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2008年1月13日 (日)

お金がなければ刷りなさい(小野盛司)

(※日本経済復活の会 会長 小野盛司氏の記事、第五弾です)
http://tek.jp/p/

 日本中からお金が足りないという悲鳴が聞こえてくる。日本の一人当たりの名目GDPは急落し、18位まで落ちたことが繰り返し報道されている。このことは日本経済復活の会が昨年10月26日の朝日新聞の朝刊に1頁を使った意見広告を出した後、瞬く間に日本中に知れ渡るようになった。国は財政難で青息吐息だし、地方財政だって同じ。国民も平均給与は9年連続で減少。貯蓄を取り崩してやっと生活しているのが実情だ。企業も、お金を持っていない日本人を相手にしていたら商売できないから、海外に出て行く。

「お金がなければ刷りなさい。」

 これが、現代の管理通貨制度での、単純明快な解決法である。確かに金本位制の下では、通貨発行は政府の所有する金の量により制限され、生産力が増大してもお金を発行できず、需給のバランスが崩れ、デフレとなった。そこで世界各国が金本位制から離脱し、自由に通貨を発行できるようにした。だから日本以外の国はどんどん通貨を発行し、デフレにならず、国を豊かにしている。どうして日本だけが、経済成長に絶対必要不可欠な通貨発行を拒否して貧乏にならなければならないのか。

 昨日の新聞にも、アメリカのクリントン氏が7兆6000億円の景気対策を提案している。フランスのサルコジ大統領も2兆円の景気対策を実施している。2007年の名目成長率の見通しだが、フランスは4.1%、アメリカは4.7%で、日本の0.8%の5倍以上なのに、もっと成長率を上げて、国を豊かにしようとしている。一方で、日本は景気が極めて悪化しているのに、増税、歳出削減で、逆に日本を貧乏にしようとしている。

 図1に、世界のGDPに占める日本の割合を示した。デフレなのに緊縮財政をやっているお陰で、1994年に17.9%を占めていたのに、2006年は9.1%に下がり、2007年は7.9%にまで低下する見込みだ。すでに1980年のレベルを下回っている。このように急激に日本を貧乏にして、我々の次の世代に貧乏生活を強いてよいのだろうか。このグラフでもはっきり分かるのは、1998年から2000年にかけて、小渕内閣の景気対策で多少とも挽回できているということだ。彼は実質成長率がー1%だったものを3%にまで引き上げ、株価も4300円も上げて2万円台を回復していた。景気対策を続けていたら、今も日本は世界で最も豊かな国の一つであり続けていたに違いない。昭和恐慌のときの高橋是清蔵相の景気対策も大成功したのと同様だ。

 管理通貨制度で認められている通貨発行の仕組みは、まず日銀が市場から国債を買う。それと同額の国債を国が発行し、それを資金に景気対策をすること、つまり減税をし、医療、福祉、教育、公共投資等に国がお金を使う。これは新しく発行されたお金で行えば良く、返す必要はなく、国を豊かにするためのお金だ。確かに国債が国の借金というなら国の借金は増える。しかし、GDPはそれ以上増えるし、その借金の貸し主も国(日銀)である。国が国に金を貸し、そのお金で庶民の懐を暖めて国を豊かにする。世界中が認めているこの仕組みを、日本も認めてもよいのではないか。この管理通貨制度の仕組みを国民が理解することが、日本経済復活への唯一の道である。つまり借金というが、家計での借金とはまるで意味が違う借金であり、それに対する国民の理解こそが、日本経済を救うのである。

 お金が無くて、この厳しい国際競争を勝ち抜くのは無理だ。日本だけがお金がない状態に置かれている状況を直視していただきたい。これからは、原油などの資源の奪い合いが国際間で激化する。もし、このまま日本が貧乏になり続けたら、資源の取り合いにも負け、食料品の輸入さえもできなくなる。我々の次の世代のためにも、国を豊かにすることを国に求めていこうではないか。(小野盛司)

図1
Gdp


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コメント

投稿 | 2008年1月19日 (土) 02時39分 様へ
消費税還付金が年間2兆円から3兆円はあると思います。皆、輸出最終企業のトヨタやキャノンに還付、要は払い戻されています。しかしそれがそれを納めた下請けに回ってくる事はありません。
消費税還付、6月は過去最高の8690億円
財務省が発表した6月の税収実績(一般会計分)によると、国から企業などへの消費税の還付額が、輸出や設備投資が好調だった影響で、単月で最高の8690億円に上った。消費税は、輸出取引や多額の設備投資などに応じて還付される制度がある。6月の消費税収は、3月期決算の企業が申請した還付金が多く計上されたため、還付額が納付額を上回り、差し引きマイナス1753億円だった。マイナス幅は2000年5月に次ぐ2番目の水準だ。
(2007年8月11日23時28分 読○新聞)

投稿: あられっ子 | 2008年1月19日 (土) 12時43分

売る事も出来ない米国債を大量に抱えて日本は死んで行くんですなw
一説によると300兆円はあるとか。
そんな使い物にならない米国債を1年で33兆円も買った小泉内閣は
真正の売国奴か阿呆なんですな。
米国債を売ろうとしても米軍にやられるんなら政府貨幣を発行しようと
しても日本はやられるんでしょうね・・・
そんな事をすれば国際金融資本の存亡に関わりますからね。
世界最大の債権国がこのまんま衰退して行くなんてのも皮肉な事ですねw
産業の空洞化が原因だとおっしゃいますが企業利益だけは最高益を更新
し続けてますよ。
以前として産業機械の稼働数はぶっちぎりの世界一ですしね。
空洞化や工場の移転は80年代からすでに活発でしたしね。
日本の不況はバブル崩壊後の信用創造機能のマヒとプラザ合意以降の
新自由主義化にあると思います。
法人税を下げたり、労働分配率を下げたり、株式の持ち合いを解消したり
して国民に対する利益還元や再分配率が下がってるのが問題なんじゃない
でしょうか。
日本の労働分配率は確か98年をピークに下がり続けて昨年ついに60%
を割り込みましたからね。
欧米先進国は全て70%を超えてます。
大企業限定だと日本はもっと低いでしょうね。
改革とやらで儲けても還元されない仕組みに変えられてしまいましたからね。
下請けに対する還元率も同様でしょうね。
これでは個人消費が盛り上がってデフレ解消とならないのは当然でしょうね。
以前、朝日新聞にデフレ不況を維持しないと国債の金利高騰に耐えられない
と言う財務官僚の本音とやらが載ってましたから政府・日銀・官僚はわざと
デフレ不況になるようにコントロールしてるんでしょう。
だけど名目成長率が上がって行かない限り税収の自然増も無い訳ですし・・・
それに財政危機を叫ぶ割には相変わらず米軍はじめ外国には大盤振る舞い
してますし公務員のボーナスを増やしたりしてますし・・・
やってる事がちぐはぐだな~。
いざとなったら埋蔵金じゃないけど特別会計の一部を一般会計に回す訳には
行かんのかな?
為替介入の枠なんて減らせばいいんじゃないの?
どうせ米国やトヨタ、キャノンへの貢物にしかならないんだからな。
50兆円ほど回せばただちに黒字化出来るじゃないのw

投稿: | 2008年1月19日 (土) 02時39分

あられっ子さん こんばんは
返事が遅れましたが、1/17のコメントについて思った事を書きます。
私の意見はここではかなり異端ですので、ご承知おきの上お読み下さい。
1. そんなに刷ってインフレは? 
 当然インフレになります。日本が不況から抜け出せない原因は、人民元の価値が不当に安過ぎるからですね。貿易の自由化を進めるなら、円の価値を下げて諸外国に対して競争力をつけるしかありません。私がチャラにしろと書いたのは、文字通り借金を無かった事にしろという、乱暴な意見です。実際にやるとすれば、日銀に無利子国債を買わせて借金を棚上げするくらいでしょうか。(日銀が拒否するなら、政府貨幣を発行して日本政府が買えばいい)
FRBなどに構っている場合ではありません。

2. 米国がこのまま行くのか? 
 本来アメリカは基軸通貨であるドルを持っているので、金融や外交政策を誤らなければ、永遠に現状を維持できるのかもしれません。ただ、田中宇氏がかなり前から指摘している通り、アメリカはわざと自滅する様な政策を取っているのが気になりますね。私は近い将来ドルが暴落する可能性が高いと思います。その前に日本は手を打っておくべきなのに、売国官僚・政治家のおかげで、もう時間切れですね。

3. ついでに言いますと…
 給料が上がらない件については、まず為替を中国等と対等の状態にしないと根本的な解決にはならないと思います。財政出動をして景気を良くすれば乗数効果で財政は健全化するという意見は、私にはどうも理解できないんです。一時的にバブルになるかもしれませんが、財政出動を止めたら元の木阿弥でしょう。まずは膨れ上がった借金を、禁じ手を使ってでも減らすべきではないでしょうか?
まぁ、小野盛司氏も分かってて書いてるのかもしれませんね。お金を沢山刷れば結果は同じですから。

投稿: ビンモハマド | 2008年1月19日 (土) 00時53分

ポンキチ様

 はじめまして。情報をありがとうございまし
た。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2008年1月19日 (土) 00時03分

あられっこ様、こんばんは。

>ドルを政府が沢山持っているから日本は大丈夫
>という論もありますが、あれは決して売れない
>ドルです。売ったら在日米軍が攻めて来るで
>しょう

そうなんですね。売ろうとしたとたんに横田
幕府から政府中枢に刺客が放たれるかもしれませ
んね。

>仮にするとしてその1.その原資は?国債でしょ
うか、その2.財政拡大したとして景気が回復し、
株価が日経平均2万円を超えたら長期金利も2%
を超え始めるでしょう。国債の金利負担が上が
ります。日本がこれ程国債の残が無く、且つ金利
が15年ほど前の水準なら財政拡大も可能だった
かもしれません

 これについては、私程度の知識で答えるよりも
そのうち、日本経済復活の会、小野盛司さんの続
編が来ますので、そこで語られると思います。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2008年1月19日 (土) 00時02分

追加です。すみません。アメリカはドルの金利を大幅に下げ、且つ財政出動、と言っています。そのお金は一体どこから持ってくるのでしょうか。アメリカは定めてあった連邦の借金の限度額をくしくも10月1日、郵政民営化の日に超えてしまい、借金の限度額を更に書き換えています。借金を減らそうなんて思ってはいません。アラブも現状のドル資産の為にお金は出すでしょうが、もともとユーロを含めたドル一辺倒からの脱却とアラブでの共通通貨を考えていたわけですから、どの辺で動くのか。日本は管理人様もご存知の通り、いつまでもコバンザメです。

投稿: あられっ子 | 2008年1月18日 (金) 21時20分

高橋博彦(管理人) 様
ごめん下さい。
コメント、ありがとうございました。「この量的緩和が直接庶民の財布に関わってくるという実感が私はありません」世界をめぐり巡って、トヨタやキャノン、輸出大企業はそのお陰で潤いましたが下に落ちてきてはくれませんでした。ハケンはドレイ状態でしょう。企業の社内保有分は増えています。
財政拡大がしたくても出来なかったのは大量の国債残のせいかと私は思っています。仮にするとしてその1.その原資は?国債でしょうか、その2.財政拡大したとして景気が回復し、株価が日経平均2万円を超えたら長期金利も2%を超え始めるでしょう。国債の金利負担が上がります。日本がこれ程国債の残が無く、且つ金利が15年ほど前の水準なら財政拡大も可能だったかもしれません。私は今の日本は余りにも「縛り」が多すぎると思います。ドルを政府が沢山持っているから日本は大丈夫という論もありますが、あれは決して売れないドルです。売ったら在日米軍が攻めて来るでしょう、多分。財政拡大して長期金利を上げないためにはインフレが、要は人件費が将来も上がらなければいい訳ですが、ではそれでいいのか、竹中氏は成長率と金利について述べていましたが、人件費が上がらないシステムとは安い労働力を求めて工場が海外をさまようことを意味します。結局、上手く立ち回れない末端の国民は米国の最下位の移民層と同じ、という今の日本です、と思います。

投稿: あられっ子 | 2008年1月18日 (金) 19時26分

 あられっこ様

 はじめまして。ご意見ありがとうございました。私は金融政策についてはよくわかりませんが、量的緩和の効果についてはどうなんでしょうか。お金を刷って量的緩和をすると、それが銀行に留まったり外国へ流れたりすることはわかります。しかし、この量的緩和が直接庶民の財布に関わってくるという実感が私はありません。それよりも減税とか財政拡大などを派手にやってもらって、大勢の庶民の可処分所得を増大させた方がよっぽどありがたいという思いがあります。政府は金融政策だけに頼ろうとしているので、バブルを引き起こしたり、円キャリートレードが発生したりでろくなことになりません。財政政策でやっていたら、こんなトラブルはなかったと思います。

>とりあえずは大企業が株主や役員の為にためた利益を社員や
>下請けに放出してほしいところです。

堀江や村上の騒ぎがあったころ、「会社(の利益)は誰のためのものか」というのがあって、それは株主だというのがありましたが、それが常態となってきたという感じです。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2008年1月17日 (木) 22時49分

ついでに言いますと、こうゆう話は高尚な経済政策論議では一切言われませんが、日本の小売業の売り場面積はここ10年ほどで全体では3割り増し、大手に限って言えば2倍ちかくになっています。それでいて安い中国製品が入り物価はさがり、さらに少子高齢化や、地方での仕事が皆、工場が中国へ行ってしまって、失業者ばかりでお金の無い若者が増え、小売業全体の売上は伸びていないのですから。床面積が増えて売上が減れば結果人件費が下がります。利益は皆、イオンやセブンのりっぱな売上の伴わない広すぎる売り場に消えました。規制緩和と金融緩和で低金利のお金が溢れて大型店がどんなに出来ようと景気回復の演出は出来ますが売上となによりも最終利益が出てきません。利益が出なければ労働者の給料は上がりません。結局、国民はそのシステムが解らず、安い中国製品や輸入野菜を買う生活しか残らないのです。金融資本主義でGO!は今回倒れましたし。とりあえずは大企業が株主や役員の為にためた利益を社員や下請けに放出してほしいところです。シティの首になった前会長はボーナスだけで77億円でしたでしょうか。7億円で十分だと思います。今、問題なのは経済システムもさることながら、人の心の問題が多いのが厄介です。「お金でなんとでもなる」その通りかもしれませんが言ったらお終いです。

投稿: あられっ子 | 2008年1月17日 (木) 21時09分

ビンモハマド様
コメントありがとうございました。
私の疑問はやはりその1.そんなに刷ってインフレは?とその2.米国がこのまま行くのか、はたまた金本位主義とまでは言わないが、別のなにかを打ち出すのか、という処です。その1.では結局、日銀の国債直接引き受けということでしょうか、その場合の金利の変動はどうなりますでしょうか、今の日本、長期金利が3%を超えるとOUTでしょう。その2.ではFRBがこのまま金利引下げ程度で黙っているのか、その変が気になります。

投稿: あられっ子 | 2008年1月17日 (木) 19時43分

あられっ子さん

バブル崩壊以降、日本経済が長期低迷し続けた最大の原因は、あられっ子さんの仰るとおり、元安円高による国内産業の空洞化だと思います。
これに対する日本の経済政策は金融緩和による円安誘導、或いは関税による国内産業の保護しか無いと思うのです。

2003年以降、確かに日銀は量的緩和を続けましたが、せいぜい100兆円程度でしょう。
その結果円高になるという事は、それだけ米や中国が腐るほどお金を刷っているという事になります。
私は1000兆くらい刷らないと円安にならないような気がします。
2008年から国債の償還額が急激に増えていくそうですが、いっその事、借換え債を発行しないでお金を刷ってチャラにしてしまったらどうでしょうか?

投稿: ビンモハマド | 2008年1月16日 (水) 22時55分

杞憂が現実になりましたね。
みずほが早速メリルリンチに1300億円の資金援助をします。
これは米国債と同じく「返還」されないお金になります。
他のメガバンクも追随する事必定。
メガバンクの株主は代表訴訟を起こし、経営陣の責任を追及すべし!!

投稿: とおりすがり | 2008年1月16日 (水) 12時39分

911陰謀論について今ちょうど白熱した議論が交されています。

911テロは陰謀論者の陰謀3
http://hobby10.2ch.net/test/read.cgi/army/1199390179/l50

投稿: ポンキチ | 2008年1月15日 (火) 21時33分

私はこの話は疑問に思います。政府と日銀がゼロ金利でもどうしようもなく、さらに量的緩和をして円は大量に供給しました。しかし多額の国債を発行し続ける政府が金利を上げさせずに円は米国へ流れサブプライムローン問題を引起しました。過剰流動頼みの大企業保護の政策ではいつまでたっても同じ事の繰り返しでしょう。現在のデフレは成長率重視の世界経済の為に中国を無理やり急激的に経済大国化させ、且つ元を安いままにしておく政策のせいであって、その恩恵による大企業の成長率重視の株価でしか日本経済を演じられないという虚構のせいです。今晩、それも崩れますが。

投稿: あられっ子 | 2008年1月15日 (火) 20時36分

とおりすがりさん、こんばんは。

①中曽根改革の検証
②中曽根改革~小泉改革までの総合的検証
③田中角栄内閣崩壊~中曽根内閣までの検証

 小泉内閣の破壊性の検討が喫緊の課題なんです
が、ある人によりますと郵政民営化の話は中曽根
内閣の時にアメリカと出来上がっていたという噂
があるようです。サッチャー及びレーガノミクス
の新自由主義を日本に導入したのも中曽根です。

 今からして思えば、レーガンが来日した時、山
荘で誇らしげに“ほら貝”を吹いていた当時の中
曽根首相の勝ち誇った顔が思い出されます。宮沢
-クリントン会談の1993年に年次改革要望書がも
たらされたことも日本破壊のエポックですが、す
でに中曽根時代にアメリカ型の市場原理至上主義
の原型が導入されていたのですね。

 三公社を復活することは日本のインフラ建て直
しに必要です。その前に、郵政資金を保存しない
といけませんね。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2008年1月15日 (火) 18時37分

JAXVNさん、こんにちは。

 日本株の数値は実体経済の正直な指標だと思い
ます。メディアの欺瞞性と言いますか、詐話的な
ところは、構造改革のアクセル論へさりげなく持
っていくところですね。つまり、日本株の低迷は
構造改革がアイドリング状態だからであり、早く
アクセルを吹かす必要があるという話に行くわけ
です。
 現在の不況は政策不況と言うよりも構造不況で
あり、デフレが固定化されているからですよね。
このデフレ解消に方向を向けずに小泉構造改革
路線へ再びアクセルを踏み込めという、ある意味
わかりやすい話になっています。

>証券税制で思い切った減税策を打ち出せなかっ
>たのも響いた。

 これはバクチ投資をやる人々を減税しろという
ことなんでしょうか。あと、たとえばこのデフレ
下で、定率減税廃止と住民税の増税の二重の締め
付けで庶民生活を苦しめる。その他諸々のデフレ
加速政策のオンパレード、こういう状況で需要が
立ち上がるはずがありません。

 政府の基本論調である景気拡大が明らかに間違
っていますね。この景況感のどこが好況?今の政
府は進むか退くかという単線的な進歩史観の硬直
性に陥っています。これは小泉や竹中のワンフレ
ーズだった構造改革か、さもなくば旧弊な抵抗勢
力路線かの二分法です。どこにもデフレ認識と、
そこからの脱却の視点がありません。

 と言いますか、マスコミを先頭にして虚妄の
経済実態を国民に植えつけているとしか思えませ
ん。


投稿: 高橋博彦(管理人) | 2008年1月15日 (火) 12時52分

こんにちは。
「世界市場「独歩安」日本 政治・行政不況追い打ち
1月15日8時0分配信 産経新聞

 年明けから続く世界的な株式市場の低迷の中で、日本株の弱さが際立っている。政局混迷や構造改革後退の「政治不況」と、建築基準法改正などの「行政不況」が、投資家離れを引き起こしているためだ。世界の株式市場に資金が戻っても、日本株だけが買われない状況になれば、実体経済の足を引っ張る恐れもある。株価は国の経済力を表す指標でもあり、政治主導の取り組みが急務だ。(大塚昌吾)

 先週末11日の東京株式市場の日経平均は一時、前日終値比291円安の1万4096円まで下げ、1万4000円割れ間近に迫った。8、9日の2日間で100円弱戻したものの、大納会前日の昨年12月27日以降、1500円超も下げている。

 特に日本は、世界の主要市場に対して独歩安の様相が濃い。昨年12月3日を100としてみた1月11日の終値は、ニューヨークのダウ工業株30種平均が94・68(1万2606ドル30セント)▽香港ハンセン指数が93・75(2万6867・01)-なのに対し、日経平均は90・29まで落ち込んでいる。

 独歩安の原因として指摘されているのが、「政治不況と行政不況という2つの不況」(東京証券取引所幹部)だ。

 政治不況は、総選挙観測が強まる政局不安に加え、福田内閣が初めて手がけた昨年末の税制改正や予算編成で中央省庁系議員の発言力が増し、構造改革の後退が浮き彫りになったことがある。証券税制で思い切った減税策を打ち出せなかったのも響いた。

 また、改正建築基準法が住宅着工を冷やし、貸金業規正法が中小企業向けの融資を収縮させるという行政不況も指摘される。

 こうした結果、米国の低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)の焦げ付き問題が深刻化した昨年後半(7~12月)には、売買の6~7割を占める外国人投資家が国内3市場で1兆1000億円も売り越し、日本株売りが鮮明になった。

 本格化する米国企業の昨年10~12月期決算発表で、「大手金融機関のサブプライム問題の損失が確定すれば、株価は上昇に転じる」(大和証券SMBCのエクイティ・マーケティング部の西村由美上席課長代理)との見方は強い。

 ただ、原油先物価格を1バレル=100ドル台水準まで押し上げ、金価格を高騰させている資金が株式市場に戻っても、「日本にまでは回ってこない可能性もある」(同)。

 政策不在の状況が続けば、7期連続の増益が見通されている堅調な企業業績にも影響を与える恐れがある。日本の株価は、実体経済と乖離(かいり)した警戒域にあるとの認識が必要だ。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080115-00000029-san-bus_all
世界の中でも日本が特に株価が下がっている現状ですが、メディアはこの期に及んでもまだ「改革の後退が原因」などと言っています。しかし実際は、「日本の景気は拡大している」という日本政府の見解が全くのうそだからであり、日本の株価はそれを正確に示しているだけだと思います。「日本の株価は、実体経済と乖離(かいり)した警戒域にあるとの認識が必要だ。」 ではなく、株価こそが実体経済を示していると言えるのではないでしょうか。

投稿: JAXVN | 2008年1月15日 (火) 08時25分

とおりすがりさん、こんにちは。

 民営化万歳の風潮は竹中氏がフリードマンの
思想を暴力的に日本に適用した結果です。この
経済思想の根底には国家が否定され、無国籍化
に焦点が当てられています。

 おっしゃるように、民営化を際限なくやって
行きますとインフラが消滅し、無政府的な混沌
とした世界に移行します。こんなものは人類の
築き上げた文明秩序に背反する罪なことです。

 国民と言う概念さえ無効化する無際限民営化
は国家破壊そのものです。国民は国家に帰属し
てこそ、安全と社会秩序を維持できるわけで、
文化もその土台から形成されるものです。

 私も限界集落問題は交通インフラを整えるこ
とでかなり解決の糸口になると考えています。
同時に江戸時代の熊澤番山の国土保全思想を取
り入れて、里山の復活を公共工事としてプロジェ
クトを起こせば地域格差を減衰して、地域住民の
誇り復活に寄与します。地域には都会には創造出
来ない自然があるのですから。

 徴兵制に反対する理由が国家防衛云々と言うよ
りも、支配層の自分たちの子供を行かせたくない
というのはなるほどなと思います。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2008年1月14日 (月) 15時05分

今現在、即効で必要なものは「小泉構造改革」の完全否定と小泉純一郎、竹中平蔵、経団連奥田、オリックス宮内、経団連御手洗、自己責任の奥谷礼子などの証人喚問でしょう。
そして過去政治経済の検証でしょうね。

①中曽根改革の検証
②中曽根改革~小泉改革までの総合的検証
③田中角栄内閣崩壊~中曽根内閣までの検証

これらも不可欠。
そして中曽根内閣から行われた全ての「民営化政策」の徹底検証でしょう。
そして「国鉄復活(JR国有化)」「電電公社復活」「専売公社復活」でしょう。
少なくとも三公社復活と「郵政再国営化」は絶対にするべきです。
そしてこれらの三公社一現業に「大量の失業者」をペーパーテストその他にて厳正に検査し、雇用すべきではないでしょうか。
特に国鉄廃止路線は徹底的に検証してから復活させる。
そうすれば限界集落のインフラ復活にもつながるのです。
例えば「全寮制の学校」を限界集落付近に作るのも手でしょうね。
廃坑などの巨大インフラの住居跡、つまり廃墟も整備すれば再利用できるはずですし。

投稿: とおりすがり | 2008年1月14日 (月) 14時44分

私の拙いコメントを採り上げて頂きましてありがとうございます。

ところで何でも民営化の傾向には危惧を持っています。
民営化とは私営化の事。
つまり「営利活動」に他ならないわけですね。
儲かるならばとっくの昔に民間企業がやってるのです。
でも何で公営でやってるのか。
それは必要なインフラだからですね。
そんなわけで、民主党前原一派や自民党小泉一派の狙いは公有財産を米国資本に捧げる事です。
そしてその事によって地方経済が壊滅的打撃を受け、若年層を中心に失業者が溢れる。
そこで憲法改正を行い、自衛隊を国軍化する。
但し徴兵制にはしないのです。
理由は簡単です。
政官財と報道関係者の子弟が徴集されたら困るからですね。
そこでアメリカと同じように志願制として無職の若者や失業者を中心に国軍に志願させ、米軍の露払いや補完をさせるわけです。
その際に発生する莫大な軍事利権を米国資本が享受し、そのお零れを経団連など財界や小泉一派や前原一派、そして報道関係者が貰い受ける。
要するに昔の経世会が道路利権で儲けた図式を清和会や凌雲会が軍事利権に置換して儲けるわけです。
その際には米国への上納が前提条件となるのではないでしょうか?


投稿: とおりすがり | 2008年1月14日 (月) 13時46分

喜八さん、おひさしぶりです。
郵政民営化凍結TBPを一日足りともわすれて
いませんが、いま、あちこちのブログや民営化
に関する情報を勉強中でして、そのうち出力に
入りたいと思っています。小泉・竹中路線の亡国
的影響は、調べれば調べるほど怒りが出てきてい
ます。

日本経済復活の会の会長さんである小野盛司さんは
計量経済学の専門家で積極財政推進論者です。私も
時々勉強させていただいております。

 今年もよろしくお願いします。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2008年1月14日 (月) 10時48分

高橋さん、こんにちは。
郵政民営化凍結TBPへのご協力ありがとうございます。

小野盛司さんという方のことは、恥ずかしながら、先に「神州の泉」で初めて知りました。
この機にまとめて読ませていただきます。

今年もよろしくお願いします~!

投稿: 喜八 | 2008年1月14日 (月) 09時41分

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