『日本がIMFの管理下に』という発言には驚くばかり(小野盛司)
(※日本経済復活の会 小野盛司会長の記事、第82弾です)
前回も書いたが、日本がIMFの管理下に置かれるかもしれないという発言には、本当に驚かされる。しかもそれが、竹中、塩川、柳澤という当時大臣であった方々が予算委員会で発言されたということは、私には余りにも衝撃的な事実であった。これら3氏が本当にそのようなことを考えていたとすれば、この3氏は経済に関しては余りにも経済音痴と言うべきである。しかし、私はこれが『しゃみせん』(相手をまどわすためにとる言動)ではないかと思えてくるのである。それどころか、ネバダ・レポートなるものが、そもそも財務省か竹中氏かの陰謀ではないかとさえ思えてくる。
予算委員会の発言をみて分かるように、(以下のサイト参照)
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/001815420020214010.htm
日本がIMFの管理下に置かれるかもしれないということを竹中、塩川、柳澤の3大臣は否定していない。皆さんは本当にそのような可能性があることを、この3氏が考えていたと思いますか。IMFとは世界の金持ちの国が、外国からの借金が出来なくなった国に対し、お金を出し合って基金をつくり、融通してやる替わりに、その基金の管理下に置いて支配しようというもの。いわば倒産をした会社を再生させようとするようなものでしょう。日本はアメリカに次いで多くのお金を拠出している世界第2位の大金持ちの国。その大金持ちの国がIMFから金を借りて事実上の破産をし、IMFの管理下になるのですか。そんな馬鹿なことを、この3大臣が考えていたと思いますか。それとも日本が外貨を多く持っていることを知らなかったのでしょうか!?
問題のネバダ・レポートだが、これはアメリカのIMFに近い筋の専門家がまとめているものなのだそうだ。しかし、本当にアメリカのIMFに近い専門家がそんなことを言うのだろうか。IMFから日本が金を借りてIMFの管理下に入り、「公務員の総数、給料は三〇%以上カット、及びボーナスは例外なくすべてカット。二、公務員の退職金は一切認めない、一〇〇%カット。年金は一律三〇%カット。国債の利払いは五年から十年間停止。消費税を二〇%に引き上げる。課税最低限を引き下げ、年収百万円以上から徴税を行う。資産税を導入し、不動産に対しては公示価格の五%を課税。債券、社債については五から一五%の課税。それから、預金については一律ペイオフを実施し、第二段階として、預金を三〇%から四〇%カットする。」のだそうだ。
これだけの超緊縮政策を取れば、もちろん、日本経済は大恐慌に陥り、アメリカからの輸入は激減するでしょうし、アメリカの貿易収支の赤字は一気に拡大するでしょう。アメリカは、日本にもっとアメリカ製品を買ってもらいたくて、再三景気を刺激して内需を拡大せよと要求を突きつけています。このレポートは、それと正反対の要求をし、しかも、貧乏な国のための基金であるIMFの基金から日本が金を借りなさいと言っている。そんな馬鹿なことをアメリカの専門家が要求するわけがない。アメリカがもっとIMFに金を出して、それを日本が借りるなんてことが考えられるだろうか。そんなことするくらいなら、日本がアメリカに貸している金を返してもらったほうがよほどましだ。それだけで、IMFが貸すことができる資金の10倍以上ある。それだけでなく、日本の毎年の所得収支(つまり利子や配当で外国から稼いでいる金)だけで、IMFの貸出可能額よりはるかに多いし、貿易黒字だって巨額である。日本にIMFから金を借りさせろという発想はアメリカの金融専門家から出てくることはあり得ない。
では、誰があのレポートを書いたのか。ここからは、私の想像だが、これは日本の財務省か、竹中氏自身かによる陰謀ではないかと思う。つまり、彼らは日本国民を騙して、増税や歳出削減をやらせたい。だから再三、財政が厳しいなどと言い続けている。できれば財政破綻するぞと脅して、国民から金を巻き上げたいところだが、それをやれば、国債も危ないということになる。だから、外国からの圧力がかかったことにしたい。このレポートを、「アメリカのIMFに近い筋の専門家」から出たことにしてくれれば、日本がIMFにもっと金を出してやってもよいという交換条件提示した。金の力で何でもできるからこのような提案も十分考えられる。もっと直接的に、レポートを出してくれた関係者に多額の金が渡った可能性もある。実際、彼らは金の力で小野盛司の口封じにも圧力をかけ始めている。
自分で書いておいて、それを素知らぬ顔で、予算委員会で答弁をする。典型的なしゃみせんだ。日本がIMFから金を借りるなどあり得ないと本当は思っていても、馬鹿な国民ならこの程度のレポートで騙すことができると思っている。実際、あのレポートで騙された人たちが、多くのサイトで国家破産について話し合っている。共通に言えることは、この程度の嘘に騙された哀れな人たちは、外国からの借金と日本国内で消化されている国債発行との区別がついていないことだ。外国からの借金で返済が出来なくなったときは、中央銀行がいくら自国通貨を発行しても、返済はできず、IMFの管理下に置かれるしかない。日本の見かけの借金は、通貨発行で簡単に片付く。それを税金で返そうなどと全く経済音痴の政策を続けているからどんどん国が没落して行っているだけだ。
皆さんに訴えたい。あのようなレポートや政治家のしゃみせんに騙されてはいけない。意図的に国民を騙そうとしている政治家に怒るべきです。世界を代表する経済学者は、日本の借金の問題は、日銀が国債を買い取ることにより、簡単に片付くことを教えています。BBCのホームページにすら、日本にお金を刷れ(print yen)と書いていた。
The best chance might be to print yen by the trillion, and hand them out to the public until they feel rich and secure enough to actually spend some of their reserves.
デフレは通貨発行により簡単に片付きます。デフレ時の緊縮財政は最悪で、それにより国は没落し、しかも借金は重くなる一方です。タクシー問題よりはるかに重要な問題が、あることを認識していただきたい。
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日本に希望を与える信念の男、城内実
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コメント
ROM専でしたが、初めてお邪魔します。
>ななしさん
>レッドアラートの三輪が保守系???
>反共朝鮮右翼=勝共系(統一協会)じゃねえの?
>ちなみに竹中や小泉もそうだろう。
あれだけ竹中や自民党、新自由主義、グローバリゼーションを徹底的に非難している三輪さんが、なぜ竹中や小泉と同類なんですか?
どのような根拠で、統一教会関係だと言えるのですか?
私のような者に対してもわかるように、ご説明お願いします。
それとも、三輪さんが中国を非難していることが気に入らないので、そのような出鱈目を書いて誹謗中傷しているのでしょうか?
>日本の社会をぶっ壊してる清和会や小泉・竹中が保
>守派だなんて何か悪い冗談かよw
それは分かりますが、三輪さんがなぜそうなんですか?
投稿: 北之 茂良助 | 2008年6月 9日 (月) 16時57分
レッドアラートの三輪が保守系???
反共朝鮮右翼=勝共系(統一協会)じゃねえの?
ちなみに竹中や小泉もそうだろう。
清和会森派自体がそうだな。
笹川の日本財団のHPへ行けば何故か竹中の動画が置いてあるよ。
戦後右翼は、米国の命令でKCIAや統一協会文鮮明が作ったもんだからな~。
民族系保守派とは違うね。
日本の社会をぶっ壊してる清和会や小泉・竹中が保守派だなんて何か悪い冗談かよw
投稿: ななし | 2008年6月 9日 (月) 02時13分
例のネバダレポートの件ですが怪しいですねえ~。
なぜならもしそれが本当ならそんな日本から思いやり予算や米軍移転費用、あるいは総額10兆円にも上るとされるMD計画費用をたかりませんってw
それでなくても外国には大盤振る舞いしまくってますしね。
国内にはケチですがw
03年にやった33兆円もの米国債買いもそうですね。
世界一の債権国が世界一の借金国米国の傀儡であるIMF管理下って洒落にもなりませんしねw
投稿: ななし | 2008年6月 9日 (月) 02時08分
日銀は、「彼ら」の「よい子」でしょうから、そんなふうには動かない(動けない)でしょう。
欧州株式市場=続落、トリシェECB総裁の利上げ示唆が圧迫 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT817869820080605
[パリ 5日 ロイター]
ECBはこの日の理事会で政策金利を4.0%に据え置いたが、トリシェ総裁はインフレを非常に警戒していると述べ、多くの理事会メンバーが利上げを支持したことを明らかにした。また、早ければ次回7月3日の理事会で利上げを行う可能性があると語った。
計算ずくめの大混乱・・・計算ずくめの大崩壊・・・
2008-05-11 (日) 15:27
http://www.davidicke.jp/blog/nl0095/
国債、一転リスク資産に 戸惑う中小金融機関 新BIS
2007年5月1日(火)00:24
http://youkoclub.blog87.fc2.com/blog-entry-298.html
金融機関の資産や負債のリスクを、より厳格にみる国際決済銀行(BIS)の新しい自己資本比率規制(新BIS規制)が07年3月期から導入され、中小金融機関に不安が広がっている。これまでリスクがない資産として金融機関が買い増してきた国債の扱いが、一転して金利変動リスクが高い資産に変わったためだ。「国債問題」は、今年10月に民営化が始まる日本郵政にも重い課題になる可能性がある。
さてはて、これらを考え合わせると?
「彼ら」は、世界専制政府と新世界通貨による支配のために、わざと「肩をすくめて」(日本はすくめさせられて?)、金融大混乱(そして暴動・戒厳令・戦争も)を引き起こそうとしているように見えますね。
投稿: さてはて | 2008年6月 9日 (月) 00時06分
高橋さん、レッドアラートの三輪さんが植草教授に対して激怒してます。
三輪さんの言い分にも確かに一理あると思います。
高橋さん、三輪さんも大事な、そして貴重な伝統保守系ブロガーです。
何卒、植草教授と三輪さんの仲を取り持っていただきたいと思います。
私のIPは三輪さんのコメント欄から何故か弾かれます。
身勝手なお願いですが、よろしくお願いします。
投稿: 浅学非才 | 2008年6月 8日 (日) 13時46分
浅学非才さん。こんにちは。
>植草教授のブログがあっと言う間に墜ちてき
>ました。
>かねてよりあのブログランキングは不正操作
>の匂いを感じてましたが…
まったく同感です。かつて私も植草さんの
記事が続いていた頃、順調に25位に近づいて
いたことがあるんですが、アクセス数が前日より
かなり増加しているのに、順位が一気に10位く
らい下がった経験があり、訝しく思っていまし
た。山崎行太郎さんも順位が操作されていると
言っていたことがあります。
投稿: 高橋博彦(管理人) | 2008年6月 8日 (日) 11時20分
高橋さん、早速「敵」が攻撃を仕掛けてきたようです。
今まで無名、というよりも内容の伴わないブログが続々ランクインしています。
植草教授のブログがあっと言う間に墜ちてきました。
かねてよりあのブログランキングは不正操作の匂いを感じてましたが…
だってそうですね、中身の伴わない「親米保守」を名乗る連中ばかり上位でしたから…
特にここ数日はベスト50にも入っていない「株式関係」が複数ランクインですよ。
警戒せねばなりませんね。
投稿: 浅学非才 | 2008年6月 8日 (日) 06時57分