GDP年率12.7%減の衝撃(小野盛司)
(※日本経済復活の会 小野盛司会長の記事、第150弾です)
本業の仕事で超多忙で、暫く書けなくて申し訳ありません。
本日、GDPの発表があった。これだけ経済の悪いニュースが続くと、GDP年率12.7%減という衝撃的な発表も、どうせそんなものだろうとしか受け取られていないのだろうか。内閣府が本日(2月16日)発表した数字では、2008年10~12月期のGDPで、その前の期に比べ3.3%減で、この調子で1年間(4期)減り続けたらその4倍減少するわけで、年率12.7%減るというわけだ。同期、米国は3.8%減、ユーロ圏は5.7%減だから、日本だけが際だって悪い。これも政府が何もしていないことが影響している。野党が参議院でストップを掛け、何もさせないのが原因とも言える。
最大の要因は輸出の落ち込みである。円高と海外の不況、そして輸出頼みの経済構造が響いている。アメリカ・ヨーロッパにとっては円高はプラスにはたらく。円高とは日本製品の一斉値上げということだから売れなくなるのは当たりまえ。日本が大幅値上げをしてくれたお陰で、アメリカやヨーロッパはそのすきに、どんどん市場を奪っていく。
日本がお金を刷る政策を断行しないために、円の希少価値が高まり、どんどん円が値上がりし、輸出産業は深刻な被害を受けている。
2008年12月18日の朝日新聞に載った記事から1枚の絵を紹介しよう。日銀の量的緩和とアメリカの金融政策の比較を行っている。日本銀行は量的緩和と称し、銀行に資金を供給した。ジョロでパラパラ水をまいている。しかし、それはほとんど市中に行き渡らなかった。つまり、お金を刷ったことにならなかった。アメリカはどうか。ホースを使い「金はいくらでも供給する」とバーナンキは威勢がいい。
日米の違いを分かりやすく示している。アメリカでは日本の経済政策を失敗例として挙げ、日本の失敗を繰り返すなと言っている。オバマ大統領も日本の失われた10年のようにならないようにと演説した。デフレ時の緊縮財政は「禁じ手」である。ましてや消費税増税など、もっての他だ。日本がお金を刷らなかったことが大失敗と思っているのだ。
最近、政府紙幣発行という頼もしい意見がマスコミで採り上げられるようになった。日本経済復活の会の設立以来、一貫して唱えてきたことだけに、喜ばしいと思っている。発信源は高橋洋一氏や渡辺喜美氏であり、それに呼応するかのように自民党の管義偉、田村耕太郎議員ら有志グループが「政府紙幣・無利子国債発行を推進する会」を議員連盟として立ち上げるということであり、いよいよ現実味を帯びてきた。今週は、国会議員達の会合に講師として招かれており、「政府紙幣発行の勧め」を話してくる。
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コメント
クリントン国務長官が来日してすぐにわが国の女性
宇宙飛行士二人とにこやかにカメラにおさっまてい
る映像を見て不思議な感をもちました。
私はNASAが日本人宇宙飛行士を任命するたびに
日本中が大騒ぎして喜ぶのを、いつも苦々しい思い
でみていました。日本人だけが選ばれるのは同盟国
だから?
私は日本人が選ばれる見返りに、膨大な額のお金が
アメリカにわたっているのではないかと思っている
のです。そういうことで日本の宇宙開発を遅滞させ
ることもでき、まさに一石二鳥なわけです。
投稿: 一葉 | 2009年2月18日 (水) 08時20分
こんにちは。
日本がマイナス12.7%、米国がマイナス3.8%、ユーロ圏がマイナス5.7%というのは各国の財政出動の規模をそのまま現してように思います。いちはやく財政出動を行った米国が一番落ち込みが少ない、財政出動の効果はある、しかしまだ足りない、という事では無いでしょうか。
しかしわが国の新財務相となった与謝野氏は、就任会見で追加の景気対策について「総合的に判断する。やるともやらないとも言わない。」と言いました。まだ「やらない可能性もある」のだそうです。
投稿: JAXVN | 2009年2月18日 (水) 06時14分
高橋洋一氏は竹中平蔵氏の下で郵政民営化に関わったわけですが、これからそれらが糾弾されていった場合、高橋洋一氏は無関係ではないと思いますが、そういう人間を知名度が高いからと言って味方に入れてしまうのはどうかと思いますが。郵政民営化を絶賛したのはメディア。高橋洋一氏も同じ。
投稿: | 2009年2月18日 (水) 00時34分
杞憂かもしれませんが この度の「かんぽの宿」疑惑追求の流れが 与党のそれも閣内の鳩山総務相が切り出し 【 鳩山総務相+野党】 VS【 日本郵政+オリックス(外資)+バックの小泉・竹中】 というものです。左半分のタッグが通常では考えられない構図です。何か奇異に思うのは私だけでしょうか。バックに大きなシナリオ感じます。鳩山総務相は最初からこの疑惑内容を100%掴んでいるのは見えみえですから その出処と そのシナリオ描いた筋の意図を私は考察中です。「薬害エイズ」事件の菅厚生相と鳩山総務相は同じ役割ですね。自民党の次期総理(つまり総選挙時の顔)は鳩山邦夫がありです。ということはこれから彼はもっともっと男上げます。郵政見直しは勿論 三身一体改革の見直しまで手を広げる。でも郵政は形だけ四分割見直し迄で 簡保と郵貯の資金はこのままではやはりハゲタカに収奪されます。株式公開をなんとしても阻止せねばなりません。
投稿: くろ | 2009年2月16日 (月) 21時27分
10-12月期と言えば、日銀は欧米中銀とは逆に市場から資金を吸い上げてましたよね。
これが円高の一因でもあります。
もう一つ大きな原因としては改革と称して国民から購買力を奪って内需縮小をもたらして来ました。
新車市場はその最たるものでしょうね。
ご存知のように90年代半ばのピーク時には700万台を超えていましたが、今は500万台を切ろうとしております。
外需依存率も96年の9%から07年の16%へと急増しております。
マスコミが言う小泉改革による景気回復は嘘だったと言う事です。
円安と欧米のバブル=外需による景気回復だったんですね。
今回の金融危機で日本が一番打撃が大きかったのはそのせいでしょう。
90年代の超円高&バブル崩壊を乗り切れたのは何と言っても内需のおかげだったと言う事でもあります。
今マスコミは麻生叩きと小泉万歳一色ですが、この景気低迷も麻生氏のせいにされそうですね。
政府紙幣発行も結構ですが、それよりも予算案の一刻も早い可決を願っております。
小泉も民主もマスコミもこの期に及んで政局だけしか見て無いようですからね。
苦しんでる国民の方を向いてないってのが良く分かりました。
投稿: ななし | 2009年2月16日 (月) 17時46分