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2008年2月25日 (月)

国の借金が大変なら日銀が買い取れば良いと世界を代表するエコノミストが提言(小野盛司)

(※日本経済復活の会 会長 小野盛司氏の記事、第三十三弾です)
  http://tek.jp/p/

 国債は「国の借金」だからいつか税金で返さねばならないという、馬鹿なことを言う人がいる。そういう方法では絶対に返せないし、返そうとすれば、日本経済は大恐慌に陥る。しかし、日銀が買い取れば、逆に日本経済の大躍進が始まる。海外の識者の声を紹介しよう。

●バーナンキFRB議長(ノーベル賞確実と言われている経済学者でデフレ問題の第一人者)
 「日銀は国債の買い取りを増やして、減税あるいはその他の財政政策を行うべきだ。日銀の長期国債の保有額は発行済みの日銀券残高を限度とするという日銀の自主規制は撤廃するべきだ。」

●ローレンス・R・クライン (ノーベル賞を受賞した経済学者)
 「私の提案は、通貨の膨張です。日銀は政府の借金(国債)を買い取るべきです。減税をやるとよい。しかし、このような財政政策と共に教育への投資も増やすべきだ。」

●ポール・サミュエルソン (ノーベル賞を受賞した経済学者)
「3年間の新たな全面的な減税政策を実施するように提案する。今後も継続して行われる公共投資は、日銀が新たに増刷する円によって行われるべきだ。」
(日銀が新たに増刷する円とは、日銀が長期国債を買い、それと引き替えに出て行くお金のこと)

 2007年12月1日の静岡新聞に「消費税引き上げに反対」というタイトルでサミュエルソン氏が提案を寄せている。提案の前半は日本のデフレが危険なキャリー・トレードを出現させていると指摘し、後半は「日本の与野党、政府機関、そして有権者は、1990年以降の長い眠りから覚める必要がある。もし日本の企業と家庭がカネを使わなければ、景気を刺激し、同時に日本の美しい国土の生態環境を改善し、優秀な大学をさらに充実させる雇用創設の方法を他に求めなければならない。

 これは単なる経済学の理論ではない。1930年代、不況に陥っていた米国とドイツの人々に最終的に繁栄をもたらしたのは、意図的な赤字財政支出であった。1933-1939年、米国労働者の二人に一人が失業していたが、1940年には文字通り完全雇用を達成した。この失業率を下げたのは、ルーズベルト大統領の計画的な赤字支出であった。確かに日本の公的債務はすでに巨額である。だが、その債務に対する利子支払いの費用がゼロ金利でいかに低く抑えられてきたか、このことも忘れてはならない。

 現代においては、過度の正当派的財政は悪しき財政政策と言わざるを得ない。フランスはそれを八十年前に学んでいる。」としている。

 日本人は借金が嫌いで、早く返したくてたまらないのだろうが、海外のホームページを見ると日銀に国債を買わせるべきだという論調が目立つ。日銀が国債を買えば、それで国の借金を返したことになるからだ。それではインフレになると人は言う。日銀が国債を買うと、その入れ替えにお金が出ていく。事実上お金を刷ったことになるからだ。そのお金が様々な経路で国民の手に渡り、国民が金持ちになり、年率3%のインフレになったとしよう。つまり3%名目GDPの成長を押し上げる。それは国の債務のGDP比を3%押し下げるのだ。さらによいのは、金持ちの国民は、より多くの税金を払ってくれて、国の借金が減り、債務のGDP比は3%以上、下がるのだ。これをシナリオAとしよう。

 もし増税で3%だけ債務のGDP比を下げようとしたら、800兆円の3%の増税、つまり24兆円、一人当たりにして、なんと約20万円もの増税が必要となる。ただしこのような大増税により、日本経済は深刻なデフレ経済に陥り、GDPは大幅に縮小し結局債務のGDP比は縮小しないことになる。これをシナリオBとしよう。みなさん、シナリオAとシナリオBの、どちらを選びますか。

 もうお分かりだと思いますが、世界を代表するエコノミストは日本経済復活のための素晴らしい提案をしているのである。国の借金が日本経済にとってどれだけ大きな重しになっているか想像して頂きたい。財政を拡大しなければ、経済は拡大しないのに、財政を拡大できなくした。それに金融機関の機能を大きく損なわせている。金融機関とは本来、国民からお金を集め、それを工場建設とか、住宅建設とかの融資に回す。つまりお金を融通し合って経済を拡大していくのが金融機関の役目となっていたはずです。しかし日本の金融機関は何をしているのかということです。なんと国民から集めたお金で国債を買って、それを金庫に置いておくだけで、金利が入り利益が出せるように国が保証しているのです。その利益はもちろん国民から集めた税金です。2007年度で国が払っている利払い費は約10兆円で、税収が約50兆円ですから、我々の納めている税収の約2割は利払いとして郵便局とか銀行へ流れているわけです。

 更に悪いことは、現在極めて景気が悪いために、長期金利は1~2%程度ですが、少し景気が回復してくると、諸外国並になり、現在の約3倍の金利になってきます。そうすると単純計算をすると我々の納める税金の半分以上は、こういった金融機関に利払いとして流れるわけです。折角、我々が多額の税金を納めても、その半分以上が金融機関等に利払い費として流すようでは、税金の無駄遣いとしか言いようがありません。現在で年間の利払い費は10兆円を超しており、金利が3倍になれば毎年30兆円の税金の無駄遣いをすることになるわけです。金融機関にとっては、国民から預かったお金で国債を買えばそれを金庫に置いておくだけで、巨額の税金を流してもらえるので、こんな楽な商売はありません。グリーンピアで使われたお金が総額で1900億円ですから、10兆円はこの50倍以上、30兆円は150倍以上です。グリーンピアなら保養施設ですから、国民は利用できますが、利払い費は単に払うだけです。

 代替案はもちろん、国債を日銀に買わせることです。それにより国債という形で凍結されていたお金が国民に渡り、国民は豊かになりますし、政府が日銀に払った利払い費は、国庫に返される仕組みになっていますから、政府は再び国民のために使うことができるわけです。税金の無駄遣いがマスコミで色々指摘されていますが、額が小さいものばかりで、そのような無駄を防いだとしても、我々の暮らしを大きく改善するほどでもありません。10兆円とか30兆円とかという巨額の税金の無駄遣いを追求した人は誰もいません。しかもこれは毎年発生しているのです。

 内閣府になぜ景気対策をしないのかを聞いたときの返事は、確かに景気対策をすると景気も良くなり、最初の2年間はGDPが増えて、債務のGDP比が減り財政が健全化する。しかし3年目以降は金利が上がり、利払いが増え、債務のGDP比が増えるから景気対策は駄目だという説明でした。要するに、金利を抑えるために景気を悪くしておこうというのが政府の考えだというのです。本末転倒だと思いませんか。
 日銀に国債を買わせれば利払いの増加を抑えることができます。金利上昇を抑えるために、わざわざ景気を悪くして国民を苦しめなくてもよいのではないでしょうか。(小野盛司)

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» 鈴木宗男さんの二審有罪判決に抗議する [喜八ログ]
鈴木宗男さん(衆議院議員・「新党大地」代表)の二審有罪判決に断固抗議します。 [続きを読む]

受信: 2008年2月26日 (火) 20時58分

コメント

 JAXVNさん、こんばんは。

>あの「年次改革要望書」は誰が書いているのでしょうか?「日本」
>を安く買おうとしても、完全に疲弊してしまった「日本」では大し
>た利益にならないはずです。

たしかに今になってみれば、構造改革で日本をとことん疲弊させても
収奪のうまみがないじゃないかと思いますが、彼らの最終ターゲットは
郵政資金の収奪にあったと思います。と同時に日本の国力を徹底的に
弱めておいて、経済利権の狩場を中国に移そうとしたのかもしれません。

 郵政収奪なんですが、サブP問題が表面に出る前に狩り尽くそうとし
ていたのではないでしょうか。例えばシティバンクグループが郵政を
狙っていたわけです。昨年の総裁選で焦って読売を動かし、麻生氏の
出目をつぶしてまで整えたんですが、彼らの思惑とは異なって、サブ
プライムショックが予想外に早く表に波及し、収奪の動きが止まって
いるのでしょうか。

 私は構造改革の中心的目的が郵政民営化だったと思います。あとの
農協とか医療民営化などは、おまけとして絞れたらいいかなというこ
とですかね。つまり、郵政民営化が終わった後の「年次改革要望書」は
日本の徹底的な国力のダウンを狙っていると思うのです。アメリカが
軍事で日本を潰すことは赤子の手をひねるより簡単ですが、それをや
れば国際社会が黙っていないでしょう。いい方法は経済的に日本の
自壊を起こすことです。そう考えれば積極財政論を潰す動きがわか
ります。

 彼らがきわめて狡猾なことは、アメリカの意図がわからないように、
半島系のルサンチマンを上手く利用して、国内的要因として国力の疲弊を
考えたことです。(おそらく)小野先生とそこは違いますが、私はそう捉え
ています。アメリカは大東亜戦争の恨みをいまだに持っているはずです。
日本に積極財政論を推奨したアメリカの連中とは、まったく正反対のパワー
エリートが手綱を握っているのでしょう。もしかしたら推奨組も国際社会
を意識している可能性がないとも言えません。

 私はその部分で原田武夫氏の再び日本を富ませるサイクルに入ったという
見解は納得していません。アメリカの本音はそんなことはしないような気が
します。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2008年2月27日 (水) 23時01分

TBがわりです。下記アップしました。

仮眠中自国の漁船を撃沈し9日後にもなって、やっと出てきて謝罪した恥知らずなイージス艦艦長の舩渡健、この馬鹿面、腹でも切れ。
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2008/02/post_24b7.html

投稿: SOBA | 2008年2月27日 (水) 21時27分

こんにちは。
世界的に名高い経済学者はこの様に日本に積極財政を行う事を提言している、という事ですが一方で「構造改革」を提唱する外国人はどう言っているのか、という点について調べて見ました。
「経済コラム】カムバック小泉!あなたはまだ必要だ-W・ペセック 2007年7月18日(ブルームバーグ):近ごろ、われわれ日本ウォッチャーの口をついて出るのは「小泉前首相、カムバックを」という言葉だ。このようなセリフを吐くことになろうとは夢にも思わなかったのだが・・・。
(中略)
だが国民が真に怒るべきなのは、安倍氏を後任首相に選んだことだろう。スキャンダルまみれで強いリーダーシップに欠ける安倍政権は、小泉氏が公約した改革を放り出そうとしている。株の持ち合いや買収防衛策は、小泉政権時代よりも増加している。「日本株式会社」の復活だ。 ことわざにもあるように、「失って初めて価値が分かる」のだ。安倍政権が発足して10カ月たった今になって、小泉氏がどれほど行政改革を進めたかがよく分かる。 小泉氏はサッチャー元英首相のように、景気回復と金融市場の規制緩和を原則に掲げた。小泉氏と当時の竹中平蔵経済財政・金融担当相は、銀行の不良債権処理と世界で最も硬直していた経済の効率性向上を推し進めた。 (後略)」
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003015&sid=aO_MIe9hR3I0

ここで注意しなければならないのは、このペセック氏は「ブルームバーグの記者」であって「経済学者」ではない、という事です。実際記事中には明らかな誤りもあります。日本に「構造改革」を進めろ、といっているのは経済の素人か似非経済学者であり(新自由主義はすでに「宗教」と化している、と言う人もいるくらいですから)、「真の経済学者」が日本を見れば当然「積極財政をやるべし」という結論になる、ということなのではないかと思います。
そういえば、あの「年次改革要望書」は誰が書いているのでしょうか?「日本」を安く買おうとしても、完全に疲弊してしまった「日本」では大した利益にならないはずです。それよりも、まだ潜在能力のある日本の成長力を積極財政で引き出せば、自国への相乗効果もあるだろうし市場としての期待も増すはずです。「真の経済学者」はその方が米国のためにもなる、と考えているのではないでしょうか。だとすれば、あの「年次改革要望書」は経済の視点から書かれた物では無いい。「真の経済学者」が書いた物では無いのではないかとも思います。

投稿: JAXVN | 2008年2月27日 (水) 17時51分

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