医者にかかるな!薬を使うな!長生きするな!姥捨て法案発動
とにかく腹が立って仕方がない。
二千数百年の伝統を誇るこの日本はなんという恥ずかしい国に成り下がったのだろうか。現役世代がお年寄りを邪魔者扱いし、その挙句、姥捨て山に捨てる法案まで策定して実行した。鉄面皮の顔で75歳以上の人たちの人並みに生きる権利を剥奪していく日本人とはいったいどういう日本人だろうか。彼らは富士山を誇りに思い、正月を寿(ことほ)ぎ、オリンピックで日本選手の健闘を称える我々日本人と同じ種族なのか。どの時代にあっても、日本人は先祖を崇敬する気持ちを保持し続けることは当たり前だった。ところが、近ごろ、この普遍の民族性に明らかに翳りが生じている。考えてみてもわかるが、自分の両親や祖父母の世代は、我々と同じ空気を吸って生きてはいるが、彼らは最も近しい『先祖』なのである。この先祖たちを75歳を区切りにして現役世代と別枠の保健医療制度にぶち込んでしまおうという発想は、先祖毀損以外の何ものでもないだろう。まるで柵で囲んだ動物農場に彼らを投げ入れ、餌を与えないで効率よく餓死させるシステムを開発したようなものだ。
今、施行された後期高齢者医療制度は、郵政民営化と立ち並んで稀代の悪法である。この医療制度の犠牲になるご年配の方々は、あの未曾有の大東亜戦争を体験し、敗戦による焦土から、国土を復興し、戦後インフラを築き上げた功労者たちである。人間は年齢を重ねると、さまざまな病気にかかりやすくなり、体調不良の頻度が高くなる。これは自然の摂理である。だからと言って、加齢 → 医療費増加 → 財政圧迫 → 応分負担という単線的な図式でとらえていいものだろうか。問題は応分負担という考え方である。大多数のお年寄りには働いて収入を得る道が閉ざされている。彼らに応分負担を義務付けるというのは、か細い年金から強制天引きするということだ。これ自体が典型的な棄民的発想だ。年金は通常の意味における働いて報酬を得る収入ではない。それは積年の弛まぬ積み立てを行なったことによる政府の保証的還元金である。収入ではなく当然の生存資金である。したがって年金を保険制度の原資徴取対象とするべきではない。後期高齢者医療制度の立案自体が国民生存権の侵害である。つまり憲法第25条の侵害行為である。両親や祖父母にねぎらいの心を忘れたら国はおしまいであろう。この鬼畜法案のどこに人間らしい心がある?これは唾棄すべき心性で発案されている。
お上が直接国民の年金支給金を切り崩すこと、すなわちこの「強制天引き」なる所業は人非人の仕業である。日本は人非人国家になったのだ。人でなし国家である。この非道な法案は早急に撤回させるべきだ。そしてこれを策定して実行した政治家たちをけっして許してはならない。これを発想する者たちは決まっている。最近ネットで言われてきた外資族なる政治家たちである。小泉・竹中路線をラディカルに推し進めた買弁的構造改革論者たちである。日本の伝統精神や互助的慣習をすべて破壊し、国の魂と財産を外の海賊に売り渡して恥じないやからである。彼らの念頭にあるのは、金融収奪を目論む外資に国富を貢ぐことによって、そのおこぼれを預かるという野良犬以下の発想である。
はっきり言おう。小泉・竹中路線が敷いた新自由主義による日本構造改変の帰結とは、日本人の金融奴隷化にほかならない。グローバリゼーションという国際金融資本の怒涛の侵略によって、日本は国際的な市場原理のみが機能する平板な構造に切り替えられたのである。この動きの当然の帰結として、現役から退いたお年寄りを無用なものとして捨て去る法案が作られたのだ。これほどはっきりした棄民政策はないだろう。小泉・竹中構造改革路線とは、福祉のセーフティネットを破壊しただけではなく、我々の生存基盤を築いてくれた直近の先祖たちを無残に切り捨てようとしているのだ。ゴミを廃棄処分する感覚だ。もう一つは現役世代の負担を軽くするという発想の独善性である。なぜ、お年寄りの医療費や年金を我々が負担しなければならないのか、我々には我々の世話だけで精一杯だという感覚だ。しかし、これは自分自身の存在理由を考えれば間違いだとわかるだろう。親は無償の愛で子供を育ててきた。その愛情の結果でこの世に存在している我々が、その愛情の源流をゴミ山に捨ててもいいのか。それをしたら鬼畜以下だろう。故に後期高齢者医療制度とは鬼畜以下の発想なのだ。
後期高齢者医療制度の財源的な考え方に問題がある。この基本の考えがゼロサム理論なのだ。つまり誰かが得をすればその分だけ誰かが損をする。限られた財源の中で、老人医療費負担増が他の予算に悪影響を与える。したがって老人にも自己責任原則を課そうという発想だ。高齢者の生存権をゼロサムで処理してもいいのか?その発想こそが棄民的発想なのではないのか?社保庁の年金問題が未解決なのに、年金から強制天引きすること自体狂気の沙汰である。特別会計の問題や、独立行政法人の垂れ流し的税金投入を放置しておきながら、最も弱いところから金を吸い取る発想。日本の統治システムは崩壊の瀬戸際にある。こんなむごい統治国家で、日本人がいつまで大人しくしているだろうか。
ひとつだけけっして忘れてもらいたくないことがある。小泉政権の発足当初からその棄民的政策を誰よりも早く察知し、警鐘を鳴らしていた有識者がたったひとりいた。その人こそ植草一秀さんだ。彼の非凡な洞察力はあのペテン的官邸主導政治の危険性を見抜き、憂国の思いからテレビを筆頭として、随所で警告を発していたのだ。その結果、植草さんは急進的構造改革派に睨まれ、二度にわたって国策捜査の罠に嵌められた。ただ一人、身を捨てて警醒の動きをとった植草さんの言葉に、当時の国民が真摯に耳を傾けていたなら、事態はここまで棄民的趨勢を帯びなかったはずだ。植草さんは潔白である。もう一度はっきりと言うが、2001年当時、有識者で小泉政権のマクロ政策の誤りを真っ向から糾弾した人間は植草さんただ一人であるということを我々は知る必要がある。今の日本は国民の立場になって良心的に提言する者を残酷に排撃する。この位相から植草事件を再検討して欲しいと思う。彼は嵌められたのだ。彼が遭遇した二度の痴漢偽装事件とは、国家の罠によるでっち上げである。
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4月21日の出版記念パーティ
4月21日(月曜日)、東京にて日本経済復活の会・小野盛司会長さんと評論家の中村慶一郎氏の共著『お金がないなら刷りなさい ―米国が16兆円を刷って国民に配っているときに日本は増税かー』の出版記念パーティがあります。弊ブログで小野会長の積極財政論シリーズをご愛読して頂いている読者さんも参加してくださればうれしい限りです。出版記念会詳細は上記リンクにてどうぞ。(神州の泉・管理人)
出席される政治家の方々(敬称略)
綿貫民輔(国民新党衆議院議員)
滝 実 (衆議院議員)
中川秀直(自民党衆議院議員)
篠原孝(民主党衆議員
梶山 拓(前岐阜県知事)
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(日本に希望を与える信念の男、城内実)
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コメント
「人口削減しか答えがない」と吐き捨てるマクナマラの結論 by ジョン・コールマン
http://satehate.exblog.jp/8599936/
環境保護:今でも、セシル・ローズらが始めたことを継続している by デーヴィッド・アイク
http://satehate.exblog.jp/8662118/
絶滅・環境保護・エイズ(AIDS/HIV)・撲滅・What&Why
http://satehate.exblog.jp/8669492/
根底にはいつもこれがあります。
おひとよしの日本人ももうそろそろ「支配者」の悪意に気づいてきたでしょう。
投稿: さてはて | 2008年4月17日 (木) 22時36分
先日はご丁寧な返答を頂きまして、有難うございました。
植草冤罪事件の高裁判決が出ましたが、このまま上告して無罪を勝ち取ることはできるでしょうか。
横浜での生活が長かったのですが、夜10時に京浜急行に乗っている横浜の高校生なら触られた瞬間に「ふざけんじゃねーよ!このスケベジジイ!」くらいは言うと思うのです。就いた職業柄横浜の高校はほとんど知っているつもりですが、一体どこの生徒だったのでしょうか。
投稿: kenkensya | 2008年4月17日 (木) 08時23分
いつも拝見しております。
本日、植草氏が再度有罪になりました。
知られざる真実や2001年に発行した現代日本経済政策論などを拝読した私には、彼が有罪とは想像もつきません。残念で成りません。しかし諦めないで勝つまで戦って欲しいと願っています。
日本の現状は酷いものになってしまいました。
全国にあちらこちらで惨劇が繰り広げられていますが、報道は一部に留まっています。TVのゴールデンに「お笑い」を放映するのなら、悲惨な現状を伝えるべきでは無いのでしょうか?
福田実氏という方がいますが、この方は薬害によって酷い目にあっております。たった一人で厚生省や病院と戦っています。私は薬に殺される・・という本を出していますが10年近く経った今も戦っています。http://www.geocities.jp/fukuda_minoru_1963/20080405.html
投稿: 生きた化石 | 2008年4月16日 (水) 14時14分
耕 様
コメント感謝します。たしかに日本は今、アメリカ型の生活
パターンを追従し始めた感があります。病院に行きたくても
医療費を考えて我慢をし、手遅れになってしまう人が後を絶
たなくなるでしょう。
私は現行憲法を廃憲して、大日本帝国憲法に一旦復帰し、
それを時代に整合させて改憲することを考えていますが、
占領憲法である現行憲法に明記される第21条と第25条、
すなわち生存権確保と、言論表現の自由は重要なものと
考えます。生きることと表現は人間存在の核に位置する
理由になるものですから。
権利と言えばすぐに左翼的だという考えが横行していま
すが、生きる権利と表現する権利は時代を越えて担保され
るべきだと考えます。
ただし、日本思想の根幹には三島由紀夫が喝破したよう
に、生命尊重至上主義を超える価値観があります。これを
自覚していれば権利感覚を正当に見つめることができるで
しょう。似非保守連中がアメリカに阿諛追従してネオリベ体
制に国替えしました。愛国と叫びながら国富を外に貢ぎ、
先人たちをないがしろにする棄民政策をもたらした彼らは
愛国と叫ぶ偽善の徒です。この悪質さは左翼どころではあ
りません。小泉構造改革を評価する連中など、国賊レベル
と言っても過言ではないでしょう。
投稿: 高橋博彦(管理人) | 2008年4月16日 (水) 10時33分
こんにちは。はじめましてかもしれません。
耕と申します。
アメリカでは医療に関して必ずしも国民すべてがそれを享受できてはいないようです。ご存知のとおり格差の激しい国ですから、低所得者は(高額の医療費自己負担のため)病院にも行けず、そのまま亡くなる場合が多いようです。格差社会化といい何といい、日本はアメリカ社会化に向けて疾走(失踪)しています。
嘆かわしいことです。
投稿: 耕 | 2008年4月16日 (水) 09時58分