」に沿った「理不尽な」監査結果を下し、奥山公認会計士会会長が「会長の通知」を発行。りそな銀行は破綻した。

2日後の4月24日
この犯罪の内情を知る立場にあった、りそな銀行会計監査の現場責任者・平田聡会計士がビルから転落死。
自殺だったのか、それとも誰かに殺されたのか、遺書は無かった。
「行動的で意思の強い、プロ中のプロ」、「妥協しないすごい人だった」とは、周りの弁。

<道路公団の民営化における詐欺報道>
実は、道路公団は一度も『赤字』になったことなどなかった。

将来の高速道路の無料開放に向けて、それまでの利益は着実に積立てられていた。
この『積立金』は、経理上は『負債』の項目に置かれていた。

小泉政権はマスコミと猪瀬を使って、この『積立金』を『負債』だとさも赤字のごとく吹聴させる詐欺報道で国民を騙した。
そして、一部の人間の利益のためだけに民営化した。

もし民営化していなければ、あと数年で多くの高速道路が無料となる予定だった。

投稿: 一番のポイント | 2007年2月24日 (土) 09時08分

余りにも壮大なお考えに拍手!

投稿: AK | 2007年2月24日 (土) 08時55分

ここにも貼らせて貰います。

管理人様

植草氏、酔余間違えて品川から京急下りに乗っちまった。
管理人様は女子高生と目撃証人は金で買収された権力側の手先と明言(これこそ冤罪!)するが、このご両人、神奈川県在住で、いつもと同じ通学・通勤経路を帰宅してた。 これの意味する所は??
極めて重要なポイント(判事も注目してる筈)ですが、単なる偶然ですか??
明快に答えて下さい。 

投稿: ?? | 2007年2月24日 (土) 08時44分

2ちゃんねるの「植草スレッド」です。

「植草氏の長期拘留・知人聴取は明らかに異常2」
http://money5.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1167806391/

2ちゃんねるの最近の傾向ですが、反体制的色彩が濃くなってきましたよ。
上記スレッドも「植草擁護」の論調になってきました。
お暇があれば覗いてみてください。

投稿: 匿名有志 | 2007年2月23日 (金) 14時31分

「私服」は、スーツでない意とも取れなくはない。
または、逮捕したのが私服警官だと聞いていて、それがポロッと出てしまったのかもしれない。
どちらにせよ、目撃者も一味と考えるには、弱いように思う。

全くのでっち上げの目撃者を、公開の法廷に出すのは、やはりリスクが高いと考えると思います。

今度こそは冤罪だと言われないために、一般人の目撃者を作ることに腐心したんだと思う。

非満員電車の二分間の痴漢行為はあまりにも不自然であり、でっち上げ目撃者なら、そんな証言をするはずがない。
(裏の裏をかかれている可能性もあるが…)

投稿: 梅 | 2007年2月23日 (金) 12時28分

リチャードさんの動画です。
http://alcyone.seesaa.net/article/34425304.html

投稿: 情報 | 2007年2月23日 (金) 11時43分

まばらな混み具合も、二分間の痴漢行為も、計画ではないでしょうか。目撃者を得るための。

今回はどうしても目撃者が欲しかったでしょうし。

投稿: 梅 | 2007年2月23日 (金) 10時27分

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