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2008年6月28日 (土)

NHKドラマ『たったひとりの反乱』が7月30日に全国放送される!!

  西宮冷蔵・水谷洋一社長の凄絶なる苦闘の物語がNHKテレビドラマ化

 冷蔵倉庫会社・「西宮冷蔵」社長、水谷洋一氏の内部告発物語がNHKでドラマ化された。テレビや週刊誌でも何度か紹介されているので、水谷社長のことは覚えている方も大勢いると思う。今から6年前の2002年初頭、水谷氏は雪印食品牛肉偽装事件を内部告発した。そのために大手食品メーカーである雪印食品は消滅した。しかし、その告発が原因となって、業界や監督官庁から陰湿な迫害を受け会社は壊滅状態に陥った。内部告発するような奴には任せるわけにはいかない、と、得意先はいっせいに仕事を出さなくなった。それでも、再起を決意した水谷氏は裸一貫で大阪の街頭に立ち、西宮冷蔵の苦境を訴え続けながら再興資金のカンパを募った。告発から営業停止、そして営業再開と、凄絶な苦闘の日々を歩んで今日に至っている。この話は7月23日に鹿砦社から発売される『西宮冷蔵 魂の内部告発』に詳しい。また、昨年は、柴田誠監督作品の映画『ハダカの城』が公開されている。

 水谷氏は、昨今、立て続けに起きている食品偽装事件の先駆け的告発を行い、当時は世間に衝撃を与えている。ところが、彼が勇気を出して正義の告発を行なったにも関わらず、最近は食品偽装事件が軒並み続き、いっこうにおさまりそうもない。つまり、健全さを保つ社会とは、何らかの社会悪が露呈した場合、即座にフィードバック機能が作動して悪いものを除去し、安定化を図る修正作用が働く。しかし、小泉政権下、あるいは以降の構造改革継承政権下では、この社会的機能が完全に壊れている。この原因について、私は小泉政権の『人でなし政策』の悪影響だと分析している。そのことに異論はあるかもしれないが、食品偽装頻出の原因について、私なりの考察を加えた論考を来月7日発売の『紙の爆弾』8月号に載せている。興味があったら弊ブログの読者さんも読まれて、一考してみて欲しい。

 拙稿の題名は『告発の後に襲い来る漆黒の大津波』(副題:鹿砦社の暴露と西宮冷蔵の内部告発の教訓)です。

 2002年当時の食品偽装事件は、雪印食品の牛肉偽装事件、日本ハムの牛肉偽装とその隠蔽が発覚、日本食品の偽装事件などがあった。昨年、2007年は食品偽装事件のオンパレードであった。小泉政権以降に偽装事件が頻出していることはけっして偶然の事象ではない。明らかに新自由主義の浸透が国民全般のモラルハザードを招いている。同時に隠れたもう一つの位相は、食品会社の優良資産を狙う外資の暗躍であろう。こういう時代性の中で、鹿砦社の松岡社長への言論弾圧や、エコノミストの植草一秀さんへの弾圧、水谷社長への弾圧等が起こっている。植草さんの事例を見てもわかるように、小泉政権は正義の告発に対して官憲を動かし、憎悪と理不尽で応酬しているのである。その牙は、松岡氏や水谷氏など、社会正義の告発を行なうすべての人間に対して向けられた。小泉政権下では言論弾圧の国家的形態として、一連の『国策捜査』が起こっている。『紙の爆弾』の拙記事では、告発後の弾圧が小泉政権のファシズム的な姿勢から生じていることを考察した。

 ところで、水谷社長の苦闘の過程には、鹿砦社・社長、松岡利康氏の物心両面にわたる援助があった。この西宮冷蔵の再起までの話がドラマになったわけだが、鹿砦社・社長ご本人も友情出演で少しドラマに登場する。正当な告発と暴露を行なった両人が、全国放送の番組に出演することは画期的である。

 放送日時は7月30日、午後10時から。NHK総合

 『紙の爆弾』8月号出版ニュース
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