今はポチ自民党を叩きつぶすこと!!
前記事の補足になるが、二党首会談後の小沢一郎氏の不自然な動きは、結果的には民主党の結束力の脆弱性を露呈した形となって党のイメージをそうとう傷つけていることは否めない。小沢氏の人となりを古くから知る石井一議員が小沢氏に、“この間の参院選で民意は安倍さんではなく、あなたを選んだんですよ、その重みを自覚しているんですか?”と問いかけたら、小沢氏は強く反応したと言っていた。一般レベルで考えれば確かにこの通りである。小沢氏個人の人格や政治手法はともかく、今の政局バランスにおいては、民意が民主党に注がれていることは間違いないし、その機運を大事にして、民主党はこの機会に売国自民党を壊滅させる重大な責任がある。
戦後、良くも悪くも(悪いことのほうが多かったが)自民党一党独裁体制で対米隷従的な政権を踏襲していた我が国も、小泉政権という稀代のペテン的政権の破壊行為によって国家が徹底的に毀損されてしまった。羊の群れのように従順な日本国民もようやく、自民党政権がこのまま続くと、国民利益を毀損する方向性しか持たないことに気が付き始めた。日本全土が格差の弊害に怯え、デフレ構造の固定化はますます一般庶民の生活を苦しめている。特に地方の疲弊は凄まじく、小泉構造改革路路線に対する怨嗟の声は熾烈さを極めている。国民に我慢を強いて、やがては良くなるとうそぶいた結果が凄まじい格差社会(傾斜配分社会)を現出し、国民生活を徹底的に苦しめている。
歴代の自民党政権は、基本は対米隷属構造を踏襲していたが、それなりに面従腹背の気概もあり、国民利益をかろうじて守っていた面もあった。しかし、中曽根政権がレーガノミクス(あるいはサッチャリズム)を無批判に招き入れてから、我が国は新自由主義的な路線を受け入れるベクトルを有して行った。宮澤・クリントン時代には『年次改革要望書』を受け入れてしまい、その陰湿な従米路線の帰結として、小泉政権が完全に米国の傀儡政権と化した。この間には小渕政権が唯一積極財政の試みを行なって日本経済を復活させたかに見えたが、反積極財政派のブレーキによって、我が国は再びデフレの地獄に突入した。これらを冷静に眺めると、我が国の経済状態は単に国の指導者がブレーンを使って計画推進する政策以外の大きな外力が働いていることが見えてくる。この外圧を単純にアメリカと言い切っていいのかどうかは疑問が残るが、少なくともその主体が“国際金融資本”にあることは間違いない。
経済力と軍事力は“国力”の両輪である。この両輪が、外圧によってまともに稼動できない国家をはたして国家と呼べるものだろうか。経済と軍事力は関係ないと考えている国民が大勢いるようだが、クラウゼビッツの『戦争論』などを読んでも、それが根本から間違いであることがわかる。我が国経済の現状は、江戸末期の日米修好通商条約の構造とまったく同じ不均衡状態にある。それはいくら経済力をあげて頑張ろうとはかっても、アメリカの外交圧力に睥睨され、国益に沿う経済政策を断行できないような状況に置かれてしまっているからだ。日本は戦争に負けて充分に敗戦国の惨めさを味わってきた。しかし、歴史は縷々進展している。いつまでも米国を宗主国対象に見るべきではない。自衛隊は充分な装備を持っているから、国土防衛はその気になれば可能だ。問題は米軍の進駐を当然のように許容している日本の惨めな負け犬根性にある。日本の国土は日本人が守るという当たり前の形にすることが大事なのだ。ところが我々は戦争贖罪史観があるので、日本が軍隊を持つことには忌避感情を抱いている。これだからアメリカが宗主国面をするのだ。このいびつな自虐を克服しないといつまでたっても日本はアメリカの財布になり、シナ(中国)の防波堤に使役されることになる。つまり、私はナショナリズムでこいういう見解を言うのではなく、一国の体裁を保てるごく当たり前の国になればいいという普通の視点で考えている。他国に国家防衛を任せる国など、未来永劫にわたって自立は無理である。しかも、軍事力を肩代わりさせている国が侵略や収奪を国是としている国だった場合、最悪ではないか。日本は古代国家“カルタゴ”が、いつかたどった道をたどっているような気がしてならない。
日本は国際的に普通の国になることを志向しないと、経済力も国力も充実するなどという事は絶対にあり得ない。日本の真の問題は国家意識が崩壊に瀕していることと、共同体的結束がすべて悪として否定されていることにある。日本人が小泉政権や新自由主義の跋扈を許容してしまったことの真の理由には、日本人の自己同一性の崩壊がある。したがって、ただ単に今の深刻な問題を構造問題だけで捉えるべきでもない。
さて、自民党と小沢民主党の話に戻るが、参院選で自民党が大敗北したことは、民意が民主党を選んだわけではなく、小泉的な自民党を国民総意が否定したのである。民主党はこの空気を読んで、自らが信任されたわけではないという謙虚さを持ち、小沢党首を中心に一気に自民党を叩きつぶす局面に入っている。今、売国自民党をつぶしておかないとこの国の再生はおそらく無理ではないだろうか。民主党が今やるべきことは徹底して自民党の息の根を止めることである。この作業を終えた暁に、志の高い政治家が集い、好きなように合従連衡を行い、国政の建て直しをはかればいいと思う。しかし、国内問題とは別に、米国や国際金融資本とどう対峙していけばいいかという最も重要な問題は厳然と存在するわけであるから、国家の舵取りを任せる大人物の登場に期待せざるを得ない。歴史が日本の消滅を望んでいないなら、かならずそういう人物が現われると思う。ある意味、今は明治維新の動乱期よりも大変な時代である。
さて、テロ特措法を如何にするか、国際貢献を如何にするかなどということは重大な局面にある今の日本では瑣末なことだ。そんなことはあとでいいのだ。喫緊に優先すべき大問題は、郵政株式会社、郵貯、簡保の膨大な株式の売買を即時凍結することにある。この動きを牽制するために小沢民主党に今大きな力が働いている。こんな頼りない寄り合い所帯の民主党でも、今の動き如何に国家の命運がかかっている。この事実を冷静に見て、民主党も国民も“郵政民営化見直し法案”を早急に成立させ、国民の共有財産の防衛を行なうべきだ。
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コメント
通りすがり様
情報ありがとうございます。実は私もその
ダカーポの特集、日本の医療保障の現状を読み
ました。読み進むほどに怒り心頭にたっしまし
た。
確かに自見庄三郎氏は日本の社会保障費を削減
して置きながらアメリカの国債を100兆円も買う
必要があるのかと締めくくっています。ダカーポ
は多くの人に読んでもらうべきです。
投稿: 高橋博彦(管理人) | 2007年11月 8日 (木) 12時44分
ダカーポの最新号を至急お読みください。
自見正三郎先生が「医療制度売国」について熱く語っておられます。
その中で先生は「日本の財政赤字が危機的な状態である、は大嘘だ!」と喝破しています。
実際の赤字は200兆円程度で他の先進国と遜色ない程度の財政赤字であることを具体的根拠を提示して述べられておられます。
そして先生は最後にこう締めくくっています。
「社会保障を切り捨てて米国債100兆円を購入する必要がどこにある!」
ダカーポは廃刊が決定されています。
だからでしょうか?
最後の最後に良心を見せ付けています!
投稿: 通りすがり | 2007年11月 8日 (木) 12時29分
おはようございます。
昨日地元のお年寄りの「井戸端会議」を聞いていました。口々に出る言葉は「何でこんな国になったのか?」という事葉と「年寄りが暮らしにくい」という言葉でした。暮らしにくい?という意味は、若者への接し方や社会福祉への事でした。
70歳以上のお年よりは国の為に働き、目上の人間には従ってきましたが、国の援助は減り、若者へは気遣っています。今や「大格差社会の入口」に立ってしまった日本国の「民意」という物は、国会で議論している事柄には程遠く、「もっと単純な事柄」が大多数ではないか?と思います。
日本は戦争をしない!と決めたのですから「特措法」等を議論せず「如何なる場合も参加しない」でいいと思います。過去の大戦においても「全面降伏」では無いのですから、いつまでも植民地政策に踊らされていること自体おかしいです。
アメリカ国債でも「実質上アメリカの管理下」にある国債を売却することが出来ない。売却すればドルが暴落し、国債は紙切れになり、購入を止めてもドルが暴落し市中金利も上昇してしまう。
アメリカが風邪をひけば、日本はくしゃみをするるどころの話では無い状況を作ってしまった。
私は「真のエリート」が集結し、明治維新の再来を起さなければ永久に日本は変わらないし崩壊すると思います。けして過激な発言では無く、世情を見ていて様々な事が「末期症状」であると思っております。オットセイの下半身と言われた「森義朗・なべつね」等が未だに暗躍している世の中では到底改善できません。
今こそ、昭和30年代前後の教育に戻し、
鎖国を復活させ「日本独自」の道を歩めるようにしてほしいと願っております。
「惻隠の情」「四季」「もののあわれ」という風情を感じることが出来る国民は「市場原理主義」という欧米人と共に行動すること自体間違っています。ですから鎖国の復活なんです。
鎖国と言うより「日本にあったものだけを入れる」という事ではないのでしょうか?
投稿: 生きた化石 | 2007年11月 8日 (木) 10時49分
シティグループの新CEOは、何とあのゴールドマン・サックスの会長を務めた、ロバート・ルービンだそうです。
http://amesei.exblog.jp/d2007-11-05
投稿: n | 2007年11月 7日 (水) 20時55分
昨日発売の、11/10号『週刊・東洋経済』は、【共済】についての特集です。手元に物が無いのですが、どのような内容なのでしょか。保険業法と年次改革要望書の関係も気になります。保険業法の改正がどの時点での要望だったのか気になります。どなたかご存知ありませんか。
投稿: n | 2007年11月 7日 (水) 20時43分