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2007年6月11日 (月)

社保庁解体論やコムスン・バッシングも国家崩壊の道程

 社会保険庁とコムスンのバッシングが同時期に起きているのは偶然ではない。郵政民営化とあわせて、これらの動きは、ここ数年、急速に進行している国家の構造改変の顕著なあらわれである。今から四半世紀くらい前のことになるが、日米二ヶ国は、経済関係において構造摩擦という叩きあい罵り合いが苛烈を究めていた。その頃は、いわゆる国際舞台の中で堂々と関が原の様相を呈していた日米両国であったが、この熾烈な経済摩擦がある臨界点を越えた時、アメリカの国際戦略が発動した。その結果、日本は内政的にアメリカに経済のイニシャティブを牛耳られてしまい、対外的には構造摩擦の喧騒がぱったりと掻き消えた。それが1985年のプラザ合意である。この瞬間から日米関係の潮目が変わったと言ってもよい。冷戦時代はアメリカも経済大国として余裕があり、日本を保護的に遇していた面もあるが、冷戦以後は日本の産業的実力に席巻され、巨大な赤字を抱えていたこともあり、日本を第一の経済上の敵性国家とみなし、対日戦略を転換した。それがプラザ合意であり、この戦略の発動が確定化したのが、1993年の宮沢・クリントン会談である。

 この会談で「年次改革要望書」が組み込まれ、アメリカによる日本の第二次占領体制が敷かれた。ここにおいて、日本が占領下に置かれたことを知悉する一部の為政者を除き、ほとんどの日本国民は大きな錯誤を持ってしまった。つまり、あれほど騒いでいた日米構造摩擦がぱたりと止んだのである。大多数の日本人は、日米関係が荒れ狂った海から、嘘のような凪状態になったことで、まあ、何とかいい方向に向かっているだろうと思い込んだ。ところが日本の内部で起こっていたことは、日本人のエージェント(売国奴・裏切り者)を動かしながら着々と進行した日本型構造の確実な破壊作業であった。

 こういう流れの中で、橋本政権は年次改革要望書を引き継ぎ、小泉純一郎元総理にいたってはアメリカの日本構造改変要望を完全な形で実行するという、まさに肇国以来、最大級の売国為政を完遂した。小泉前総理は元寇時の北条時宗とはまったく正反対の国家破壊型宰相であった。こういう内政的対日占領戦略において、最大のイベントが郵政民営化であり、郵政公社が株式会社化され、外資が郵政資金を略奪する民営化が実効的に始動されるまであと若干四ヵ月弱に迫っている。その布石として五月には三角合併が解禁されている。そして今、年金問題が先鋭的に沸き起こり、社保庁解体論があたかも当然のように噴出している。確かに五千万件を越える支払い履歴のエアポケットは、国家構造を崩壊させるに足る重要な事件であるが、それ以上に国家崩壊を確実視させるものは、この問題に乗じてマスコミが扇動している社会保険庁解体論から保険完全民営化への動きである。安倍総理の言う「非公務員型の保険機構へ」というのは「民間の保険会社」へ移行するという意味以外にないではないか。これは郵政の民営化とまったく同じ姿である。政府介入の徹底廃止である。老人福祉も年金も自由経済の枠組みに入れられるということだ。ここに外資参入の意図を見る者は正常である。年金の民営化も老人福祉の民営化も、一国の上で人間が生きていく上で、確実に不安定要素となっている。ましてや、これに利益収奪だけが目的の外資が参入したら我々の生涯は野蛮な弱肉強食に放り込まれることを認めるようなものである。これが国家崩壊でなくて何と言うのだろう。

 これに加えて、同時期に出てきたコムスンのバッシングは、社保庁解体論と同様の構造、流れの中にある。コムスンは介護福祉事業では寡占的大手である。この会社の不正や抜けは以前から良く耳に入っていたが、今、マスコミはこの会社を社会悪としてのみ異様に糾弾し続けていて、会社自体の社会的存在意義を故意に説明していない。ここにも介護保険制度を改変して外資参入に道を明けようとするアメリカの陰湿な意図が丸見えになっている。ここ数年来の日本はアメリカによる国家解体が急速に進んでいる。マスコミの誘導的なニュースに惑わされてはならない。郵政民営化、三角合併、社保庁解体、コムスン叩き、これらはそれぞれがバラバラに偶然的に生起したものではない。明らかに年次改革要望書という一貫した占領政策の仕上げとして出てきているものである。言葉を換えて言うなら、これらの動きは「日本に特有な構造の解体」を超えて、国家そのものの解体と言えるものである。この総仕上げは、おそらく小泉がやり残した件名、すなわち皇室解体に行くことは間違いないだろう。 


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コメント

天皇こそが正真正銘の売国奴ですよ。

(「日本と日本人の命」を「敵国に売り渡して」いた)売国奴=天皇【オルタナティブ通信】
http://www.asyura2.com/07/senkyo38/msg/443.html
投稿者 gataro 日時 2007 年 7 月 14 日 13:49:46: KbIx4LOvH6Ccw

http://alternativereport.seesaa.net/article/47711565.html から転載。

2007年07月13日
売国奴=天皇

1945年、第二次世界大戦に敗北した日本に
米軍が上陸して来る。

今後の日本をどうするか、米軍の指揮官
ダグラス・マッカーサーとの交渉を担当したのが、
当時の大蔵省事務次官池田勇人(後に首相)の部下、
渡辺武であった。

渡辺の自伝である「渡辺武日記 対占領軍交渉秘録」
(東洋経済新報社)によると、渡辺と米軍の最初の
「大きな交渉テーマ」は、米国の銀行ディロン・リードに
対する日本と天皇一族の借金返済問題であった。

明治憲法第11条により、日本の陸海空軍全ての指揮権は
天皇にあり、政治・軍事の全責任は天皇にあった。

米軍が天皇の戦争責任を問題にせず、真っ先に銀行ディロン
の代理人として借金の取り立てを行った事は、戦争の目的が
金であった事、そして米軍が米国政府の代理人などでなく
銀行ディロンという私的機関の「代理人」である事を
良く示している。
[続きはここから]

しかも奇妙な事に、日本は戦争のための兵器購入資金を
敵国の米国ディロンから「借り入れ」ていたのだ。

さらに貸し付けた側の銀行ディロンの社長が、
米国の戦争省長官ウィリアム・ドレーパーであった。

米軍の陸海空軍全ての指揮権を持つ戦争省長官ドレーパー
本人が、敵国・日本の陸海空軍全ての指揮権を持つ天皇に
戦争資金を貸し付けていた。

ディロンの親会社が、現在のブッシュ大統領一族の経営する
軍事産業専門投資会社カーライルであり、そのブッシュの
経営するハリマン銀行の取締役ロバート・ ラヴェットが、
戦争省次官として自分の経営する兵器会社から米軍に
武器を納入していた。

米軍の兵器と日本軍の兵器購入資金は、
同一のハリマン=カーライル=ディロンから出ていた。

日本軍と米軍が「殺し合えば殺し合う程」
この銀行が儲かる「仕組み」になっていた。
この銀行の私的利益のために日本と米国の軍人は
「殺し合い」をした。

この金儲けシステムの米国側にドレーパーがおり、
日本側に天皇が居た。

ドレーパーの銀行ディロンは、戦争で莫大な利益を得た。
天皇も日本軍の兵器購入資金の一部を私物化し、
スイス銀行に莫大な財産を蓄積した。
(マーク・ゲイン「ニッポン日記」筑摩書房) 
(アダム・レボー「ヒトラーの秘密銀行」ベストセラーズ)

天皇が戦争責任を問われなかったのは当然である。
日本人と米国人に「殺し合い」を行わせ金儲けする、
ディロン=ハリマン銀行の日本支店長が天皇であった。
最初から天皇は「日本と日本人の命」を
「敵国に売り渡して」いた。

なお天皇は、スイスに莫大な蓄財が出来た感謝の印に、
「敵国の戦争指揮官」ドレーパーに勲一等瑞宝章
(くんいっとうずいほうしょう)を与え表彰している。

投稿: ワヤクチャ | 2007年7月15日 (日) 23時00分

社会保険庁をあわてて解体して、果たして一番
得をするのは、誰でしようね。
膨大な使い込み、貸付先の不良債権の山、
全く明らかにされていませんね。
消えた年金どころじゃない。

http://blog.goo.ne.jp/hayama_001

投稿: 葉山町インサイダー | 2007年6月21日 (木) 19時04分

補足

私の表現が悪かったのかもしれませんが、アメリカの要望に政官が便乗したと言うのは、その通りですね。

投稿: あやか | 2007年6月19日 (火) 03時14分

横レス失礼致します。あやかサン(goken9999さん)へ。
【すべてアメリカのせいにすれば、政官業が得をする】ということは言えなくはありませんが、
【官業が食い潰した後に、アメリカの要望通り、民営化という流れだ】というのはとんでもない間違えだと思います。
官僚、政治家が米国の要望に便乗して食い潰したというのが正しい見解であると思います。
また(高橋博彦さんも書かれておられますが、)「民営化も米国の参入と投機等が目的であり、それにも便乗したと言えるでしょう。

具体的に言うと・・・。
自民党副総裁などを歴任した故金丸信が米国の圧力に屈指、日米構造協議で公共事業に430兆円使うと約束したためです。
結局10年間で630兆円使いました。

あと、公共事業に投機業者を参入させますと書かれていますが、具体的な投機業者の明記もありませんし、
公共事業が投機の対象というのも具体的な記載もありませんのでそのことについての言及は避けますが、
田中角栄元総理に関して言えば、アメリカに逆らってではなく、実質上米国の植民地であるニホンが
米国経由で石油の購入をやめ、直接アラブ諸国から購入をというのが発端です。
よってニホンが自由に貿易を考えたたことが米国の逆鱗にふれただけであり、米国に逆らった訳ではないということです。(米国からすれば逆らったとなるのかもしれませんが・・・)
その角栄を沖縄返還の密約(西山事件)のように(脱法行為ではなく)違法行為で裁きにかけたことが問題であったとあたしは思っています。
つまり、ニホンには司法取引という制度がないにもかかわらず、それを認めて角栄等のニホン国民のみを裁きにかけたということです。
よってニホンの法律においては、本来、田中角栄は裁きにかけられなかったのです。

このことは米国の陰謀であったとあとしも思っています。


最後に、臭い物にはフタで、口先だけで平和を唱えてきた、戦後がおかしかったということに関しては賛同致します。

投稿: higasitoyokazu | 2007年6月18日 (月) 03時33分

もっと昔、ロッキード事件の頃からだと思います。アメリカに逆らって、独自の資源外交を展開した、田中角栄氏はアメリカの陰謀によって逮捕失脚させられた。という説があります。臭い物にはフタで、口先だけで平和を唱えてきた、戦後がおかしかったのです。

投稿: あやか | 2007年6月17日 (日) 20時16分

郵貯や簡保、年金の積立金は、政官業による無駄な公共事業に使われてきたので、すでにどれだけ残っているか分からない状態です。すべてアメリカのせいにすれば、政官業が得をするのです。政官業が食い潰した後に、アメリカの要望通り、民営化という流れだと思います。中曽根内閣時代の前川レポートから始まっています。この中には短期市場の開設や低金利政策などがすでに書かれています。中曽根、竹下等は、民間活力導入の掛け声の下、公共事業に投機業者を参入させます。この頃から公共事業が投機の対象になったようです。中曽根の国鉄の民営化、小泉の郵政民営化、など共通することがあります。

投稿: あやか | 2007年6月17日 (日) 00時53分

はじめまして高橋 博彦(神州の泉)さん。「社保庁解体論やコムスン・バッシングも国家崩壊の道程」を読みましたが、中途半端な後追いまとめ記事で今頃になってこんなこと書いているんだとピュアに吃驚しました。
しかし、こうした古い事柄をまとめた後追い記述も必要であるとは思いますので、高橋 博彦さんには頑張っていただきたいです。

只、米国による日本の第二次占領体制が敷かれたという表現は如何なものだと思います。
また、米国に対して最大級の売国為政を完遂したのも小泉元総理ではなく、金丸信等であり、小泉は小から中級の売国為政を完遂したという表現が正しいように思います。

年金問題の記述に関して言えば、非公務員型の保険機構にしても米国が参入できなければ意味がありません。(米国が参入を失敗した)労災保険のように年金の自由化で米国企業も参入したいのです。

皇室解体という記述に関しても米国は利用できるのいなら そうしたことはないでしょう。

それと社保庁解体、コムスン叩きに関しては明らかに年次改革要望書という一貫した米国の政策の仕上げとして出てきたものでもなく、(飛躍しすぎとは言いませんが・・・)官僚を含む公務員が要望書を利用して、天下り先づくりに勤しみ、それによって歪まれでた事柄と言えるでしょう。

この記述に公共事業に関してふれられていないことが致命的だと思います。


あたしがわかり易く書いた記事がありますので宜しければ読んでください。
念のためURLを記しておきます。
http://blogs.yahoo.co.jp/higasitoyokazu/28881289.html

投稿: higasitoyokazu | 2007年6月16日 (土) 04時07分

松本清張 様

 拙記事を貴ブログに載せていただき、ありがと
うございました。今後ともよろしくお願いしま
す。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2007年6月15日 (金) 23時59分

私も昨年12月から貴方の記事が明快で説得力がありたびたび拝見させてもらっていました。この記事も共感します。私は、「アメリカに食い尽くされる日本」などで、また、他のブログからもこの記事はまさしく的を射た記事だと思います。今後もよろしくお願いします。

投稿: 松本清張 | 2007年6月15日 (金) 20時18分

猛獣王S様

 るいねっとにTBありがとうございました。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2007年6月14日 (木) 23時40分

うずら 様

>ハゲタカ外資の株屋のおっちゃんがある会見
>で牙をむき出しにしていましたね

 何とかシュタインというこのおっさんも、予想
通りに行かない展開に呆れ、業を煮やしてあのよ
うな日本人を小馬鹿にした発言をしたようです
ね。売国与党のやる売国法案に唯々諾々と従って
大人しくしていたように見えた企業も、いざハゲ
タカが近づいてきたら、それなりの抵抗を必死で
やっているという感じですね。


投稿: 高橋博彦(管理人) | 2007年6月14日 (木) 23時39分

誤って2度TBしてしまいました。お詫び申し上げます。
いつも目からウロコな情報が多い貴殿のブログを拝見させていただいております。本情報もかなり貴重に思えたので、みんなに発信させていただきたく、『るいネット』http://www.rui.jp/ruinet.html?t=6&k=1に転載させていただきました。

投稿: 猛獣王S | 2007年6月14日 (木) 20時11分

この一連の要望書を止めるためには、国民が立ち上がるしかないのですかね!?
リチャード氏やベンジャミン氏の見解が当たりそうで怖いですね
参議院選挙で止められないのですかね!?
投票率が上がってほしいですね!?
ハゲタカ外資の株屋のおっちゃんがある会見で牙をむき出しにしていましたね

投稿: うずら | 2007年6月13日 (水) 20時16分

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