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2008年10月 3日 (金)

麻生政権も間違いなく亡国政権だ!!

 ○麻生太郎氏の本心を見抜いた

 神州の泉は日本経済復活の会の積極財政論を支持し、小野盛司会長の考え方を世間に広めたいと考えている。また、私は、わが国で最も傑出したエコノミストである植草一秀さんを強く応援している。小野さんも、植草さんも、これからの日本になくてはならない偉大な頭脳であるから、私はこれからも、この御両者を強く応援していくつもりだ。しかし、応援していくことに微塵の揺るぎはないが、百パーセント彼らの考え方、見方に同調するということももちろんあり得ない。人間であるから、必ず食い違う考え方は出てくるものだ。枝(えだ)的な部分で考え方が違うからと言って、その人物の全体的な考え方まで否定するのは愚かなことだ。だから、必要だと思ったら、個々に指摘したり反論すればいいことだ。植草さんは国民の幸福原理を基点にする考え方を持つ得がたい有識者である。彼は小泉政権の非道性に最も初期から気が付いて警告を発していたから、国策捜査に嵌められた。このように植草さんは偉大な憂国者でもあるから、これからの日本再建に絶対に必要である。時代が国難に瀕する時、歴史は必ず救国意志を示してくるが、植草さんは間違いなくその筆頭的人物である。

 しかし、今回は麻生首相に対する見方で、小野さんと植草さんの考え方に食い違いが出ている。小野会長は積極財政論を実現してくれるなら、超党派で誰でも応援する姿勢であるから麻生氏に期待している。だがこれに関して言えば、私は植草さんを全面支持したい。麻生首相が政策理念の一貫性のなさでまったく信用が置けないことが、今日の自見庄三郎氏の国会代表質問で明らかになった。麻生氏がなぜ駄目か、その理由を説明してみたい。

  今朝、NHKの国会中継で国民新党副代表・自見庄三郎氏が代表質問に立っていたので聞いていた。相変わらず舌鋒鋭く自公政権、特に小泉政権の政策本質に切り込み、痛快きわまる質問を放っていた。最初はアメリカ発の金融問題に関して質問したようだが、これは残念ながら聞き逃した。私が聞いたのは自見氏が「郵政民営化」について質問していた途中からだったが、彼が小泉・竹中両氏が強硬主導した郵政民営化の社会的失敗と、その国難的危険性を見事に衝いていた。自見氏は凄い。実に簡潔明瞭な質問であった。

 自見氏は、当時の竹中平蔵郵政民営化担当大臣が、郵便局のユニバーサル・サービスが低下しないということと、地方郵便局が消滅しないことを確約したにも関わらず、民営化発動から一年経過した今日、郵便局の窓口業務が煩雑になったことや、地方郵便局が400近く消えたことを指摘して民営化の是非を問いかけた。同時に国民新党の党是でもあるが、郵政民営化の真の思惑が、郵便貯金銀行(JPゆうちょ銀行)、郵便保険会社(JPかんぽ生命)にある300兆円あまりの国民資産が外国資本に委ねられる危険性をどう思っているのかと質問した。そうなのである。郵政民営化の真の危険は、国民に不利益な社会インフラの変化をはるかに凌ぐ、国難的事態を招いているのである。三角合併が解禁され、わが国にアメリカのような国益を保護する金融的防御壁、エクソン・フロリオ条項に該当する保護規定がない以上、ゆうちょ銀行とかんぽ生命が保有する莫大な郵政資金を外資の収奪計画から防衛することが喫緊の課題なのだ。だからこの法案の株式上場に向けての動きは即時凍結する必要がある。しかし、マスコミは一度もその真の危険を報道しない。それは国内マスメディアが国民の幸福とは対極的立場に立っているからだ。

 自見氏の郵政民営化に対する質問に対し、麻生首相と野田聖子消費者行政担当大臣が答えた。自見氏も質問していたが、郵政公社の分社化は郵政事業体の脆弱化を招き、この分離が国際金融資本の参入に完全な道を拓(ひら)いたことは、何度も強調する必要がある。しかし、麻生氏、野田聖子氏の回答は実に短く素っ気なく、質問の本質から逃げているものだった。麻生氏の答弁は、民営化が国民のためになるように配慮する所存であるとか、まったく曖昧で意味不明であったし、野田氏の言い方も取るに足らない内容のないものだった。大体、野田聖子氏や外務大臣の中曽根弘文氏は、私から言わせれば、政治家の本分を捨てた最低な人種である。彼らは安倍内閣の時、自民党復党を行ったが、この時、中川秀直元幹事長の踏み絵を踏んだ瞬間に、政治家として、また日本人として終わっているのだ。中川氏の踏み絵とは、復党条件は2005年の郵政解散における反党的な行為を自己批判し、郵政民営化を含む安倍政権の方針を順守することという内容を記載した誓約書に同意させることだった。

 これに敢然と反対したのが平沼赳夫さんだった。彼こそ本物の政治家である。私は平沼さんが復党の意志を示した時、かなりの批判が出たのは知っていたが、この人物が敵地に入り込むのは、保身目的ではなく、安倍氏を翻意させるために、自らトロイの木馬として内部から自民党を変革する目的だと見抜き、それをブログに書いた。この平沼さんの動きを懸念した中川氏は苦肉の策として踏み絵を作り、これを阻止したのである。この一事を持ってしても、中川秀直氏が典型的な売国議員であることがわかる。彼が日本経済復活の会に賛同するポーズを見せたが、私は当初からまったく信用していなかった。小野さんにも彼に気を許さないように何度か忠告した。

  野田氏も、中曽根氏も、この踏み絵を踏むことによって人生を捨てたのである。馬鹿な人たちである。人生においては絶対に捨ててはならない良心というものがあるのだ。一生後悔するくらいなら議員生命を捨てるべきだ。郵政民営化こそが祖国日本を危うくする国難的売国法案なのだ。これに敢然と反旗を翻した議員さんたちこそが輝かしい未来に進める資格を持つ。しかし、これに魂を売った議員にはすでに一点も浮かぶ瀬はない。これは怜悧な現実だ。さて、野田氏や中曽根氏のようなヘタレは忘れて、麻生氏の話に戻そう。

 今から一年前に、麻生氏と福田氏の総裁レースで、読売新聞や日本テレビが麻生氏のネガティブ・キャンペーンを行ない、福田氏の当選に持っていくように誘導報道した。その理由を私は本ブログ「マスコミが麻生氏劣勢の誘導報道を行なった理由(わけ)」に書いた。それをここに再掲する。

________________________________________
  これは私個人の見解なので、必ずしも確定的に断定することはできないが、私の推測はほぼ的を射ていると確信している。この総裁レースで読売を主体として、福田氏圧倒的有利と印象付け報道したことは、やはり麻生氏を選出させないためであった。その理由を言おう。今から三年前の2004年9月、小泉純一郎首相は郵政公社の民営化に向けて二年半後の2007年4月に「四分社化」するという大枠を定めた。当時は自民党も総務省も郵政公社もこの案に反対していたのだ。小泉氏は郵政公社の生田総裁を呼びつけ、その案を提起したら、生田総裁は難色を示し、「経営者としてできないことはできない」と言った。小泉氏は必死で生田氏を説得し、分社時期が遅れてもいいという含みで彼を納得させた。(現実には半年遅れて今年の10月になった)。そして、経済財政諮問会議の学者ら民間人議員が四分社化を主張した。

 ところがこの時、麻生太郎総務相、生田総裁は、民営化当初の経営形態を、最初単一会社にしておいて、徐々に(段階的に)分社化していくということを主張していたのである。そして、麻生氏は28万人の常勤職員を各社に振り分ける際に、納得を得るまで時間がかかると言っていた。ここまで言ったら、マスコミが今、麻生氏劣勢を故意に報道し、彼を総裁レースから外す意図を持った理由がよくわかると思う。

 つまり、麻生氏の考えであった「郵政の単一会社から段階的に分社化していく」という方針、そして常勤職員の各社振り分けへの手続きに時間がかかるという彼の考え方を、アメリカがナーバスに嫌っているからだ。要点は、郵政民営化に対する麻生氏の考え方が、小泉・竹中氏本流の四分社化案と著しい差異があり、麻生氏の案だと分社化に時間がかかりすぎるということなのだ。だから、麻生氏が総裁になった場合、再び彼の持論が頭をもたげて、郵政民営化のスタートを混乱させる懸念があったからだろう。そうなった場合、密かに計画し、国民には見えない郵政資金の動きが計画通りに行かないからであり、もたついている間に、この法案のいかがわしさが露見する危険があるからだ。

 和製エクソンフロリオ条項がないことや、資金運用の危険性が国民に見えてくる可能性があるからだろう。麻生氏の考える段階的四分社化は、アメリカエージェントにとってかなり都合の悪いものだと思う。麻生氏が総理権限でこの方策を取った時、郵政民営化の裏の目的が露見する可能性がある。つまり、民営化のブラックボックスが国民の疑惑を招いてしまうからだ。年次改革要望書を推進したエージェントたちは、分社化にわずかでも時間を掛けたくないのである。

 以上が、今日気が付いたマスコミの誘導操作報道の理由である。
________________________________________

 麻生氏は郵政民営化法案が成立する一年前に、この売国法案を中心になって推し進めた竹中平蔵氏と、郵政公社の分社化について熾烈な論争を繰り返していたのだ。この当時の麻生氏は、郵政公社の分社化がハゲタカ系の外資にとって収奪作戦の必須条件であることに気が付いていた節がある。しかし、福田氏が総理になってある時間が経過した時、この政権の人気がないことを知った読売の主幹である渡辺恒雄氏は、あれほど嫌っていた麻生氏に今度は秋波を送って会っている。この時、アメリカの意向を汲んだナベツネと何らかの話がついた可能性がある。おそらく郵政民営化に手をつけないことを条件にして、総理の座を約束されたのだろう。今度は自公政権の犬であるマスコミは、麻生氏のネガティブ・キャンペーンをせずに、彼の人気を盛り上げて政権存続に力を貸している。

 この推測はもちろん私個人のものだが、今日の自見議員に対する麻生首相の答弁に、郵政民営化に批判的だった昔の彼の面影は微塵もなかった。寝返ったのだ。というか、アメリカの圧力に屈したと考えるのが妥当だろう。したがって、麻生政権が地獄の小泉構造改革路線を踏襲することはほぼ確定的だと考える。郵政民営化は小泉氏が言ったように、構造改革路線の本丸である。つまり、表面で小泉政権の路線とは異なる路線を行くように見えても、それが嘘であることがよくわかるのだ。これから想起されることは、彼が行おうとしている積極財政政策も選挙対策としての一時的なものだろう。

 彼は自公政権が存続したら間違いなく、小泉構造改革路線に突っ走る。今の段階では、小泉構造改革と逆ベクトルの方向性を志向するべきだ。しかしその際、気をつけなければならないことは、逆ベクトルを持つことは、以前の利権跋扈の政治に逆戻りすることだから、それも良くないことだというとらえ方だ。しかしやるべきことは以前の政治を修正していくことが重要なのであって戻ることではない。認識しなければならないことは、小泉政権が日本人の発意で作った自生的政権ではなくアメリカの傀儡政権であったという事実なのだ。だから、これが悪いとか良いとか言う次元ではなく、小泉構造改革路線は完全否定する必要がある。小泉政権が志向した国造りとは、日本人がけっして選んではならないアメリカのインセンティブによる国策パラダイムにほかならない。だから早急にやるべきことは、これを元の日本人の国政に戻すことだ。何度も言うが小泉政権はただの政策政権ではなく、アメリカを宗主国とする植民地的傀儡政権だったのだ。構造改革路線を継承するということはその路線が修正されないということと同義である。

 自公政権は何としても否定されなければ国民に明日はない。この政権は嘘で塗り固められた反国益的な政権だ。だから、政権交代にしろ、政界再編成にしろ、小泉構造改革路線を踏襲する姿勢を持つ考え方が日本破壊の勢力になることは間違いない。これを見抜く試金石は郵政民営化に反対か賛成かである。民主党は国民新党の考え方を充分に取り入れて、二度と小泉的な悪政に戻らないように国政の刷新を図って欲しい。今の日本は国難的状況にあり、これを打開する宰相は坊ちゃん育ちの世襲議員であってはならないと思う。職人の場合と違い、政治家の世襲傾向は良くない。彼らは庶民の苦吟を感じるセンサーを持ち合わせず、基本的に国家のために命を賭ける度量を持たないような気がする。特に国家存亡時には世襲で占められている内閣は危ない。旧弊を打破すると華々しく登場して、国家をぼろぼろに傷つけた小泉氏の降壇が世襲継続だったとは、泣くことも笑うこともできない。

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小野盛司氏の日本経済復活シリーズ・インデックス

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コメント

民主党が政権を盗れるか、消費税なり目的税を広範にとる意味では与野党おなじ志向である。官民と公民対決…云わば渡辺喜美&江田憲司新党のあとに中川秀新党を期待したが、やはり無理であった。憲兵に虐殺された岩田義道事件や小林多喜二事件がないだけ、まだましと言えようか?消費税10%なら戻し輸出消費税免税が大企業から三党に政治献金として官公庁あてに幾らか入る。けつのけつ解散なら自民や公明に14億円に対し民主党は1億しか渡らないらしい。岐阜県議会選挙ゆうのは三党相乗りにて無所属現職議員が今日勝っていた。一方東京では京品ホテルが負債で閉鎖に応じない元従業員を強制立ち退き執行したらしい。麻生党首と小沢党首はいわばイタリア主要国首脳サミット後の衆議院選挙や東京都議会選挙に焦点を絞る庶民一般税大増税にて霞ヶ関や高級高官や肥大した官民と公民の地方&国家公務員の給与や人員や事業を如何に不正がないか等だがそれらに彼等は関心はない。給付金さえ自分達の支持母体に使わせたい。もったいないの意識だけだ。竹下消費税3%ふるさと創生や橋本消費税5%行政改革もいわば小泉消費税5%そのかわり郵貯や保険年金切り捨て改革と同じである。業界にあめりか救済と同じく国内内需救済をやらせる手腕がないだけだ。みなが内需や税金も国民の義務と指導するのが本来の国家の仕事だ。それでなくともロクヨンといい事業者は税金を元から全体からで払っていない。次は広告税7%なり戻し輸出消費税免税なり食糧など生産と消費に横たわる逆進塁進課税を第2ラウンドは与野党で検討すべきだ。消費税税収がなくとも外需で儲けた企業の献金を公益法人や非営利法曹界にビジネスや投資マネーにまわす人件費にされては庶民の国民はたまったもんではない。直に総パート不利益不福利厚生不退職金非正規奴隷要員を増やすだけだ。中福祉のため小福祉やゴミ箱を斬るリストラするがいま政府の仕事になった。

投稿: 芹沢騎士堂 | 2009年1月25日 (日) 21時42分

11月19日に麻生首相は日本郵政の株式売却凍結の考えを表明しました。これには何らかの背景があると思えますが(直近の出来事はG20緊急会議:IMFへ10兆円提供を表明、民主党との党首会談)、注目したいところです。

投稿: | 2008年11月21日 (金) 06時19分

だから自民党のたらい回しで政権を取っているから皆同じなんだよ。だから自民党から変わらないと駄目なんだよ。このままでは自殺する人間が増えるだけだよ何をやらなければわからない政治家を辞めさせよ!

投稿: ぷー | 2008年11月12日 (水) 18時10分

金融偽装商品について

 今進行中の「金融危機」は、住宅バブルが継続している間しか通用しないサブプライム・ローン(不良債権)から端を発したことは知られています。

 実は「金融危機」は元を正せば、その危なかしいローン(不良債権)をその他の債権と混ぜて、難解な高等数学を駆使した金融工学の手法を用いて厚化粧を施した「金融偽装商品」である。

 本来なら、こんな詐欺商品は誰がつくり出したのか、その犯人を追及するべきです。しかし現実は、「金融危機」ばかりが煽りたてられて、肝心の偽装工作と詐欺犯への追求は全くなされていません。そこら辺にスポット・ライトをあてて、「さてはて」さんのコラボレートを得てできあがった「作品」(笑)をご覧ください。

「さてはてメモ帳 Imagine & Think !」
金融危機は悪魔集団の壮大なる事業計画・・・
http://satehate.exblog.jp/


投稿: いかりや爆 | 2008年10月 4日 (土) 15時46分

「相場が審判を下す」

麻生首相が、本気で景気対策をうつ意思があるか、否かなど衆愚の一員たる私なぞに分かるはずもない。またその景気対策の規模が適正なるものなのかなどは、ことのほか数字に弱い自分の判断の埒外である。
しかし心配は要らない。相場が、一分の狂いもなく全てを判断してくれるからだ。麻生内閣の経済政策が適当なものであれば株式市場は必ず騰がるし、小手先の申し訳に過ぎなければ株式市場は低迷ないしは下落を続けるはずである。
また、この際、麻生内閣が景気対策を行ったにもかかわらず株価が低空飛行を続けたとき、「世界的な金融混乱と不況なのだからしかたがない」という言い訳は通用しない。
昭和六年(1931年)、世界恐慌の中、犬養毅内閣の高橋是清蔵相の金輸出再禁止と管理通貨制度への移行、そして赤字国債発行による積極財政によって日本の株価は世界の株式市場の低迷を尻目に独歩高を演じたではないか。(米国の株価が持ち直し始めたのは1933年にルーズベルト大統領の「ニューディール政策」が実施されてから)
一寸先は闇といえども、仮に小沢一郎内閣が成立して亀井静香氏や、植草一秀先生(無理だとは思うが強く希望する)を財務大臣に据えれば株価は、たちどころに回復基調に入るに違いない。
相場の先見性を甘く見てはいけない。これはインサイダーなどという下等なものではなく多数の人間が各々の思惑で市場に参加すると、相場が一つの有機体のように恐るべき予知能力を発揮するという神事に近い事象をいっているのだ。
江戸時代、著書「夢の代」の中で無鬼論(無神論)を唱え、あらゆる迷信を嘘っ八であると論破した徹底的合理主義者、山片蟠桃も相場の有する予知能力には、驚きをもって
「その知、神にも似る」と述べている。

投稿: kenkensya | 2008年10月 4日 (土) 05時49分

ねぎ坊主さん。貴重なご意見感謝します。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2008年10月 3日 (金) 23時28分

ななしさん

>そもそも誰が日本経済をこんな状態にしたのか
>と言うと自民党政権ですよね~。

 そのとおりです。誰もその責任を取らずに自公
政権を存続させるには無理があります。

>当初は麻生政権を応援するつもりでしたが私も
>気が変わりましたね。

 そうです、そうです。麻生政権の布陣自体が
間違いなく小泉・竹中踏襲路線です。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2008年10月 3日 (金) 23時27分

政治家の世襲問題について、精神科医の和田秀樹さんが、心理学から見た社会的考察を論考なさっています。自民党世襲議員は4割のものぼるのだとか。フイリピン化へと進む亡国の道へまっしぐら?

世襲社会が日本をダメにする/ 和田秀樹 】


 中山成彬国土交通大臣が、失言で辞任した。

 私自身はゆとり教育に引導を渡すのに貢献した中山氏については評価する
し、失言の内容は日教組を買いかぶりすぎている嫌いがあるが、残念だとは
思っている。

 問題は、その後任である。

 またまた元大蔵大臣の息子の金子一義なる政治家が大臣になった。

 麻生という人は、どれだけ世襲が好きなのだろうか?そうでなくても、大
臣の6割が世襲議員であるというのに。

 さらに、小泉元首相が電撃引退をしたかと思うと、次男が後継者になると
いう。おそらく当選は確実だろう。

 27かそこらで当選できれば40までに大臣(親の力を使えば、30代もありえ
る)、その後は総理候補の一人になるだろう。小渕優子だって、いつのまに
か大臣になり、女性首相候補の一人になっている。

 小泉さんは本当に賢い人だから、どうやったら自分の息子が政界で出世し
ていけるのかがよくわかっている。典型的な自民党政治家なのだろう。そう
いうことが肌でわかるとこともまた世襲議員の強みである。世襲でない人は、
そういう肌感覚がないから、学力や能力があっても、よけいなことを言って
やめるはめになる。

 世襲議員だから能力的にダメだとか、ボンボンだとか言っているのではな
い。

 問題は、これが日本の子どもたち、とくに学力に与える影響だ。

 昔は、「末は博士か大臣か」とかいって、勉強すれば、そういうものにな
れるというのが子どもの憧れだった。しかし、世襲の人しかそういうものに
なれないのであれば、子どもたちの勉強への動機づけが、どうしても落ちて
しまう。

 被害妄想やひがみから、そんなことを言うように思われるかもしれないが、
現実にそれは起こっている県がある。

 たとえば、山口などは長州藩、松下村塾以来の勉強をし、秀才を尊敬し、
勉強して東大に入って、中央で活躍してやるという伝統があった。

 そういう土壌の中から、岸信介や佐藤栄作のような、ただの東大卒でない、
東大の歴史の中でも語り継がれるような秀才が生まれてきた。

 しかし、今や(2008年度)山口県は県全体で東大合格者数16人という最低
レベルの県の一つになっている。

 東大卒の秀才より、小学校から成蹊のおぼっちゃまが県を代表する政治家
になると子どもが、とくに秀才の子どもが目標を失うからなのではないだろ
うか?

 最年少大臣、小渕優子(もちろん、福田康夫、中曽根弘文も非東大卒の世
襲である)の地元、群馬県にしても、福田赳夫、中曽根康弘という、やはり
東大の中でも秀才を生んできた教育県だったはずだが、2008年度東大合格者
数は37人、北関東で最下位、茨城県の半分しか東大に合格していない。

 日教組が学力を落とすといって中山氏は大臣を辞めたわけだが、今や組織
率も35%という日教組に果たしてそんな力があるかわからないし、日教組が
強い県のほうが公立不信のために、私立の一貫校の人気が出て、東大合格者
や京大合格者が増えるというパラドックスが起こる(広島県は群馬県の倍以
上東大に合格している)。上位層の学力は、日教組より世襲県のほうが確実
に下げているのだ。

 もちろん、世襲のぼんぼんを当選させるために、後援会などが、「東大卒
の冷たい官僚より、やはり家柄が大事」などという口コミを意図的に流して
いるのかどうかは知らない。しかし、結果的に以前の山口県や群馬県のよう
に勉強ができることがかっこいいという価値観は薄れているのだろう。

 会社の世襲の場合は、その会社内だけの問題だ。

 しかし、たとえば、名古屋などでは、名門企業はむしろ婿取りの伝統があ
るそうだ。

 名古屋ではないが、スズキを世界のスズキにしたといわれる鈴木修会長も
婿である。

 丁稚の中からいちばん優秀な人間を跡取りにしたほうが、でっちのモチベ
ーションもあがるし、競争も起こるというのはしたたかな考え方だ。

 トヨタの場合は、婿取りでない代わりに、後継者候補にはきちんと勉強を
させているのか、これまで豊田家から出た社長は、みんな東大卒か、名古屋
大卒だ。

 しかし、別に跡取り制度にして、ろくに後継者教育を行わなくても、会社
がつぶれれば済む話だ。

 しかし、政治家が世襲する場合は、県民性を変えてしまう。

 子どもたちが、勉強ができる人間にあこがれなくなる理由は、県を代表す
る偉人が、勉強ができる人から世襲になったからだけでなく、その親も、お
じいさん、おばあさんも、その世襲のお殿様に投票するということもある。

 その姿を子どもが見れば、子どもに勉強して偉くなれといっても、やはり
世襲のほうがいいのだと思ってしまう危険もあるのだ。

 北朝鮮が中国やベトナムと比べて、ダメ国でい続けるのも、資本主義を取
り入れたかどうかだけの問題でなく、やはり世襲の国であるかどうかの差も
大きいだろう。国民はやる気を失い、さらに政権内に緊張感がないから、い
い国にしようという発想も生まれにくい。

 最近、私は、フィリピンの戦後史に注目している。

 フィリピンは戦後、1950年代まではアジアで一番豊かな国だった。

 庶民の生活レベルは高く、民主主義も盛んで(日本の憲法はフィリピンの
憲法を模したものとされる)、大学進学率は世界で1、2位を争うレベルだ
った。それが今や少女売春が珍しくなり、悲惨な貧しい国になった。

 その要因はいくつか挙げられている。

 一つは、アメリカ型の学歴社会だったために、進学熱が高かったが、国が
豊かになって雨後のタケノコのように大学ができて、大学に簡単に入れるよ
うになったために学力低下が起こったこと。

 二つ目は、英語が公用語だったために国が落ち目になった際に優秀な人間
がアメリカにみんな逃げ出したこと。

 三つ目は、マルコスが独裁政治を長期間にわたって行ない、華僑から奪っ
た資産を一族でわけあったり、世襲に近い政治体制にしてしまったので、ア
メリカから譲り受けた民主主義は崩れ、優秀な人材が嫌気がさしたことであ
る。

 三つとも日本に当てはまっているように思える。日本の場合は、人材流出
が移住というかたちより、外資というかたちになっている感は強いが。

 世襲と学力低下が続くと、日本もフィリピンや北朝鮮のようになりかねな
い。

 中山氏も学力低下が心配なら、日教組を叩くのはかまわないが、世襲のこ
とももっと気にかけてはどうか?もっとも親玉が世襲だと、あんな放言癖が
あっても怖くて言えないだろうが。実際は、放言も計算しているのである。

 いずれにせよ、世襲が悪いのではなく、大衆に世襲と思われることがまず
いのである。(逆に日本は大した学歴社会でないのに、学歴社会だと思った
から子どもが勉強したと苅谷剛彦氏は指摘しているが、まさに至言である)

 だから徳のある政治家たるもの、自分の息子の出来がよくても、跡を継が
せるのは本当はまずい。ましてや出来が悪くてなるなど最悪だ。

 日本の将来を少しは政治家には考えてほしい。それが政治家の徳というも
のだろう。 

 最後にニュース。

 私が世襲や格差社会と戦うために作った映画『受験のシンデレラ』がスカ
イパーフェクTVのPPV (pay pere view) で上映されます。
 2007年12月にモナコ国際映画祭 ( http://www.monacofilmfest.com/ WEB
siteでトロフィーを握っている背の低い日本人が私です。しょぼい映画祭で
すが、暴力のない映画をもちあげるということで、ポールマッカートニーな
どが賛同して始めた映画祭です) で、カンヌで監督賞をとったこともあるパ
ーヴェル・ルンギンの新作や、ハリソン・フォードがナレーターをしている
ダライラマのドキュメンタリーを抑えて、最優秀作品賞 (グランプリという
ことになります) を受賞したものです。

 『受験のシンデレラ』テレビ上映の正式スケジュールは下記のように決ま
 りました。
 1000円かかりますが、絶対見る価値があると信じています。スカパーに契
約している人はぜひ! よろしくお願いいたします。

投稿: ねぎ坊主 | 2008年10月 3日 (金) 21時45分

麻生氏の発言や政策を聞く限り、明らかに新自由主義路線ですよね。
真水分は1.8兆円と少ないですし。
減税策も金持ち減税や不労所得減税が主ですから。
消費税増税にも言及しておりますし。
これまでの自民党路線を踏襲するとはっきり言っていますからね。
日本経済を立て直すのに3年必要と言ってますが、これは小泉発言「3年間痛みに耐えて下さい」を真似たものでしょう。
そもそも誰が日本経済をこんな状態にしたのかと言うと自民党政権ですよね~。
当初は麻生政権を応援するつもりでしたが私も気が変わりましたね。
特に菅氏の発言で民主に期待しようという気になりました。
「外貨準備金を半分に減らしてそれを財源にする」と言う発言ですね。
これまでは米国債を買う事で上納金として米国に還流していた分を国民の為に使うという事ですよね。
米国とは距離を置くと言う事でもあります。
構造改革=新自由主義を否定するにはどうしても米国とは距離を置かなければ不可能でしょうし。
この発言で私は民主に賭けてみようと言う気持ちになりましたね。
日本としては大変なギャンブルになると思いますが、このままジリ貧で衰退して行くのは目に見えてますからね。
ただし選挙ですんなり民主党に勝たせる訳には行きません。
凌雲会や松下政経塾の民主党議員は明らかに改革派&アメリカべったりですからね。
彼らを落選させ尚且つ国民新党や社民、共産が議席を伸ばす形で勝つ事が国民に取って一番望ましい事だと思います。
それに今米国は大変な時期ですから、どうしても日本の資金が必要だと思われます。
そんな状況ですから日本を食い潰そうとしてる今の対日方針が一変する可能性もあります。
特に米国でオバマ政権が誕生すればより期待出来るでしょう。
彼の師の言動や彼の言動を聞いておりますと結構親日家では無いでしょうか。
民主党=反日と言う固定観念が覆る可能性も大いにあります。

投稿: ななし | 2008年10月 3日 (金) 18時34分

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受信: 2008年10月 3日 (金) 22時16分

» 再開91回目 麻生総理の談話踏襲疑惑について [ネトウヨの呟き 〜気ままにつれづれ〜]
 麻生総理が村山談話を踏襲したとかしないとか言う話。  情報が錯綜してるようだが、四の五の言わずに次のブログを読め。 草莽崛起 ★日本の学校で教えられる近代史は嘘です★より ★麻生総理 村山談話踏襲せず!! 【またしても反日マスコミが捏造報道】 こちらのブログの冒頭にある重要部分だけを抜粋したい。 あとはご自身の目で確かめられるのがよろしいかと。 >社民党重野安正幹事長の代表質問への答弁に対して麻生総理大臣は、 「いわゆる村山談話についてのおたずねがありました。ご指摘の談話は、平成17年... [続きを読む]

受信: 2008年10月 4日 (土) 00時53分

» D51、大自然の中疾走と植草さんのブログ紹介 [私好みのimagination]
D51、大自然の中疾走 JR信越線開業120周年記念(朝日新聞マイタウン長野) 線路のそばには大勢の鉄道ファンなどが、煙をはきながら走る「デゴイチ」を写真におさめたりしていた=長野県飯綱町  JR信越線の開業120周年を記念し22日、蒸気機関車「D51」が長野駅~黒姫駅間を走った。沿線には鉄道ファンや家族連れが大勢訪れ、信州の自然を背景に写真を撮ったりしていた。  家族で乗車した長野県坂城町の宮崎富夫さん(59)は「近頃はいつも忙しい。SLのゆっくりとしたスピードは気持ちもゆったりできる」... [続きを読む]

受信: 2008年11月29日 (土) 13時02分

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