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2007年3月31日 (土)

3月28日 午前の証人(犯人逮捕者)尋問

3月28日 第六回公判、午前、犯人逮捕者への証人尋問
     (支援者B氏による傍聴記録)

3月28日の植草事件公判は午前中に、弁護側の申請による犯人逮捕者の証人尋問が行われた。以下は、証人に対して弁護士達、裁判官達、検事から様々に行われた尋問の結果を、一傍聴人が全体的にまとめたものである。当日は電車内の人物の位置関係等について、数枚の図面をもとに証人と弁護士達、裁判官達、検事の間で何度にもわたる細かな検討がなされたが、それらの図面は傍聴席からは見ることができなかったので、それに関する記述は一切はぶいてある。)

2006年9月13日夜の状況

 当日の証人の服装:黒のTシャツ、紺色のワイシャツ、グレイがかったジーンズ。
 持ち物:リュックサック。傘は折りたたみ傘。

 仕事を終えた後、10時過ぎに泉岳寺から京浜急行・快速久里浜行きに乗った。
 前から何両目の電車だったかは分からないが、乗ったのは3ドアの車輌の真ん中のドアからである。
 次の品川駅から電車は、押し合うほどではないが、かなり混んできた。
私の左隣にいた人が男だったか女だったかは分からない。
私は車輌の長いシートの端から二人目あたりに座っている乗客の前に立って本を読んでいた。

***

 品川駅を出てから2・3分後に「やめてください!」という女性の声を聞き、そちらにふり向いた。
 声を出した女性は女子高生のようにみえた。この2・3分というのは正確なものではなく、あとから逆算したおおよその見当である。
私自身は痴漢行為を見てはいない。

 その声をかけられた男は、つり革につかまってなく、女子高生の真後ろに立っていた。
 私がふり返って見た時に男は身を引く動作をしたので、被害者と被告の距離が最初はどのくらいであったかは正確には分からないが、ともかく男が女性の直ぐ後にいた。
 この身を引く動作は、身をのけぞらせる感じで、足が動いたとしてもせいぜい一歩か半歩。足が動いたとしても私からは見えなかった。
 男のこの最初の身を反らす動作は、ひるんだような、「失礼」という風な感じでであったが、その後男はそ知らぬ顔をし続けたので女子高生はますます気持ちが高ぶった。私が思うには、はっきり謝ると事実を認めることになるので、男は知らんぷりをしていたのであろう。

 女子高生は続いて、
「子供がいるのに恥ずかしくないのですか」、
「謝ってください」、
「次の駅でおりてください」と言った。

 女子高生は、男に抗議をした時は男の方に顔を向け、また顔を正面向きにもどし、また言葉をかける時には男の方に顔を向けた。男の方をふり向くのは右側からであった。
 男は少し女子高生から間隔をあけたが、位置を大きく変えたり、身体の向きを大きく変えたりしたことはない。
女子高生も場所は移動しなかった。

私が初めて男をみたとき、酒を飲んでいる気配は感じられなかった。

***

私は女子高生の最初の声を聞いて一瞬あっけにとられたが、女子高生が泣き出したので、何人かの乗客をかき分けて男の方へ移動した。声を聞いてから1分ぐらい後だと思う。
 私は女子高生に「さわられたの?」と聞くと彼女は「はい」と言った。
「突き出す?」と聞いたら、「はい」と答えた。

 私は、自分が逮捕した男が犯人だと言うことは、女と男のやりとりを見ていて、すでに分かっていた。
 また私が近づくとき、男の存在はまわりの乗客の間で浮き上がっていた。まわりの多数の乗客が一点を見つめている感じで、その中で男は注目されて浮いている感じがした。

 その男が、今この被告席にいるこの男であることに間違いはない。

 男に向かって「突き出すからね」と確認してから男をつかまえた。そのとき男はつり革につかまっていなかった。この「突き出すからね」という言葉に男はかすかに同意した感じで、文句は言わなかった。
私は右手で男の左腕を軽くたたいた。
男の所持品については覚えてはいない。

***

 私は蒲田駅につくまでの間に被害者と男の間に割り込んだ。男はややドア寄りに動いた。
 女子高生と私と男との間にもう一人ひとが入る余地はなかった。
私は女子高生と男の間にいて、泣いている彼女をなぐさめるようなことをしていたが、時々は男の方も見た。
 私は車内にいる間、駅に着いてから駅員たちに起こったことを話そうと考えていた。
 男はそれから蒲田駅に着くまでの間につり革をつかむようになった。どの段階でつり革につかまったかは分からないが、電車のゆれなどを利用してつり革の方に移動したようだ。
 電車が混んでいたので、男が逃げることは心配しなかった。電車の混み具合は、私が女子高生の方に近づく時人をかき分ける必要があるくらいの程度であった。
 蒲田駅に着くまでの間、私は男との間でそれ以上の言葉をかわさなかった。男はつり革のぶら下がって目を閉じていた。この状態が駅に着くまで続いた。その間、男が「やっていない、無実だ」などと言ったことは一度もない。

***

 女子高生と男に声をかけて一段落した時に、子どもたちの存在に気がつき、これが女子高生の言っていた子どもたちだな、と思った。子供は女子高生の後に複数いたと思う。両親がいたかどうかはさだかでないが、母親が子どもたちに話しかけていたような気がする。母親の位置は分からない。

 電車内で携帯で警察に電話をしたことはない。他の乗客が電話をしたこともない。

 男をつかんだもう一人の人物については、電車内にいたときには気がつかなかった。
 ホームに降りてから、男があばれたので、そのときもう一人の人物が男をつかまえていることに気がついた。

 男のドア側の近くに年配の人もいた。その年配者は私たちが蒲田駅で降りる時にアドバイスをくれた。

車内の他の乗客についてはよく覚えていない。

 (宮本裁判官が「弁護団は人違い説をとっているようだが真犯人が別にいたか」と質問したのに対し)真犯人があたりにいながらさっと逃げたので人違いになった、ということはない。

***

 電車が駅に到着しそうになった時、男と同じ向きに並んで左手でネクタイをつかんだ。ネクタイは真ん中あたりを二本一緒につかんだ。他の乗客がよけてくれたので、ネクタイをつかんだままドアに近づき。ドアが開いたので2人一緒に電車から降りた。ネクタイは駅事務室に行くまでずっとつかんでいた。

 降りたドアが図面上でのどちらのドアであったかははっきり分からないが、上のドアだったと思う。自分は京浜急行を利用するようになってからまだ一ヶ月もたっていなかったので電車にはなじんでいなかった。

***

 蒲田駅に降りた時、駅員は近くにはいなかった。ホームに降りてから男が抵抗したので、近くの人に「駅員を呼んでください」と頼み、駅員が来た。
男は「彼女と話させてください」と何度も繰り返した。しかし私は、女子高生は泣き続けているし、男は大声を出して暴れているので、2人を話させることはしなかった。私は男が話をさせてくれと言うのは示談を求めているのかなと思った。ホームで男がじたばた動こうとしたのは逃げるためではなく、女と話したいためだったと思う。
 駅員は男を捕まえることなく、「こちらへどうぞ」と案内するだけだったので、私も駅事務室の入口まで行った。

 駅事務室で女子高生はしきりの中に入り、男は私と並んで立っていた。
女子高生は母親に電話し、泣きながら「お母さん、また痴漢された」と言っていた。
 それから警官が大勢どやどやと入ってきた。女子高生が警官と何を話をしたかは分からない。
 男はその時も「女性と話させてください」と何度も繰り返した。

***

 私が捕まえたのが有名な植草一秀氏であることを知ったのは翌日である。
 私はそれまで前回の植草事件のことはほとんど知らなかった。上着のネームに植草という名を見たが、前回のと同一人物であることには気がつかなかった。

 私はその後事件について同僚に話をした。

 私がこの証人台に立つことになったのは、N弁護士が突然自宅に訪ねてきたことがあったからである。

(以上)


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3月28日 植草事件の公判傍聴記(4)最終版

3月28日 植草事件 第六回公判傍聴記(4)
 支援者A氏による最終版

                              

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 重いバッグも傘も、警察に押収されているわけだが、それらを持っていたことは、疑いようもないし、警察もそれを疑ってはいない。呼気のアルコール濃度から、極度の泥酔状態であったことも証明されている。これだけの荷物を持ち、しかも泥酔状態のとき、2分間も尻を触るなど、あり得ない。

 また平成18年12月20日の検察側の証人による証言は嘘であることは疑いようもない。彼は、被告が傘もバッグも持っておらず、両手で2分間尻を触り続けたと証言した。これは絶対にあり得ない。この証人は、蒲田警察署で7時間、検察庁に6回も通い猛特訓を受けたのに、その努力も報いられることはなかった。しかし、このことが、今回のでっち上げにかける警察の意気込みを物語っている。迷惑防止条例違反で、4人の検察官が公判に毎回出てくること自体、異常なのだそうだ。ただし、今回に限り一人に減った。
*********************************************************

車内の混み具合は、動けば人に触れ合う程度だった。前にいたと思われる女性が左回りに振り返った。

弁護人  若い女性は制服を着ていましたか。

被告   制服は分からなかった。

弁護人  女性が振り返った後、どこまで移動しましたか。

被告   女性は電車の進行方向に対し、右斜め後ろを向いていた。動い   た後、70~80cmの距離があったと思う。

弁護人  平成18年12月6日の意見陳述書では、あなたと被害者の距離は1~1.5mとありました。

被告   これは頭の中の間隔の距離でした。ビデオ撮影をして距離を測ったら、70~80cmだった。女性が動く前は、1~1.2mだったと思う。痴漢騒ぎかと思った。女性が大きな声を出したから、絶対に関わり合いになりたくないと思い、つり革を掴んで下を向いていた。そのとき、体の向きを変えたが、場所は変えていない。右手はつり革を掴んでいた。女性の声が聞こえ、目を開けたが、その後目をつむった。

Photo_28

かなり時間が経ってから、突然掴まれた。2人が掴んだのだと思う。向きを変えてから、30秒~1分後だと思う。その2人に対し「何ですか。ちょっと待ってくださいよ。なにもしてませんよ。」と非常に小さな声で言った。この場では、騒ぎにしたくはなかった。私と分かれば、大騒ぎになると思った。大騒ぎになれば、犯人に仕立て上げられると思い、下を向いて目をつむっていた。蒲田に着くまでそうしていた。そのときの女性の状況は分からない。泣いている声は全く聞こえなかった。到着したとき、その女性に聞いて、誤解を解かなければと思った。電車が着く直前、「逃げるなよ」と言って「逃げませんよ」と言った。つり革を握りかえしたのを覚えている。

弁護人 女性に対して、手で謝るような仕草をしたのですか。

被告  してません。謝っているような仕草に見えたのかもしれない。

弁護人  次の停車駅でネクタイを掴まれたのですか。

被告   掴まれていません。進行方向左のドアが開いて、到着後、捕まえた人に押さえつけられ、誤解を解くため話すことができると思っていた。

弁護人  周囲の人たちはどうしていましたか。

被告   痴漢騒ぎを注目している状態だった。女性と話をしたいと思っていたが話ができなかった。肉体的抵抗はそれほどしなかった。ネクタイを握っている手を振りほどくほどのことはしなかった。ネクタイが首にしまって苦しかったという記憶はない。

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やはり、訓練を受けたプロがやることですから、決して、首を絞めて殺してしまうとか、苦痛を与えるとかということは、なかったわけです。素人がやると絶対にそうはいきません。

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     ホームに着いてから、何も言われなかった。とにかく「女性と話をさせてくれ」と言った。何度も言った。取り押さえた人は何も返事をせず、強引に事務室に連れて行った。

弁護人  駅員は来たか。

被告   来ていません。どう通ったかは覚えていない。痴漢と間違われたと理解していた。「間違いだ」とは言っていない。女性と話すのが先決だと考えていた。事務室の右に女子高校生が歩いていた。その女性が事務室に入ったかどうかは、分からない。事務室の中では、女性の泣き声は聞いていない。駅員から、女性が何を訴えているか聞いていない。駅員に対し、女性と話をさせてくれと頼んだが、聞いてくれなかった。女性が声を出す前に眠っていたので、何がおこったか、わからなかった。駅員を押しのけて女性の所へ行こうとしたが、そこでもみ合いになった。

弁護人  駅員が女性と話しをさせないと言ったのですね。

被告   駅員に女性と話をさせてくれと言い、前に進もうとしたが、阻止された。相撲でもみ合うような状態になった。駅員は大きながっしりとした体格だった。必死で誤解を解こうと思った。このままでは犯人にされてしまうと思い、自分のネクタイで首を絞めようとした。以前もこのようなことがあった(品川の事件のこと)。この場で、死んだ方がよいと思った。女性と話をさせてくれと言ったが、それが阻止され、ネクタイを駅員から取り上げられた。駅員にもう一度詰め寄った。話をさせることはできないと、何を言っても無駄だった。もみ合いになった。上半身もみ合いになり、密着して取っ組み合いになった。「間違いだった」とは言っていない。騒ぎが起きるまでの状態が全く分からなかった。女性と話をさせてくれと言っただけで、逃げようとは全く考えていなかった。逃げようとしたことは全くなかった。

ここで15分間の休憩に入った。午後3:15から再開した。

弁護人  駅事務室に入った警官は何人だったか。

被告     一人だった。何をしたのかとかは、聞かれていない。女性に不快な思いをさせたというようなことを言っていない。警官が来てからは、もみあいはしていない。警官が来てからは、非常に緊張していた。警官からは名前と職業を聞かれた。身分を示すため、免許証を示した。その最中に別の男が一人、警官と所へやってきた。警官に耳打ちするのを見た。どのような話かは分からなかった。首を絞めたことを耳打ちしたのだと思う。警察署に着いて、何人もの警察官に囲まれた。連れてこられた理由は痴漢であると言われた。「やった覚えはない」と言った。書類には、「やったことは覚えていない」と書かれていた。弁解ロクシュショが作られる前に、やり取りはなかった。

弁護人  酒酔い酒気帯びカードを示す。平成18年9月13日作成ですが、これを覚えていますか。

被告   覚えています。

弁護人  カードに0.47mgと書いてある。これを認めますか。

被告   これは認めます。これは私の字ではない。このカードに、指で捺印をせよと言われた。0.47というのは、目の前で測定されたので、問題なかった。その記載の横に指印が押してある。こでは私の指印だと思う。この記載で納得しないのは、歩行能力で丸(正常)となってたが、自分の認識では、正常な歩き方ではなかったと思う。翌、9月14日、取り調べを受けた。インメン調書、身上書、身上履歴を作成した。身上履歴以外、取り調べた警察官から、説明が無かった。「痴漢したんだろ。やったと言え。」と言われた。やっていないと言った。何を疑われているのか何度も聞いたが、一切断られた。当日弁護士とは、昼と夜の2度、接見した。女性の声を聞く前のことは覚えていないと言った。分からないことは認めるなと言われた。9月15日検察に行った。何を具体的に疑われているのか説明があった。そのとき、およその内容は分かった。「やっていない」と言った。裁判官から、翌日勾留質問を受けた。裁判官から、どういう疑いかを説明してくれた。分からない点を聞いた。蒲田警察署で聞いたのと、裁判官から聞いたので、答えの内容が違っていた。

 9月15日まで、何を疑われているのか、分からなかった。9月15日には、それは絶対にないと言った。9月13日から現在まで、認めると言ったことはない。接近禁止に関する書面、準抗告申立書に書いてあった。

弁護士  その日付より、少し後、その書類の中に、駅で犯行を認めていますか。

被告   書類を作成した警官の証言にあるように「女性に不快感を与えるような行動をした」という発言は絶対にありません。そのような書類のねつ造を知って、激しいいかりを感じました。その警官に対し、申立書を見た後、そのことを正したら、「えー、そんなことまで知っているのか。恐ろしいね。でっち上げと言うんだな。」と言った。でっち上げという言葉を、検察庁の検事からも聞きました。9月15日だったと思います。

 私を取り調べた警察官が「でっち上げというんだな」と言った。私はでっち上げとは発言していない。直接検察官がネットに流れている情報を読んで「でっち上げと言っている」と発言したと考えられると言った。

********************************************************* 

でっち上げという言葉は、ネットでは頻出する言葉だろう。しかし、拷問まがいの厳しい取り調べが続く密室に閉じこめられていた人にとって、警察に対し、この言葉を口にすることは、生命の危険を脅かされると感じることなのだろう。警察は恐い。個人では、とても立ち向かえない。その怖さを悪用して、警察は発言の自由を封じている。

********************************************************

・・・ここから、上映を許可されなかったビデオの部分の説明を弁護人が行った・・・

弁護人  被害者の供述に基づく再現ビデオを紹介する。

ここで、たくさんの写真を使って、説明をしていた。写真を見せてもらえない傍聴者にとっては、何が何だかわからない。女性が左回りに振り向いた場合と、右回りに振り向いた場合の説明があった。》

被告      女性の声を聞いて下を向いて他の乗客が真後ろに真犯人がいて、真犯人が被害者に密着していた。被害者の記憶に基づくものと、私の記憶に基づくものとで作成してある。ビデオでは痴漢の部分を省略してある。被告人は見ていないから略してある。被害者の供述に基づいたビデオ撮影に、私は立ち会ったが、こちらは私は役をやっていない(自分の記憶に基づくものは、自分が役をやっている)。Tさんという若い女性が、被害者役をやった。何がわかるかと言えば、被害者供述に基づいて作ったものだと、目撃者からは被害状況は見えないはず。女性が遮る位置にある。被害者が真後ろにいる犯人の傘と手を確認することは、体をひねっても犯人の左手と傘を見ることはできないことが分かった。最初、撮影したとき、傘が当日使っていたものと少し違っていたので、再度撮影をし直した。なお、傘は押収されたままである。被害者は、犯人の左手と傘を見ることができないことが示すことができた。

次回の公判は5月18日 午後1:15


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2007年3月30日 (金)

3月28日 植草事件の公判傍聴記(3)

3月28日 植草事件 第六回公判傍聴記(3)
           (支援者A氏)

午後1:30から弁護側の被告人尋問があった。

被害者

真犯人

植草







 被告人尋問の前に、DVDの上映があった。弁護側は①被告人の供述②被害者の供述、それぞれに基づいた再現DVDの上映を2種類制作。この日は、検察側が証拠採用に同意した①の前半部分十数秒のみ上映された。内容は、真犯人が別にいて、彼が痴漢行為をした。女子高生が振り返ったとき、間違えて、植草氏が犯人だと思い込んでしまった。

 映像には12名、写っており、正確にどこに誰がいたかは描写できないが、主な人物は下記のような感じだったと思う。被害者は身長156cm、ヘッドホーンをして音楽を聴いている。そこに真犯人が尻を触り始める。触り初めてから、2秒後に女子高生は「止めてください」といいながら、ヘッドホーンをはずし、振り返る。その時真犯人は逃げ、植草氏が犯人と間違われる。
3_1

 それでは、2分触り続けたらどうなるだろう。さすがに、それは、AV女優を使わなければ無理だろう。この状況では、女子高生が「止めてください」と言って振り返るタイミングは、2秒が適切だ。2分間も音楽を楽しみながら触られ続けたのであれば、この女性は触られることも楽しんでいたとしか考えられない。それにまわりの人も、2人は恋人だと思い、公衆の面前でこんなことをするとはと、あきれるに違いない。

―――――――――――――――――――――――――――――

被告人質問に移ります。

弁護人  大崎駅付近の地図を示したいのですが。

神坂裁判長  検察官、認めますか。

検察官    見せてください。

弁護人    市販の地図です。

検察官    問題ありません。

弁護人    平成18年9月14日の被告人のいんめん調書2~3を示します。第4項以下5項、被告人の経歴が記載されていますが、間違いはありませんか。

被告人    《細かい修正点をいくつか指摘》

 今まで修正をしなかったのは、細かいところはいいということにしていました。

 平成18年9月13日の事件ですが、京浜急行JR大崎駅の中華料理店で6:30から、宴席に出席していました。顧問をしている会社で8月に社長が交替し、新社長が企画し、企画計画室が加わっていました。宴席の前は、私が顧問をしていて、外苑前にある別の会社で、宴席に出ていました。そこから、地下鉄新橋経由で、電車を乗り継いで大崎に来ました。普段は、車で移動するが、車でないときは、電車を利用しています。午前中は車でした。タクシーを使わないのは、事務所が駅から20-30秒くらいの所だし、経費節約のこともあります。これらの会社も、現在は顧問関係はありません。この事件の後、顧問を解消すると言われています。

 この日は、ビールを紹興酒を飲みました。ビールはグラス5~6杯、通常のグラスで、高さが10cmくらい。紹興酒は小さめのグラスで、20~30杯、5~6cmの高さのガラスのクラスでした。一気のみをやったので、飲む速度は速かった。普段、会食が続けば、毎日飲むときもあるし、10日位、飲まないこともある。缶ビール1杯まで含めれば、週2-3回のペース。ビール、焼酎、ワイン、ウィスキー、バーボン、ブランデーなどを飲みます。普通は焼酎のお湯割りを3~5杯程度飲みます。この日は中華料理のフルコースで、飲み放題。宴席に出た人の中で飲めない人が多くいて、飲む人は、沢山飲むというようになりました。自分は酒は好きなほうですが、大量に飲むことは滅多にありません。酒は強い方だと思います。

 宴会の出席者は、社長、社長室、経営企画室で、よく知った人ばかりでした。

 ここで、弁護人が、この宴会の出席者の一人の「○○○○○」という人に、警察が尋問し調書を取っていたので、その調書を基に、質問をした。

 ・・・○○氏が、宴会のときの席順を図で示しており、その図を見ながらの質問をした・・・

弁護人    出席者のメンバーと並んでいる位置は、間違いないか。

被告     T氏、Y氏の位置が逆だった。A氏、W氏はその通り、それ以外ははっきり、記憶していない。この日の宴会の前半は、覚えているが、後半は余り覚えていない。記憶がなくなることは、それほど多くない。酒を飲んで眠ったりして記憶がなくなったりしたことは、会わせて15回くらいある。過去に酒を飲んで眠ったこと、酔って激しい睡魔に襲われたことはあるが、酒を飲んで、記憶がなくなってしまったとき、被告が変わった行動を取ったことはない。

 宴会の後半に、ゴルフについて話したという記憶がある。宴会の始めはフルコースで飲み放題で、飲める人は飲まなければならないという話題、中国の紹興酒の謂われ、社長の子どもが生まれる話などが話題となった。取り調べのときに気付いたことだが、社長主催のゴルフコンペの日程も言った。社長が挨拶し、言葉のやりとり、ゴルフコンペに関し検事から11月3日にゴルフの約束を入れていた。11月3日は家族との予定があったので、その記載は驚いた。中国やアジアの話をした。常務の人が中国での紹興酒の話をしたことを覚えている。この宴会の前に、昼、ある政党本部に行って話をしたこともあって、政治の話題があった。

 宴会が終わった記憶が無い。終わって、個室から出るときのドア付近の光景を覚えている。大崎から誰と一緒だったか、覚えていない。宴会が終わって2次会に誘われた。終わった後、事務所に帰る予定だった。事務室には、留まるところがある。レストランがあったのは、大崎ニューシティーで、これは駅に隣接していた。大崎駅のちかくで、目黒川を越え反対側にある。

 大崎ニューシティーの近くに、タクシー乗り場は無い。大崎近辺の地図を示す。この地図の中程上に大崎ニューシティーという建物があり、ニューが書いてある近辺に・・・・

 大崎ニューシティーと大崎駅の間に、歩道橋があり、ニューシティーの3階と繋がっている。中華料理店は2階にある。タクシー乗り場は、ニューシティーの反対に降りたとき、そこに並んでいる。タクシーがいる所を丸をつけて下さい。

 泉岳寺に事務所がある。ここからタクシーに乗ると、JRに阻まれるから、遠回りになると思う。山の手通りは立体交差になっているから、直接入れない。第一興商から携帯に電話がその頃あったはずだが、マナーモードになっていて気付かなかった。大崎からJR山手線に乗ったのだろうと思う。そして、品川で降りたのだろう。京浜急行品川駅に降りたのだろう。月に6~7回、これを使うと思う。JRの品川駅の構内に連絡改札口がある。パスネットを持っていたと思う。連絡改札を通り、横浜方面に進むと、普通は改札を入ると右手に下り階段がある。連絡改札を通ったとき、電車が止まっているという光景があったのを覚えている。電車に乗るとき、逆方向だと思ったが、頭が働かなくて、どこかの駅で乗り換えればいいと考えていた。逆方向か、まあいいかと思った。泉岳寺方向の電車に乗ろう、やっぱり降りようかと思った瞬間に何人か乗ってきて、そのままになった。どの電車に乗ったか覚えて無くて、どこで乗り換えようとしていたかも分からない。

弁護人   今回のように、京浜急行以外でも、その方法をやったことがありますか。

被告人   あります。(具体例を示した。溜池山王という言葉は聞き取れたが、全部は書ききれなかった)京浜急行の何両目に乗ったか覚えていない。

弁護人  電車に乗り込んで、押し戻されて電車に入った。酔って記憶が無くなるほどだった。そのときの思考状態は。

被告人    ぐったりしていた。

弁護人    何を持っていましたか。

被告     傘とバッグを持っていた。バッグには、書類が入っていた。バッグは重さは、同程度の物を入れて測ったら4kgだった。現在、そのバッグは警察に押収されている。

弁護人   バランスはどうでしたか。

被告    思いバッグを持っていたから、つり革につかまらなければならないほどだった。

弁護人  当時のあなたの服装はどうでしたか。

被告   スーツにネクタイを結び、メガネを掛けていた。

弁護人  その色はどうでしたか。

被告   スーツはグレー、ネクタイは赤色系統、メガネは赤っぽいセルロイド製。

 降りようとしたけど、何人かが乗り込んできた。そのため、空いていたドアの反対側のドアあたりまで、押し戻されてしまった。出発してから、女性の大きな声がした。「子どもがいるのに」という声だけが聞こえた。電車が出てすぐだったと思う。その声で目を覚ました。

弁護人  《図面1を示し、それを使って説明》

被告   女性の声が聞こえたとき、進行方向左手のドアの方向に向いていた。傘を持っていた。傘のとって部分を左手に持っていて、つえにしていた。バッグは右肩に下げていて、右手はつり革を掴んでいた。

********************************************************** 重いバッグも傘も、警察に押収されているわけだが、それらを持っていたことは、疑いようもないし、警察もそれを疑ってはいない。呼気のアルコール濃度から、極度の泥酔状態であったことも証明されている。これだけの荷物を持ち、しかも泥酔状態のとき、2分間も尻を触るなど、あり得ない。

 また平成18年12月20日の警察側の証人による証言は嘘であることは疑いようもない。彼は、被告が傘もバッグも持っておらず、両手で2分間尻を触り続けたと証言した。これは絶対にあり得ない。この証人は、蒲田警察署で7時間、検察庁に6回も通い猛特訓を受けたのに、その努力も報いられることはなかった。しかし、このことが、今回のでっち上げにかける警察の意気込みを物語っている。迷惑防止条例違反で、4人の検察官が公判に毎回出てくること自体、異常なのだそうだ。ただし、今回に限り一人に減った。
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車内の混み具合は、動けば人に触れ合う程度だった。前にいたと思われる女性が左回りに振り返った。

弁護人  若い女性は制服を着ていましたか。

被告   制服は分からなかった。

弁護人  女性が振り返った後、どこまで移動しましたか。

被告   女性は電車の進行方向に対し、右斜め後ろを向いていた。動いた後、70~80cmの距離があったと思う。

弁護人  平成18年12月6日の意見陳述書では、あなたと被害者の距離は1~1.5mとありました。

被告   これは頭の中の間隔の距離でした。ビデオ撮影をして距離を測ったら、70~80cmだった。女性が動く前は、1~1.2mだったと思う。痴漢騒ぎかと思った。女性が大きな声を出したから、絶対に関わり合いになりたくないと思い、つり革を掴んで下を向いていた。そのとき、体の向きを変えたが、場所は変えていない。右手はつり革を掴んでいた。女性の声が聞こえ、目を開けたが、その後目をつむった。


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3月28日 植草事件の公判傍聴記(2)

 3月28日 植草事件 第六回公判傍聴記(2)  (支援者A氏)

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 このように、満員でもない電車で痴漢をすると、女性には逃げられるし、騒がれると、まわりの人にジロジロ見られるし、しかも逃げられないから、最悪である。だから、痴漢は、必ず満員電車で発生する。満員でもない所で痴漢をする人は、ホームの上でも、宴会の席でも、本屋でも、デパートでも、学校でも、所構わずするだろう。どこでもいいなら、せめて逃げられる場所のほうが、まだましだ。植草氏が、わざわざ、最悪の場所を選んで痴漢をやったというストーリーを作ったわけだが、こんなお粗末な、作り話を信じてしまう人がいること自体が、信じられない。もしこの作り話が、「デパートの中で痴漢をした」という内容だったら、誰も信じなかっただろう。だが、混んでない電車内では、逃げられない分、デパート以上に痴漢はやりにくい、あり得ない場所なのだ。
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証人   女子高生は、移動していた。被告人と見たとき、身をひく動作はあった。この図で言うと、降りた側は、上だった。このままするっと降りた。

弁護人  品川駅と蒲田駅で、開く側は同じですか。

証人   自分は、うといです。自分は、この電車を利用し始めて1ヶ月しか経っていないから、この電車には、それほど詳しくない。

      ・・・もう一枚の図面を示しながら・・・

弁護人  被告人、女子高生、本人、その他乗客がどこにいたか、覚えていたら描いてください。

証人   一緒に逮捕した人が、どこにいたか、気付いていない。ホームで男性が戻ろうとして、結構あばれていた。さっき電車にいた人(一緒に逮捕した人)だと思った。年配の人がいた、どこかの段階で、この子どものことを言っていた。

弁護人  子どもが近くにいたのですか。子どもは何人いたのですか。

証人   複数はいたと思うが、何人いたかは記憶にない。一人おとなが話しかけていた。女親だと思う。

弁護人  子どもがいた場所を描いてください。丸をつけて下さい。いつ、子どもを認識したのですか。

証人  女性に声を掛けて、位置を入れかえて、一段落して、このあたりに私はいました。

弁護人  女性の真後ろあたりになるんですか。

証人   この図面で、下より、位置が入れ替わって・・・
     大きく青い丸、これが子ども2人分、お母さんらしき人は分かりません。

・・・子どもを描き入れる・・・

 年配の男性は、男よりドア側にいた。その位置は特定できない。それ以外に記憶にない。

弁護士  蒲田駅についたとき、駅員は来ていなかったのですね。

証人   来ていませんでした。

弁護士   駅員を呼んできたことを、勤務先の同僚に話したのですか。話したら、その人は、ホームページにそのことを書いていますね。

このとき、検察官と弁護士が、発言を制止した。それは証拠として認めないので、その話はしないようにと。

証人   ホームについてから、駅員を呼んでくださいと言った。駅員が来て、駅事務室に行った。駅員は途中まででてきたが、協力してくれなかった。駅事務室がどこにあるか知らなかった。駅員を呼んでくださいと言った。駅員が来た。抵抗が激しかったので、駅員を呼んだ。

     「彼女と話させてくれと言った」

      話させなかったのは、被害者が泣き続けていたし、被告人は大声を出して暴れていたから。

*********************************************************
 痴漢をしただろうと、疑いを掛け告訴しようとするのなら、そしてその事実を相手の男性が、否定するのであれば、相手の男性に十分な説明をする義務があるのは当然だ。逮捕者が、痴漢を目撃したのなら別だが、そうでないなら、逮捕しようとする人は、両者の言い分を十分聞いて、痴漢をしたことが間違いないという確実な証拠が得られるまで、実力行使をしてはならないはずだ。それを無理矢理実力行使をしようとすれば、大声を出して、抵抗するのは当然である。
********************************************************

       駅事務室の入り口付近に行った。

弁護人  平成18年8月25日 駅員の山崎氏に検察官が対して書いた、駅事務室の図面がこれです。

    ・・・そこにいた人物の配置を描かせ、配置に間違いはないか確認する・・・

証人   ロッカーの位置はあっている。女子高生は斜線のあたりにいた。しきりの当たりにいた。もう一人。
     警察がくるまでの時間があったので、この場所にいた。

・・・ここで検察官が制止した・・・

検察   証人尋問は車両内に限る約束です。

弁護人  すぐ終わりますから。
     女子高生は何か話していましたか。

証人   お母さんに電話していた。

弁護人  どのようなことか。

証人   痴漢について、泣きながら、お母さんに電話して、また触られたと言ってないていた。  《また触られたということは、しょっちゅう、こういった事件で男を逮捕しているということでは》
     警察官が結構な人数ドヤドヤとやってきて、何人も質問していた。被告人は「彼女と話させて下さい」と言っていた。
  《この逮捕に備え、事前に用意周到に準備されていたのだろう。電車が駅に着いてから、僅か3分で現場の警官に一斉に連絡が行き、ドヤドヤと警官が乗り込んできた。植草氏が電車に乗るずっと前から準備が出来ていたのでなければ、こうはいかない。》

弁護人 品川駅を出て、女子高生の声を聞くまで、あなたは何をしていたのですか。

証人    それまで、本を読んでいました。

検察   弁護人から図面を示されて、あなたは位置関係を示していたのですね。

証人   自分の立ち位置が、2けんめの位置だったので・・・。
     彼女の頭越しに見た、男の位置ということで見てた。

検察   つり革の位置を確認してですね。

証人   もう少し、外側にあったように思う。もうちょっと廣いと思う。つり革との位置関係は、それほど意識せずに描いた。最初、事件について気付いたのは、「止めて下さい」と言ったので振り返って、そのときの位置関係はどうでしたか。最初の図面で女子高生を?、被告人を?で描いてください。

検察   弁護人は、?の人物が誰か他の人と入れ替わったと言っていますが、そうですか。

証人   入れ替わることはあり得ない。振り返ったとき、被告人が逃げたような動作をして、右手を・・・・やや身をひくような動作をしていた。「止めてください」という言葉に反応して身をひいた。のけぞらせるという感じ。足の移動は、半歩か、一歩しかない。動く余地は、あまりなかった。止めてくださいという言葉の後、1秒後した後、振り向いた。女子高生が「止めてください」と言った瞬間に被告人が移動したかどうか、分からない。

証人   女子高生は進行方向よりやや左側にむいていた。背の高さの違いがあったので、一直線上に並ぶような位置にあった。被告人は抗議を受けた。それに対して、一瞬「失礼」というような動作で、特に抗議に対して反応がなく、それで、女性は余計感情が高ぶったのだと思います。

検察   彼はなぜ、反応しなかったのですか。

証人   はっきり謝罪をすると、余りにも明らかになるから、なんとなくとぼけているように思います。「謝ってください」と言われて、被告人は右手を顔の前に挙げた。そのとき、被告人の表情は、ちょっとひるんだ、たじろんだ感じでした。
     最初、被告人を見たとき、つり革には捕まっていなかった。その後、女性の近くに行って、女性に「被害があった」「警察に突き出すから」と、被告人に一歩近づいて「突き出すからね」と言った。それまでの間、被告人が捕まえられたということはなかった。被告人は「突き出すからね」と言ったとき被告人はうなずき納得した。文句を言ってくることもありませんでした。
  《そうであれば、ホームで「女性とはなしをさせて下さい」と、もみあいになることはなかったのだから、これも嘘だ》

 その後、電車が蒲田駅に着くまでの間は、少し時間があった。その間に、ぶら下がるように、つかまっていたのが、印象に残っている。女子高生と男の間に立っていた。女子高生が泣き続けていたので、何となく慰めるような声を掛けた。男は、視界に入る程度の角度に立ったが、話しかけることはなかった。蒲田駅に降ろし、駅員に渡そうと思った。

弁護人    あなたの位置では、男は見えない。逃げるかとかんがえたことは無かったか。

証人    車内で移動しても、追いかけられると思い、心配していなかった。暴れるかもしれないので、降りるまでは、そっとしていた。女子高生をフォローしている感じで、被告人も目の中に入れていた。

     《おや、この人警官かな。こんな発言をするとはね。》

弁護人    蒲田駅で電車から降りるまで、自分は無実だと言ったことはありませんか。

証人     一度もありません。電車を降りてからホーム上、駅の事務室とかで無実だと言ったこともない。

・・・ここで、図面を使った説明があったが、図面を見ないと意味不明・・・

弁護人    蒲田駅でホームに降りてから、被告人が女子高生と話をさせてくれと言っていたのに、なぜさせなかったのか。

証人   女子高生との会話を示談のきっかけにするのかと思った。
       《冗談じゃあないですよ。事件発生して、まだ一度も会話していないときから、示談の話ですか。例え、そうだったとしても、話し合いをさせないのはおかしい。》

弁護人  あなたの判断では、話し合いをさせるべきではないと思ったのですか。

証人   被告人が大きな声で叫んでいたのと、激しく暴れていたし、女子高生もおびえていて、距離をとっていたので、話をする状態ではないと判断しました。
     《理由もろくに告げられず、実力で連れて行かれそうになれば、誰だってそうするでしょう。》

弁護人  男が酒に酔っている様子はなかったと、あなたは言いました。蒲田警察署の調書を、作成したのは、当日一回ですね。

証人   はい

弁護人  犯人の男は、酒に酔った感じだったと書いてあります。

証人   振り向いた瞬間には、酔っているとは思われなかった。駅事務室についてから、酔っていたと説明した。
      《これで、正体がばれました。例え、その一瞬酔っていないという感じを受けたとしても、かなり、もみあっているうちに、酔ってるなと気付いたはず。その後で、彼は酔っていたかと聞かれれば、絶対に「酔っていた」と答えなければならないはず。この替え玉さんは、別の証言に騙されましたね。青木巡査は1月15日の公判で、彼は酔っていなかったと証言してますね。彼は、これを読んできたのでしょうね。これを引用しちゃあ、駄目でしょう。自分は逮捕者の代役なんだから、逮捕者の調書を引用しなきゃ。》

弁護人  女性の声で振り向いたとき、女性の目を見ることはできなかった。男性を見たとき、浮いたような気持ちだったと言ったのはどういう意味か。

証人   男性のネクタイのまん中へんを掴んだ。これは、首が絞まらないように、表と裏と、一緒につかんだ。
     《さすが、警察官は訓練を受けていますね。こういった逮捕の方法が、最も確実だ。一般の人は、こんなこと知りませんし、やりません。》
    振り返って、女子高生と男を見たとき、男が浮いているような感じがあった。

弁護人  周囲の状況は、どんな様子でしたか。

証人   他の乗客も、すぐには気付かなかったが、これだけの人が、一人を見つめるのも初めて見た。
      《満員でない電車で痴漢をやると、このように大恥をかくだけだから、誰もやらない。でっち上げで、やったことにされる場合は、場所・状況を選ばない。》

弁護人   女子高生が抗議をするので、あなたもそうだと思ったのか。

証人    乗客は、みんなが注目していたから、浮いているように見えた。

弁護人   この図で、女子高生をなだめているときは、男は視角に入らないのではないですか。逃げると思わなかったのですか。

証人    片時も、目を離さなかったわけではない。

大村裁判官  混み具合ですが、押し合ったりするほどではないということは、簡単には、移動できないということですか。

証人   ドア付近は、混んでいた。真犯人と彼が入れ替わることはあり得ない。

大村裁判官  女子高生は右がわから振り向いたとき足の移動は、半歩から一歩だったのか。

証人    胸より下は、見えないから、足の移動はこの程度だろうと思った。

大村裁判官  顔色はどうだったか。

証人    少しやや赤く、つりかわにぶら下がる感じで、暴れたりは、車内ではしなかった。ホームに降りてから、後ろに戻ろうとして、女子高生に話したいと言っていた。ネクタイを持っていたのは、事務室まで。

  ・・・以下、後日起こったこと・・・

証人   N弁護人の尋問を受けた。自宅に訪ねてきた。今日、言ったことを言った。
     検察庁も一回行った。証言で異なっているところは無いと思う。自分が捕まえたのが、植草氏だと分かったのは次の日。手鏡事件のことは知っていた。サラリーマンとは、雰囲気が違っていた。名前は上着の内側に書かれていたのが見えた。降りる直前、Uegusaという名前が見えた。
     被告人以外にあやしい人はいなかった。

弁護人  まわりを見回したのか。

証人   全員が注視しているのは、壮観だなあと思った。


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3月28日 植草事件の公判傍聴記(1)

(3月28日 植草事件 第六回公判傍聴記(1)
                (支援者A氏)

27名の席を200名の応募があった。裁判官は

神坂尚(裁判長)
宮本聡
大村るい(前回欠席したが、今回元に戻った)

検察官  小出幹
(なぜか、今回は検察官は一人だった)

書記官 石川百合子

弁護士は4名。

最初は、弁護人が作成したビデオの上映を許可するかどうかの話し合いがなされた。結局、被告人の証言に基づいて作成したもののうちの一部のみが許可され、残りは写真による説明となった。出演者は12名。

午前中は、植草氏を逮捕した逮捕者「○○○○○○○」という人物の証人尋問であった。これは弁護側が申請したもの。弁護側が冤罪を訴えている根拠として、真犯人は別にいる、誤認逮捕だということ。しかし、逮捕者の証人尋問はそれを証明するというより、この事件がでっちあげだと証明するためということではないか。

●弁護人による質問

  証人の身長は173cm、体重は60kg。
 電車内で、犯人を逮捕した。そのときの服装は、黒いTシャツ、その上に紺色のワイシャツ、ズボンはグレーがかったジーンズ。持ち物は小さなリュックサックと折りたたみの傘。
(これが「私服の男」と警察の目撃証人が言った服装)
泉岳寺から京浜急行に乗っていた。勤務先は○○○○。仕事が終わって、泉岳寺で乗った。

弁護人による質問

証人 快速の久里浜行きに乗った。泉岳寺を10時すぎに出発、電車に乗ったときの混み具合は、人が密着したり、押し合ったりするほどではなかった。揺れれば人とぶつかるくらい。これは品川駅を出た頃の混み具合のこと。
 何両目に乗ったかは分からない。車両のまん中のドアあたりだったと思う。

・・・ここで弁護人が図面を示した・・・

弁護人 この図で左側が進行方向だと思ってください。この図面の上下左右に座席があるとして、大きく長方形が描かれている。パイプがあり、つり革が下がっていて、ピンク色はつり革の位置を示します。あなたの入ったドアはこれですか。

《図面は見せてもらえなかったが、一瞬見えた限りでは以下のような図面だった》

1_6

ここで、弁護人が進行方向を図面に描き入れた後に、証人に自分のいた位置を描かそうとしたが、証人は、どちらが進行方向かは認識していなかったと証言。ここで弁護士同士で話し合い、進行方向を描き入れていない図面に取り替え、もう一度、証人に自分の位置を描き込んでくれとたのむ。

弁護人 進行方向を考えないで、座席の位置、ドアの位置から判断して自分の位置、被害者の位置を描いてください。

弁護人 あなたの隣に人はいましたか。

証人 いたと思う。男女の区別は分からない。このとき、女性の声が聞こえた。品川駅を出て2~3分経ってから「止めてください」という声が聞こえた。その声を聞いて、そちらを振り向いた。

弁護人 その人の位置は分かりますか。その位置を丸で囲んでください。?と描いてください。

証人  《書いている様子》その声を出している女性は女子高生に見えた。女子高生は「止めてください」と言ってた。近くに男性がいたということですが、その男性の位置を描いてください。被害者は?、男性は?と描いてください。

《図面は見せてもらえなかったが、遠目で、ほんの一瞬見えた図面で描き込まれていたのは、下図の左上のようだった。


               進行方向

2_3

証人 男性はつり革にはつかまっていませんでした。

弁護人 女子高生と男性はどのくらい離れていましたか。

証人 直ぐ後ろに立っていました。

・・・ここで弁護人は証人に近づき、巻き尺を使って距離を確認しようとした。証人の前にある机の縦と横の長さを引き合いに出し、これらに比べてどうかと聞いた。証人は、縦の長さくらいだと証言。弁護人は縦の長さを測り51cmであることを確認。

証人 被害差hと男性の距離はこの机の縦の長さ(51cm)より短いか、そのくらいかといった程度だった。すぐ後ろに立っていた。自分がいた位置は、間隔が見える所ではないので、はっきり言えない。女子高生の発言は

「止めてください」
「子どもがいるのに、恥ずかしくないのですか」
「謝ってください」
「次で降りて貰いますから」

と、少し間隔を開けながら話した。

*******************************************************
平成18年12月20日に警察側の証人が、逮捕したのは「私服の男」と言ったが、このとき「車両の前方の方から私服の男性があらわれて、女子高生に話しかけました」と証言している。つまり○○○氏は私服の男なわけだ。○○○氏は車両の前方から来たとは言わなかった。それよりずっと近くにいたようだ。電車の中で、これだけの会話がはっきり聞き取れる位置だから、相当近くにいたのだろう。証言が大きく食い違っている。乗車していた人の図面を描いていたが、20日の証人の配置図とは全く異なるもののようだ。2人とも現場にはいなかった人のように思えた。

●20日の証人の証言:

○証人 話しかけた男性(○○○氏)がおじさん(植草氏)のネクタイをつかみました。

○小出検察官 その男性乗客はおじさんに何かいいましたか。

○証人 「逃げるな」みたいなことをいったように思います。

○小出検察官 「次の駅でおりるように」というようなことはいっていませんでしたか。

○証人 そういった内容もありました。

○小出検察官 それに対して、おじさんの方は、その男性乗客に対して何かいっていましたか。

○証人 「逃げないから」というようなことをいっていました。

20日の証人も、○○○氏も、これだけの会話をしっかり聞いているということは、相当近くにいたに違いない。発言内容は全然違うものの、次で降りろという発言だけは、共通しているということは、警察、検察で受けた特訓の成果の表れだ。
*********************************************************

証人 その後、男性は、自分が見た最初のときからは、少し間隔を開けた。しかし、位置を大幅に変えるほどでもなかった。女子高生は、振り返って、男性の右の方を振り向くような感で、その後は、はずす感じだった。男性はつり革を捕まるとかは、確認していませんが、その後、蒲田につくまでには、つり革を捕まっていた。

弁護人 どのつり革でしたか。

証人 このつり革につかまっていたと思う。

弁護人 男性は酒に酔っていたのですか。

証人  酔っている印象はなかった。(警察で作成した調書では、この証人は男性は酒に酔っていたと言っている。そうでしょう。この証人は替え玉ですから。私服が証人に立てるわけがないでしょう。)女子高生が振り返ったとき、他の乗客は、あっけに取られていた。女子高生が、鳴き声になったので、女子高生のほうへ、移動した。声がしてから移動するまで、何十秒。その後1分くらいで移動した。

・・・ここで、図を見ながらの移動の様子の説明となったが、図を見せてもらっていない我々には、分かりづらい内容となった・・・

弁護人 被害者とあなたが交わした会話はどのようなものでしたか。

証人 
 
   証人   「触られたの」
   被害者  「はい」 
   証人   「つきだす」
   被害者  「はい」

***********************************************************
 驚くべきは、たったこれだけの会話で、彼が実力で植草氏を駅事務室まで運ぶ決心をしたということだ。通常の人は絶対にそのようなことはしない。もし誤認逮捕であったら、逮捕者は3年以下の懲役になるし、男が暴れて怪我をするかもしれない。余りにもリスクが大きいのだ。ましてや、加害者とされている男性が逃げる気配もない場合は、話し合いの末、本人の合意の上で駅事務室に連れて行くでしょう。そもそも、この会話そのものが、12月20日の証人に聞かれていないというのも、どちらか(あるいは両方が)嘘を言っている証拠である。
*********************************************************

 その後、この男の横に移動して、男に「つきだすからね」と宣告した。結構近づいて言いました。

・・・このとき、位置を確認・・・

 男は、つり革には捕まっていなかった。左手で腰を叩くようにしていたので右手は、下に降りていたと思う。

弁護人 その男性がバッグを持っていましたか。

証人  その時点では、持ち物をもっていたか、覚えていない。左手で右手を軽く叩いた。弁護人 京急蒲田駅まで、そこにいたか。

証人  いいえ、身動きが取れない混みようではなかったし、女性の気分が悪いだろうと思って、間に入った。男は、つり革に途中で捕まった。京急蒲田駅につくまで、やりとりは何も無かった。男性も話しかけなかった。男性はつり革に捕まって、目をとじた。そういう状況が京急蒲田駅まで続いた。電車にブレーキがかかったタイミングで、男性に並んでネクタイを左手でつかみました。

弁護人 電車を降りる直前か。

証人  直前がどのくらいかわからないが、止まりきってはいなかったが、長くはなかった。他の乗客はよけてくれたので、ドアに向かって並んでいた。止まったか、止まらないかというときに、そこでドアが開いて、2人が出て行った。開いて出て行ったのは、上の方のドアだったと思う。電車内にいるとき、警察に電話はしなかった。乗客も、警察に電話した人はいなかった。ホームに降りてしばらくして、もう一人の逮捕者が協力してくれた。何人かの人が声を掛けてくれた。

**********************************************************
 頼みもしないのに、もう一人、ボランティアが現れて、実力行使を手伝ったそう。これだけ危険なボランティアを引く受ける人が、こんなに簡単に見つかるなどという話、誰が信じるだろうか。何人の人が声を掛けてくれたそうで、その間、相当時間が経過していることが、察せられる。
**********************************************************

ここからは、T弁護人

弁護人 事件が発生したのは、品川駅を出て2~3分位してからですか。
証人  それは根拠はありません。感覚的にそうだったと思う。逆算してみると、品川駅から蒲田駅は10分、事件が終わってから5分くらいは待っていた。私は、痴漢は見ていない。被告人を突き出すと決めたのは、女子高生が抗議をしていたから。それに男が顕著に目立っていた。浮いている感じだった。女子高生が、その男を見てたし、他の乗客が全員見ていた。

(次回に続く)


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2007年3月29日 (木)

3月28日 植草事件の公判傍聴記(概要)

3月28日 植草事件、第六回公判傍聴記(支援者A氏)

27名の席を200名の応募があった。裁判官は

神坂尚(裁判長)

宮本聡

大村るい(前回欠席したが、今回元に戻った)

検察官  小出幹

(なぜか、今回は検察官は一人だった)

弁護士は4名。

詳しくは後日、まとめますが、今日は要点のみ。

ビデオは制作されたもののうち、一部の上映が許可され、車内の様子が分かってきました。

それはともかくとして、私の印象ではこの公判で、この事件がでっち上げである証拠が次々と明らかになってきたと思います。

今回は、植草氏を逮捕したTという人物の証人尋問が午前中にありました。

平成18年12月20日に警察側の証人が、逮捕したのは「私服の男」であると証言した人だ。もし、彼が私服警官なら、替え玉が出てくると思われる。

①彼が言うには、植草氏を実力で車内から連れ出した後、乗客にお願いして、駅員をよんできてもらい、駅事務室に連れて行ったという。駅事務室がどこにあるか分からないからそうしたのだろう。そうであれば、どう少なく見積もっても、電車が到着してから駅事務室に彼を連れて行くまで5分や10分かかるだろう。しかし、警察の発表では、電車がついてから、この痴漢容疑者に関する連絡が警察に行き、それが、近くのパトカーに連絡が行くまで僅か3分しか掛かっていない。つまり、T氏の言うように、駅員を呼んでいたら、3分では絶対無理だ。自分は電車の中から警察に電話はしなかったし、他に電車の中から電話をしていた人はいなかったそう。であれば、明らかな矛盾であり、彼は明らかな嘘を言っている。T氏は、植草氏が酔っていなかったと証言した。しかし、警察で作成された調書には、彼は酔っていたとある。このことを弁護士に追求されると、とたんに、「最初見たときは酔ってないように見えたが、後でよく見ると酔っていた」と話しを変更した。この人と警察で調書を作った人が別人ならこんなへまも、あり得るだろう。やはり、替え玉なのではないだろうか。

②平成18年12月20日に警察側の証人が、逮捕したのは「私服の男」と言ったが、このとき「車両の前方の方から私服の男性があらわれて、女子高生に話しかけました」と証言している。つまりT氏は私服の男なわけだ。この私服の男の服装は、黒いTシャツの上に紺色のワイシャツ、ズボンはグレーがかったジーンズだったそう。これが私服の男であるT氏の服装だそうだ。T氏は車両の前方から来たとは言わなかった。それよりずっと近くにいたそう。証言が大きく食い違っている。乗車していた人の図面を描いていたが、20日の証人の配置図とは全く異なるもののようだ。2人とも現場にはいなかった人のように思えた。

③証言した会話の内容もまるっきり違っている。

●20日の証人の証言:

○証人 話しかけた男性(T氏)がおじさん(植草氏)のネクタイをつかみました。

○小出検察官 その男性乗客はおじさんに何かいいましたか。

○証人 「逃げるな」みたいなことをいったように思います。

○小出検察官 「次の駅でおりるように」というようなことはいっていませんでしたか。

○証人 そういった内容もありました。

○小出検察官 それに対して、おじさんの方は、その男性乗客に対して何かいっていましたか。

○証人 「逃げないから」というようなことをいっていました。

T氏の証言:

自分は、植草氏に「(警察に)つきだすからね」と宣告した。京急蒲田に着くまでのやり取りは何もなかった。植草氏も話しかけなかったし、自分も植草氏に問いかけていません。

T氏が証言した、女子高生と被告人との会話は

女子高生:「止めてください」

「子どもがいるのに、恥ずかしくないのですか」

「謝ってください」

「次で降りてもらいますから」

と発言した。随分気の強い女のような印象を受ける発言だ。しかし、一転して泣き出すところは芝居もいいところだ。何と、その後、駅事務室に行ってもずっと泣き続けていたそう。駅事務室では、お母さんに電話して、「また触られた」と言って泣き続けたのだそう。そして自分のパンティーを警察に鑑定に渡したとは、余りに現実離れしていないか。

弁護側では、女子高生の証言に基づいて、ビデオを撮影している。

植草氏の証言では、当時彼は、左手に傘を持ち、それを杖の代わりにしていた。右肩に約4kgのかばんを掛け、右手でつり革につかまっていた。泥酔状態で、思いかばんを掛け、体を支えるのがやっとで、女子高生の言うように両手で2分間も触り続けるなど、あり得ないことではないか。それにすべての証人の言うように、車内は随分空きスペースがあったよう。T氏は、女子高生が騒いだらまわりの乗客が全員植草氏を見ていたというから、やはりかなりスペースはあった。ということは、そんなに酔っぱらいが近づいてきて尻を触ったら、本能的に振り払うとか、2,3歩前進して難を逃れるかするに違いない。女子高生の話はやはりあり得ない話だ。

 しかも、再現ビデオで被害者役を演じた女性の話では、どうやっても、傘を持っている左手を見るのは無理だということ。残念ながら、これに関し説明をするのを検察側は認めていない。

続きは後日。


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2007年3月27日 (火)

東京地裁よ、植草事件の再現DVDを採用せよ!

 東京地裁は植草教授の再現DVDを採用せよ!

明日、3月28日の公判は午前10:00からである。弁護側は逮捕者(植
草氏を駅事務室に連れて行った者)の一人の証人申請をしており、午前
中の2時間はその証人尋問、午後は弁護人からの被告人尋問になるも
のと思う。

  公判で植草氏は無実であることを証明するために、DVDを作成した。そ
の上映を裁判所が許可するかどうかは、検察側の意見に基づき裁判所が
判断する予定になっている。その判断が微妙な段階にある。裁判所がもし
これを許可しないとなれば、この裁判が、被告人の反論を封じ込める意図
で行なわれている八百長裁判、すなわち悪質な“私刑法廷”となっているこ
とは明らかである。

 裁判所がこのDVDの上映を認めない場合、この植草事件における全体
の審理そのものが、鮮明な国策捜査の様相を帯びていることを自ら証明す
ることになる。そこには売国政治屋どもに魂を売った一部の検察だけでは
なく、裁判所までが彼らに加担して、司法の正義がゆがめられていること
が、広く国民に認知されることになる。

 DVD採用を裁判所が許可しないということは、植草事件の審理全体が
暗黒裁判であることを象徴することになる。国民は、この再現映像を裁判
所がどう扱うかに注目している。今、司法の良心が問われているのである。
もし、このDVD採用が却下されたら、私は植草事件を担当した裁判所そ
のものの裁定思想の不正義を声を大にして訴えかける。

 東京地裁の公正な判断を期待する。

 おまいら!ちゃんとやれよニャン
Photo_26

(しかし、なんだニャア、裁判所に公正を期待するなんて思わ
 ず言うこと自体が現代日本の恐ろしい現実をあらわしてい
 るんだニャア。三権分立なんて、ネコのおいらでも知ってる
 からニャン)


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2007年3月25日 (日)

植草教授は反撃の火蓋を切った!

 植草一秀氏は、「月刊日本」四月号という雑誌で、

『安倍首相よ、対米隷属経済と訣別せよ』というタイトルで
小泉・竹中路線の痛烈な批判を行なった。

 私はこの心意気を長いこと待ち望んでいた。

1_1 


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カオス・ポイントを求めて!

鹿砦社ホームページ             植草事件の真実    

 気が付いてみたら10日間、更新が途絶えていた。まあ私も普通の人間、
筆が乗らない時もある。昨年から「国策捜査」疑惑という、何と言うか、あま
りにも非日常的で深刻なテーマを扱ってしまったせいか、一本調子になら
ないように自戒しているといったところだろうか。しかし、更新が途絶える
と、何かあったのかと心配してくれる読者がいて、何やらありがたい気持
ちになる。

 数名の方から、元気ですかとか、生きていますか(笑)とか、無事という
ひと言でいいですから返事をくださいというメールが届き始めた。何にして
も、私ごときにもったいない話である。私は無事に生きております。(笑)

 さて、植草一秀事件を検証する会が、万難を排して何とか出版にこぎつけ
た「植草事件の真実」は、当初、楽天ブックスのランキングで一位に躍り出
たが、最近では売れ行きは頭打ちになったようだ。出版社はアマゾンでも扱
うように申し入れたのだが、まったく無反応だった。この状況がブックマーケ
ットに作用する、いわゆる自然な状態での収穫逓減則に従っているのか、
あるいは、ブックマーケットの需給関係に何らかのバイアスが働いたのかは
定かではないが、いずれにしても、不完全ながらもこの稀有な内容の本が
もっと人々の目に触れてくれればいいと願っている。

 私自身はひそかに期待していたことだが、この本の特異性を考えてみる
と、この本のジャンルが、既存の範疇におさまらずに未分類に位置すると
思っていたから、通常の本と違う売れ行きをたどることを半ば予測してい
た。それは、この本が数人の著書で構成されており、植草氏無実論では統
一性が取れているのだが、大きく分けて二つのテーマ性を扱った本だから
である。つまり、一方では冤罪論を提示し、私が書いた物は「国策捜査」論
を展開しているからである。私は両者の見解が混在していても、植草氏無
罪論という立場から言えば何の問題もないと考えている。むしろ、考察の範
囲が広くなり、世の中に訴えかける境界面が大きく取れるメリットがある。

 ある人間は、国策捜査などという証拠性の乏しい憶測が却って事実を希
薄にする影響を与えるではないかと、さも優等生ぶった発言をしているよう
だが、それは私から言わせれば逆である。むしろ、国策捜査の見地に立た
ない通常冤罪の地平では説得力はまるで乏しい。通常冤罪論をぶち上げ
る人にこういう言い方をする。8年間というさして長くもない期間に、三度の
性犯罪疑惑が生起し、その連続性を理由に、植草氏の「病的性癖論」が既
成事実として定着されつつある現実を、冤罪論でどうやって覆すつもりなの
だろうか。つまり、通常冤罪論では三度の連続性を合理的に説明すること
は無理なのである。

 冤罪と国策捜査では性格がまったく異なる。冤罪とは、捜査当局が犯罪
を摘発する過程で間違いが生じ、無実の人間を犯人にしてしまったにもか
かわらず、捜査当局の面子や組織防衛のために、その人間を強引に継続
捜査してしまうという形態である。要は「捜査当局無謬論」から生じた故意
による犯人仕立てである。ここには政治的な背景は存在しない。

 一方、国策捜査とは、国家の自存本能により、国家の政策に多大な影響
を与えるような才能を持った人物を最初から標的にして、政治的に、言論的
にその人物の無力化を狙ったものである。ここには百パーセント政治的な
思惑が存在している。狙われるのは主に政治家や政策提言を行なう経済
学者である。

 そこで、通常冤罪が8年間のうちに三度起きたとすれば、その生起する
確率はいかほどなのであろうか。女子高生や女性の単独の考えによるイタ
ズラ説は、品川手鏡事件に関して