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2008年2月 2日 (土)

経済成長に必要な成長通貨(小野盛司)

(※日本経済復活の会 会長 小野盛司氏の記事、第十七弾です)
  http://tek.jp/p/

 ほとんどすべての日本人は、国がお金を使おうとすると、財源を考えなければならないと誤解している。歳出拡大をするには増税しかないと思っている。しかし、今回のブッシュ大統領の16兆円の景気対策でも、財源など考えていない。考える必要はないのだ。なぜなら、国は通貨発行権を持っているのだから。こういった発想を日本人ができるようになれば、日本の没落は止められる。経済が大きくなろうとすれば、それだけ多くの通貨が必要になる。国が新たな通貨を造って市中に流すことで、成長通貨が供給できる。筆者は日経新聞社の日本経済モデル(MACROQ60)を使い、もしも小泉内閣の緊縮財政でなく、積極財政が行われていたら日本経済はどうなっていたかを試算した。これは日本最大の経済データベースを持つ日経新聞社の経済予測プログラムを使って試算を行ったものである。2000年から5年間、毎年10兆円~50兆円の財政出動を行った場合の試算を行った。実質成長率と名目成長率を以下に示す。例えば50兆円の景気刺激策を行った場合、初年度GDPは名目で9.9%、実質で7.4%という大幅な伸びとなる。実際、昭和恐慌の際にも、巨大な景気刺激策を行った直後は10%程度のGNPの伸びがみられた。

Gdp_2 

 景気対策を続けていくと、名目GDPはどこまでも伸びるのだが、実質GDPはだんだん頭打ちになる。それは物価の値上がりが効いてくるからだ。通貨を発行し、経済を活性化していくと、ある程度のところで物価が上がるだけで、実質経済は成長していないという状態になってくる。だからこそ、実質GDPと名目GDPの2つを区別して論じているわけだ。消費者物価指数の変化を以下に示す。50兆円の財政出動を続けていると4年目から、消費者物価の上昇率は3%を超え、警戒域に入る。そして、景気対策の割には、実質GDPは伸び悩むようになる。それを考慮しても、5年間で約30%実質GDPは伸びるわけで、年率5%の伸びだ。実際の実質GDPの伸びは2000年から5年間で9.2%だから3倍以上になる。名目GDPだと差はもっと大きい。50兆円の財政出動を5年間行った場合、名目GDPは32.9%伸びる。ところが実際は緊縮財政を行っていたから、この間名目GDPは1999年度に499.5兆円、2004年度に498.3兆円で、伸びるどころか下がっている。実際は緊縮財政により悲惨な結果になったわけだ。

 名目GDPと実質GDPの差はGDPデフレーターである。消費者物価は消費者に関係した物価指数であるのに対し、GDPデフレーターは企業間取引や輸入物価などまで含めた総合的な物価指数である。刷ったお金で財政出動をやれば、デフレーターは上がってくる。政府は緊縮財政をやっていてもデフレーターは年率0.5~0.8%増加すると7年間も言い続けている。これは大本営発表だ。実際は年率0.1%程度しか増加しなかった。政府がむなしく言い続ける年率0.5~0.8%のデフレーター上昇率を達成するには、20~30兆円の財政出動を行う必要があることが、このグラフから分かる。
Photo_5 

政府の経済見通しが、全くの大本営発表であることを忘れてはならない。現状維持では、日本は急激な没落を続けるのだ。(小野盛司)

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コメント

JAXVNさん、まるさん

 こんばんは。お二人の話から伺えることは、構
造改革派に焦りの気持ちが出ているということの
ようですね。

 特に竹中氏、木村氏は2002年当時の金融政策の
頭脳中枢であり、あのりそな処理の元凶的存在で
す。彼らがテレビに頻出すること自体が構造改革
継続のテコ入れですよね。消極(緊縮)財政加
速、デフレ脱却気運阻止、サプライサイドだけの
発想。日本を停滞から死に誘う死神たちですね。
しかも最近は日テレのウェークアプという辛坊某
の番組に、元税調会長で定率減税を廃止して、法
人税を下げた本間正明氏や片山虎之助氏なども出
ていました。売国構造改革派のオンパレードで
す。JAXVNさんの言うように、マスコミが異常な
までに取り上げる構造改革シンパたちを見ますと
なりふり構わぬ感じです。これは国民へ掛けた詐
術が醒めかかっていることを示していますね。

 最近、竹中氏や中川秀直氏の上げ潮路線発言が
目立っていますが、自分たちの悪事の糊塗を意図
したリップサービスですね。これも国民に掛けた
催眠術が解けかかっている証拠かもしれません。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2008年2月 3日 (日) 20時21分

望様

 コメントありがとうございました。

>その資金を農業用水路を利用した、マイクロ
>水力発電建設などのエネルギー自給と食糧自
>給のためにまわせば良いと思います。農村を
>食糧とエネルギーの供給基地にすると良いと
>思います。

 農業用水路を利用したマイクロ水力発電とは
どういうものでしょうか。興味深いですね。私
は基本的には河川の生態的機能を根こそぎ破壊
するダム建設は反対です。しかし、有効な灌漑
システムは必要なので河川機能を保持したまま
で用水路や発電ができないものかと思っていま
した。農業用水と小型の水力発電が可能なら、
素晴らしいですね。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2008年2月 3日 (日) 20時01分

>財政危機ならなぜ長期金利が1.3%なのですか?
それは貯金があるからです。

投稿: 望 | 2008年2月 3日 (日) 19時40分

菊池氏の言う、国の資産というのは、不良債権化した貸付金や箱物で、国に資産などありません。
ウソをついていない経済学者などいません。
何もしないのが、公務員としては、優秀ですから、何もしないのでしょう。利権がありすぎてできない事も確か。水力発電は石油や原子力の代わりには、ならないそうなので、原発を増設する以外に方法は無いでしょう。

投稿: 望 | 2008年2月 3日 (日) 18時02分

カイカク派はかなり焦ってきているのでしょう、なりふりかまわず、といった感さえ感じます。

菊池教授をとうとう引き合いに出し批判を繰り返す司会者田原サン、欠席裁判はイケマセン、イロハのイです。
しかしこれは逆効果になるかもしれませんね、どのような機会であろうと菊池教授の存在がメディアに取り上げられる事は国民にとって好ましいはずです、文芸春秋にも少なからず影響を与えるでしょう。
国債発行が足りないのは長期金利を見れば明らかです、ぜひこの点を二人に聞いてみたいものです、財政危機ならなぜ長期金利が1.3%なのですか?
これを明確に反論したカイカク派はいません、まさか金利が上がると政府の利払いが増えるから困るなどと言うたわごとは止めて欲しいものです、なぜなら危機なら誰の都合であろうと長期金利は急上昇するはずです、それがなんで人類史上かつて無い超低金利を続けているのでしょうか。
デタラメも程々にしてもらいたいものです。

木村某が信用収縮を指摘していましたが、そもそも金融庁を使って貸し渋り貸し剥がしを強化したのは竹中サン、あなたですよ。
木村サン怒るならあなたの隣に座っている竹中サンに怒るべきです。
植草氏はこれらの金融行政に対し当時「神様がやっても儲からない商売にした」と厳しく批判されていたのを、あなたたち二人は聞いていなかったとでも言うのですか。
その後銀行は手数料収入で生き延びると言う邪道に進み金融の仲介機能を放棄し、公器としての役割を捨てたんじゃありませんか。

今日は出ませんでしたが、そのうち出始めるはずです、為替介入の話が。
一部の外資系エコノミストは既に今の危機を救う手段として為替介入を言い出しています。
アメリカが利下げを繰り返し、円高(対ドル限定)になる環境にあり絶好の理由付け環境にあり、いつまた介入と称してアメリカ国債の大量買取行為にでても不思議は無くなってきた、もっとも03年の介入時は115円程度だったのだから、なぜ今やらないのか矛盾していますよ、なぜ介入しないのでしょうかね?

興味深いのは竹中の太田批判です、これは尤もですが評論家と称して批判するなら評論家でないモノを発言しないと信用されません、
自分は財政政策を行って一時的に景気浮揚を行ったが、これを大田サンにもしなさいと言うなら、
納得です(笑)


投稿: yasujirou | 2008年2月 3日 (日) 16時11分

こんにちは。
今日のテレビ番組欄を見てあ然とした人も多いのではないかと思います。フジ報道2001は東宮崎県知事、猪瀬東京都副知事、片山前鳥取県知事という「改革派」三人の討論(?)、テレ朝「サンデープロジェクト」はまる様ご紹介の通り、竹中,木村の「売国コンビ」、そして一日をつうじて名前が載っている橋下次期大阪府知事という具合に一日中「改革派」の宣伝。しかも、報道2001にしろサンプロにしろ「反改革派」の出演は無しの欠席裁判、という具合です。しかし、「反改革派」に出演させないというのは、逆に言えば彼らも「討論」になっては分が悪い事を自覚しているからなのではないかと思います(大田経財相が小野会長に全く反論できず、逃げに終始したように)。急がなければ、今までの「騙し」がばれてしまう事も自覚しているからこそのこの「大宣伝」なのではないでしょうか。本当にこれから先数ヶ月が正念場であるように思います。
> まる様
「経済コラムマガジン」最新号が、早速この「売国コンビ」の主張を一刀両断にしています。
「経済コラムマガジン08/2/4(513号)

またもや虚言・妄言・・その1
(中略)
サブプライム問題に端を発する世界的な株安に関して虚言・妄言が飛び交っている。その一つが「一番日本の株価の下落が激しいのは、日本の改革が後退し外資が日本から撤退しているから」というものである。よく耳にする話である。たしかに世界同時株安と言っても、日本の株価が真っ先に下落した。今年の始めまでは、日本の株価の下落率がダントツであった。

筆者はその理由の一つとして08/1/21(第511号)「サブプライム問題の本質」で、「日本の市場参加者がバブルの崩壊を経験しており、サブプライム問題にバブル崩壊の匂いを感じたこと」を挙げた。逆に言えば、世界の他の市場関係者はこれに鈍感であったといえる。また日本政府や政治家が無責任な発言を繰返していることも影響している。さらに外資ファンドの売り越しが株価下落を加速させた。外資の売り越しが始まったのは昨年の8月頃からである。

しかしこれは「日本の改革が後退した」というのではなく、外資金融機関の資金調達が困難になったからである。前段で説明した通り、米国の金融機関が資金繰りにずっと窮しているのははっきりしている。このため欧米の中央銀行は、昨年の夏頃から何度も短期資金市場に大きな流動性を緊急的に供給している。つまり外資系ファンドは資産(株式など)の換金売りに迫られていたのである。

しかし株の換金売りといっても簡単ではない。新興国のような小さなマーケットで換金売りを行えば、それこそ相場は大暴落する。したがって日本のようにある程度の規模がある市場が最初に狙われたと考える。そして外資は、日本企業の持合い解消と金融危機で株価が大底になった時に持ち株を大幅に増やしており、かなりの含み益を持っていると見られる。そもそも売り越しと言っても金額的には小さいことが無視されている。8月からの売り越し額の合計はたった2兆円程度である。有力企業の外人の持株比率はほとんど変わっていないはずである。

最近までデカップリング論というものがはやった。「サブプライム問題の米国や改革が後退した日本はダメであるが、中国やインドなどの新興国の経済は大丈夫である」というものである。たしかに日本の株価が下落した当初、新興国の株価はまだ上昇を続けていた。しかし今年に入って、新興国の株価は大幅に下落している。トータルの株価の下落率は、先週、米国を除き世界中ほぼ並んだ(皮肉なことに米国の株価だけは下落率が小さい)。デカップリング論に乗せられて、新興国の株式に投資先を乗り換えた人は大損しているはずである。

「日本の改革が後退したから」の「改革」の意味が曖昧であるが、どうも日本の市場が外資を拒否していることらしい。三角合併が解禁になり、今春、多くの上場企業が敵対的買収に対抗策を講じた。また米系投資ファンド、スティールパートナーズの買収攻勢にブルドックソースなどが徹底的に抵抗した。裁判所もブルドックソースの言い分を認めた。具体的にはこのようなことが「改革の後退」の意味になっている。

しかし外資が日本株の売り越しに転じたのは春ではなく、8月からである(7月までは買越していた)。「改革の後退」は既に浮いたセリフであるが、今でもメディアを通じて、多くのエコノミストが繰返し同様の発言をしている。このような発言を行っている者の一部は現実の経済に無知なのであろう。しかしここまで来ると裏に何かあると考えざるを得ないと筆者は考える。」
http://www.adpweb.com/eco/eco513.html

投稿: JAXVN | 2008年2月 3日 (日) 15時04分

今日も今日とてテロ朝サンプロは、改革真理教の布教に余念がありませんねw
最凶の2トップ木村剛と竹中平蔵ですよ。
日本が売られるのはなぜかって?
それは外資に頼ろうとしたからですよw
欧米先進国の株式市場では、害人の比率は20%前後に過ぎません。
だけど今の東証では取引の半分以上が害人・害資ですね。
しかも日本で低利で借りた金で日本を買ってます。
持ち合いを解消して異常に害資に頼った結果がこれですね。
国内に豊富な資金があるのにですよ。
かつて日本経済が好調な時は害人比率は8%以下でした。
害人が売るんなら国内の機関投資家が買い戻せばイイだけ。
それを持ち合い復活・護送船団復活と言って非難するのは売国奴のする事ですな。
奴らが日本株を売ってお手頃価格になるんなら買えばいいじゃないかと。
それこそ経済活動の自由ですよ。
奴らに非難される由縁はこれっぽっちもないですから。
経済活動の自由を最大限に保証するのが新自由主義なんじゃないんですかw?
それこそ言動が矛盾だらけになっちまいますよ。
一体、何が目的なんですか?
日本の国益じゃないんですか?
まさか売国じゃあないですよね?
米国の真似がしたいんなら害人比率も18%くらいにしたらどうですか?
ブッシュのように財政政策やったらどうですか?
株価が下がってるのもダボス会議で福田が財出を否定したからなんじゃないですか?
テロ朝も適当な事言って国民をミスリードしないようにね。
それに財務省は株価が2万円超えちゃったら国債の長期金利が高騰して大変だからデフレ政策維持してるんじゃあないんですかw?
もし改革と言うものを信じるんなら、
だったら改革して日本株高騰して債権相場も高騰するのはまずいんじゃないのw?
あんたらの言ってる事は矛盾だらけ、詭弁だらけですよw

投稿: まる | 2008年2月 3日 (日) 12時32分

こんばんは。
国債、地方債を日銀に買わせて、借金の元金を減らさないと、どうにも身動きが取れません。その資金を農業用水路を利用した、マイクロ水力発電建設などのエネルギー自給と食糧自給のためにまわせば良いと思います。農村を食糧とエネルギーの供給基地にすると良いと思います。
(日銀に国債を買わせて、借金を減らすと言う点では、意見が一致していると思います)
自民党にも、政府通貨発行策を掲げる議員もいます。日銀に国債を買わせて、借金を減らす策をとるように、与野党の議員に、メールを送ったら、どうでしょうか?私も、メールを送ります。出来るだけ多くの人が、メールを送ったほうが、効果的なので、他のブログにも、呼びかけてみるのはどうでしょうか?

投稿: | 2008年2月 3日 (日) 00時42分

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