7月4日の植草氏公判で何がわかったのか
7月4日の公判で、事件の時、植草氏の真横1mの所に座っていた証人が、植草氏は、痴漢をやっていなかったと証言した。このような証言は、この人にとっては何のメリットもない。さまざまな状況を考えると、この方が出廷することは非常に勇気が要ったに違いない。それだけに、わざわざ嘘を言うために証言台に立つことはあり得ず、彼が行なった証言の信憑性は極めて高い。今、読者に心を留めてもらいたいことは、この善意による第三者の目撃証人は、裁判に係わる原告にも、被告にも、何の利害関係も社会的関係も持っていないということだ。彼は当日乗り合わせた一般乗客の一人である。彼の証言動機は、自分は無関心を装う傍観者でありたくないという思いだった。彼が良心の叫びに従って公判に出廷したことは大きい。
さて、植草氏が訴えられたとき、訴状には、品川駅を出発して、すぐに痴漢行為が始まり、それは約2分間に及んだということだった。
以下は第二回公判にて、それについて言及した目撃者の証言録である。(速記録より抜粋)
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192 検察官1 さて、あなたは、この電車の車両に乗り込んですぐに、今回痴漢行為を働いたおじさんや、被害に遭った女子高生が、同じ車両に乗っていることに気づいたのですね。
264 検察官1 あなたがそのような様子を目にしたのは、電車が品川駅を発車してどれくらいたったころでしたか。
265 T証人 正確にはわかりませんが、1、2分たったころだと思います。
266 検察官1 もちろん時計などで確認していたということではないわけですね。
267 T証人 はい、そうです。
268 検察官1 感覚としては品川駅を出て割とすぐという感じですか。
269 T証人 はい、そうです。
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さて、「植草事件の真相」掲示板を管理するgigiさんが、品川と京急蒲田間における快速特急で、それぞれの駅の通過時刻を近似的に調べてくれた。

上図は、品川と蒲田間、全8km区間において、快特電車が等速度運転しているものとして、各区間距離から単純に通過時刻を割り出したものである。実際は品川駅を出発して一定速度に達するまでの加速区間があり、同様に京急蒲田駅に停止するまでの減速区間があるから、青物横丁と大森海岸の通過時刻が、距離に比例する単純な時間計算では出てこないだろうし、路線のカーブの状況やアップダウン、あるいは踏み切りの安全状況の判断などで、毎回同じ時刻にそれらの駅を通過するとは限らない。しかし、大まかな目安としては、上図の時刻割り出しとあまり極端な差異は生じないと思う。要は停車駅の到着時刻が正確ならいいということであろう。
植草氏から、すぐ近くの座席に座っていたこの男性は、「植草氏が右手をつり革にかけて、ぐったりとした酔った状態でふらふらと立っていたことを見ている。しかも、彼は植草氏が彼女に密着していなかった。」と証言している。この二つの証言は重大である。今回公判の最重要箇所は、植草氏のその様子を目撃したその時間帯がどの範囲にあるかである。
上記の速記録によれば、植草氏が電車に乗り込んですぐに痴漢を働いたと検察が言っているが、第二回公判に出た目撃証人は痴漢行為の起点が、品川駅を発ってから1~2分後くらいだったと言っている。ミニマムで出発から一分後に痴漢行為が始まった。マキシマムで出発から2分後に痴漢行為が始まった。そうなると、座席に座っていた今回の善意の証人は、品川から青物横丁までの3分間は覚醒していたわけだから、少なくても1分間、多くても2分間は植草氏の様子を見ていたことになる。そうなると、彼が青物横丁辺りでうとうとして眠るまでは、植草氏が痴漢とは無縁の状況にあったことをはっきりと見ているのである。よく考えてもらいたい。植草氏が痴漢行為を行なったとされる時間が2分間である。つまり善意の証人が、植草氏を見ていた時間が、ミニマム時間で1分間、マキシマム時間で2分間は、植草氏が行なったとされる犯行時間と重なっているのである。
これらの時間構成を眺めれば、植草氏による痴漢犯罪は明らかに生起していなかったことになる。図によれば、京急品川から青物横丁までは2分45秒であるが、先ほど言ったように加速時間を考慮すれば、その時間にプラスα秒加算した時間になるから三分くらいで青物横丁を通過したかもしれない。すると繰り返しになるが、この証人の語ったごとく、初期の2~3分間は植草氏を見ているから、その間に痴漢は発生していないことになる。10時08分に品川を出た電車は青物横丁を10時10分~11分ごろに通過している。3分に近い所要時間である。
ニュースは、彼の証言は役に立たないと言っている。この男性が事件そのものを目撃していないから駄目だというニュアンスである。証言者の信憑性を疑うような報道がテレビでなされたことは、たとえば2007年7月5日06時02分に掲載された「スポーツ報知」で書かれた次の内容を見てもらいたい。
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だが、この男性も「痴漢行為はなかったのではないか」と主張しながらも「電車内では途中、うつらうつらしていた」とも。裁判長は証人に「居眠りしている間に痴漢行為があったかもしれないと考えるのでは」と繰り返し質問したが、植草被告の潔白を証明する明確な回答はなかった。
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神坂尚裁判長は、この善意の証人さんに何度も「居眠りしている間に痴漢行為があったかもしれないと考えるのでは」と訊ねている。しかし、上記で私が語った時間構成を眺めれば、この証人が覚醒していた時間、すなわち植草氏の様子を見ていた時間が、第二回公判で植草氏の痴漢を目撃したと称する証人が語る犯行経緯と、完全に時間的な矛盾を生じていることがわかる。
つまり、善意の証人が植草氏の犯行を目撃していないという決定的な事実が暴かれたのである。巻頭で言ったごとく、この善意の証人は乗り合わせただけのただの乗客である。彼が虚偽の証言をする理由は何もない。しかし、この事件が植草氏を貶める謀略にもとづいて演出されたのであれば、第二回公判で目撃したと称する男も、その後で名乗り出た一般人の逮捕者の証言自体もすこぶる怪しいものとなる。おわかりだろうか。植草氏は完全に無実なのである。これが国策捜査でなくて何だろう。
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コメント
伊藤彰紀 様
はじめまして。コメントありがとうございま
した。確かに示談が七回も行なわれていて、その
一つも世間にリークされなかったというのはお
かしな話です。7回ですから、七人の女性が示談
に応じたことになりますが、植草さんはテレビで
も知られた有名なエコノミストですから、当の女
性たち本人やその友人、あるいは家族などから話
が漏れ出てもおかしくはないと思います。
週刊誌などはこぞって記事ネタにするでしょ
う。しかし、まったくそういうことはありませ
んでした。七回も秘匿状態に置くこと自体に無
理があります。
この7回報道は明らかに謀略側の勇み足です。
この報道でぐうの音も出ないほど、植草さんの
犯罪行為がいかにもあったようにバックアップ
するつもりだったのでしょう。ところが、その
軽薄な思惑が裏目に出ました。
これが嘘だということは、植草さんの事件が
国策捜査であることを、ある意味で裏付けてい
ます。なぜなら7回などという印象操作をやる
こと自体が、なんとしても植草さんを痴漢犯罪
者として仕立て上げなければならない謀略側の
熾烈な意志を感じさせるからです。
投稿: 高橋博彦(管理人) | 2007年7月 7日 (土) 00時38分
初めまして。
私は品川の事件の以前は上手く言い表せないが
何だかおかしいとは思ってましたが、
女性セブンで過去七回痴漢を示談に
したとの記事を見て記事を書いた側の思惑とは
逆におかしいと思いました。
この記事が本当なら何故前の事件の際に
取り上げられるはずだし警察もこの示談にした件を
持ち出してくるはずなのにしなかったという事は
前の事件も今回の事件も何者かにはめられたと
確信しました。
今の自民党によるアメリカ・支那双方への売国の
流れが変わる事と真実が明らかになる事を祈りつつ
参議院選に投票に行きます。
「植草事件の真実」を買ったのと
ブログランキングをクリックするくらいでしか
応援できませんが頑張ってください。
投稿: 伊藤彰紀 | 2007年7月 6日 (金) 22時57分
cameramanさん
コメントありがとうございます。cameraman
さんのような鋭い論理力を持つ方が国策捜査論
に目覚めて頂いて心強いかぎりです。
今後とも知恵をお貸しください。(^^)
投稿: 高橋博彦(管理人) | 2007年7月 6日 (金) 15時48分
わたしはどちらかと言うと、今回の事件は純粋冤罪説(犯人を誤認)を疑っていたのですが、改心しました。検察の準備した証人、及び逮捕者はウソをついています。検察、及びその上の組織から指令が無ければウソをつく理由はありません。国策の疑いが濃厚です。国税を使って、国民を欺く行為は極めて悪質な犯罪です。わが国は民主国家の体を成していません。
投稿: cameraman | 2007年7月 6日 (金) 15時07分
管理人様初めまして。矢張りと言うか、裏には、所謂湯田屋の影がちらつきますねー。この闇は可也深いですが、いつか真実が白日の下に晒される事を願っています。
投稿: 幽谷の名無し | 2007年7月 6日 (金) 13時48分