鳩山大臣更迭の異様さを見て、国民の目に浮かんできた売国の景色
鳩山邦夫前総務相を事実上罷免した麻生首相も、一時は西川善文・日本郵政社長の更迭を考えていた。しかし盟友関係を保ち、互いに意を合わせていたはずの鳩山(弟)氏と反目し、小泉一家の言うがままに郵政民営化推進派に寝返った。その理由を、一般的には、「構造改革の後退」という批判が出ることを恐れたと考えられているが、この間のフジテレビ、「サキヨミ・LIVE」のアンケートによれば、「西川社長が辞任すベきだ」が80%であり、「鳩山大臣(当時)が辞任すべきだ」が20%だった。大まかな他のメディアの世論調査でも大体は似たり寄ったりであった。
西川続投問題で、このような国民認識が形成されているにもかかわらず、麻生首相が鳩山総務相を罷免するという形は、迫り来る国政選挙にとって取り返しのつかない暴挙と言える判断だったと思う。「かんぽの宿」一括売却問題を主として、日本郵政に起きているいくつかの不祥事の疑いは否定できない事実であり、日本郵政株式会社法に照らし合わせれば、総務大臣は然るべき権限をふるって当然の追及をしたことになる。
従って、鳩山前総務大臣が繰り返して言っていた「正義」は、文字通りの正義なのであり、首相の取るべき選択肢は、唯一西山氏の更迭以外になかったはずである。世間の普通の常識から言っても、首相が西山氏の擁護に向かうことは国民の反感を買う以外にないのである。今はただの議員になった鳩山氏も、意気軒昂に首相は判断ミスだったと断言している。
念のために日本郵政に出てきた不祥事を上げると、メインには植草一秀さんが果敢に追及している「かんぽの宿」の一括売却問題がある。西川氏はこれについて説明責任を果たしていない。国民の共有財産がどう扱われているかという大問題であるのに、きちんとした説明がない。次は、正確には郵政公社時代の負の置き土産とも言える、「簡易生命保険の保険金不払い」問題も出ている。これも郵政グループの総帥として、西川氏は黙っていることはできないはずだ。
最近は「障害者団体向け郵便料金割引制度の悪用事件」が起き、現職の厚生労働省局長が逮捕されている。郵便制度が悪用された形になっているが、悪用された側、すなわち日本郵便のヘッドクォーターである日本郵政にも監督(チェック)責任はあるわけである。
今、日本郵政から続けて出てきたものだけでも、今述べた四種類の問題がある以上、西川氏の統括責任は問われて当然なのである。国民は馬鹿ではない。中川秀直氏や武部勤氏が、郵政民営化の逆行を理由として、西川氏の社長続投を強硬に主張していること自体がとても怪しいと言わねばならない。おそらく、多くの国民は、なぜ鳩山(弟)氏が真面目に総務大臣の職務を遂行していただけなのに、小泉氏の息のかかった清和会系勢力に排撃されたのだろうかといぶかしく思っていることだろう。
悪徳ペンタゴンに属する自民党員も、党の延命を至上命題とするならば、麻生首相が西川氏を更迭し、他の後釜を据えた方が、合理的でまともな政治判断であるはずだが、国民の反感を買ってまで西川氏続投でなければならない理由とは何だろうか。この異常な状況を見て、かなりの国民には郵政民営化が拙速に実行された真の理由が見え始めてきたというところではないだろうか。
総務大臣として当然の職務を遂行していた鳩山前大臣を、日本郵政株式会社法の第九条を無視してまで、大臣職罷免にまで強引に持って行く党内民意とはいったい何だろうか、という疑念が国民に芽生えつつある。鳩山氏の更迭は悪徳ペンタゴンに属する自民党員(偽装チェンジ勢力)にとって、致命的な判断ミスだった可能性が高い。それは選挙にマイナスになるということよりも、国民が郵政民営化の真の姿に気付いてしまう契機を与えてしまったということだ。国民は自民党が西川氏続投に異常なほどに執心する理由を知りたくなっているのだ。その視線の先には外国資本の郵政資金収奪計画と、買弁勢力の郵政民営化利権の構図が見えてくることになる。
国民は小泉元首相が唐突に言いはじめ、勢いに任せてバタバタと拙速に推し進めた郵政民営化に対し、心のどこかで腑に落ちないものを抱えている。官邸主導政治の綿密な計画とマスメディアのコラボレーションで、国民全体がうまく誘導されてしまった感じはあるが、郵政民営化にはどことなく違和感を覚えているはずだ。なぜなら国民には、小泉・竹中両氏が言っていたような劇的な利便性向上や他の肯定的な変化を感じ取っていないからだ。むしろ、大山鳴動して鼠一匹の心境なのではないのか。それどころか、西川氏続投問題が、この巨大プロジェクトにべったりとまとわり付いている巨代利権の醜悪な姿が国民に見え始めてきた。
郵政民営化は巨大利権を目的とした合法的な詐欺的国家プロジェクトである。郵政民営化の巨大なペテン性が見えてくると、当然ながら、小泉・竹中構造改革の本質が何であったのかも問われることになる。彼らが主導した「聖域なき構造改革」の正体が、日本の国益や国民生活の便益とはまったくかけ離れた国賊的国策だったという真実に目覚めることになるだろう。
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コメント
<6月22日、ニッポン放送6時からの「お早う、グッディ」に竹中登場>
この番組では上柳昌彦というアナがミノムシを目指して小泉竹中マンセーの放送を続けています。
22日(月)発売の今週の週刊ポスト(7月3日号)[<泥沼バトルの真相を撃つ!>PARTⅠ 内部資料入手
西川善文 日本郵政社長声 政官財巨大利権「背任パンドラの箱」が開いた!古巣・三井住友FGにカード事業で100億円が流れ込む。資産300兆円に巣喰う奴らの正体とは]
という報道に、竹中、須田は大慌てで、早朝からラジオに出演して、『西川全面擁護論』を繰り広げました。
↓
【竹中平蔵さんに聞く、日本郵政問題の舞台裏
http://www.1242.com/goodday/?id=2&YMD=2009-06-22
ジャーナリスト須田慎一郎「日本郵政西川社長続投」で決着!
http://www.1242.com/goodday/?id=8&YMD=2009-06-23】。
この放送の中の「ザ・特集」での、ペテン師竹中平蔵の『西川擁護詐術』
↓
上柳「週刊ポストめくってますね。ポストがまあ!『日本郵政の西川社長、政官財巨大利権の構造、内部資料入手、「背任パンドラの箱」が開いた!』みたいな書いてあるんですよ。『三井住友FGにカードこれを、取り込む』とか、『そういうことで動いていた』なんて、あるんですげども・・・?」 (スタジオ、皆で、ガセネタあるかのように、笑う)
竹中「よく分かりませんね?もう」
(視聴者のメールを読み上げて) 上柳 「私たちは中吊りで見るとか表面的なことしか分りませんが、西川さんという人はなんの問題も無い方ではあるんですか?」
竹中「日本郵政の中で何があるかは私も分りません。郵政の中の人と、捜査権限を持っている総務大臣と、それ以外に分りようがないですよね。だから問題あるんだったら明らかにしてくださいってことに尽きると思うんですよね。そこで調査委員会というのが開かれて調査委員会ではそういう意味での法律違反というのは無いとなったのです。 ところが日本郵政の中では100年間、親方日の丸でやって来ていますから色んな矛盾があるのは事実です・・ ・・その意味で経営責任があると言うなら、そりゃあ、あります。ただ問題は、そんなに簡単に100%問題は無くならないでしょうということなんですよ。そういう点から考えると西川さんという人は良くやっているでしょう。
これ三つ申し上げたいんですけどね、先ず2007年10月に郵政民営化をしましたけども、最初システムの問題が間に合わないって皆が言いましたよね 生田、前の総裁も間に合わないと言って、しかしこれ間に合わせたですよね。これ経営者の功績だと思うんですよ。
そして本格的な民営化の展開はこれからであるけれども、一年間で利益を2倍にしたんですよ。これも経営者の功績ですよね。
3番目にこれ非常に大きいんですけど、今まで隠れていた219社のファミリー企業を西川さん暴き出したんです。、で、何とその219社に2000人が天下っていたんですね、、それを全部ぶった切ったんですよ。だから現実は、その利権をむさぼっていた人から西川さんはすごく恨まれている。だから色んなことをデスネ、、問題がちょっと、郵政には問題があります、それを全部西川さんのせいに今されているように、私には思えるんですよね。 じゃ、西川さんでなく、他の人が来ていたら、今申し上げたようなことが出来たかというと出来てなかったと私は思うんですよ、やっぱり世界的バンカーとして名を馳せて、その意味では短期間でよくやっているなというのが私の正直な印象。 で、経営委員会委員会はね、指名委員会は、まさにトヨタの奥田さんとか伊藤忠の丹羽さんとか沖電気の牛尾さんとか、そうそうたる人達がいらっしゃるんですけど、そういう経営のプロ達が、だから西川さんは難しい日本郵政の経営をよくやっていると、引き続きやってくれという結論を出したんだと思うんですよね。
だから問題はあります、でも、それは、それを全部西川さんのせいにするのは、これは根本的に間違っていると思います。
上柳 「まあ確かに、かんぽの宿なんか、あのバブルの時期に儲けませんかって、買ってしまい、売るに売れなくなっちゃって、買ってくれる人いるんだから、まあとにかくいいかって風にも、見えるんですが」
竹中「それに、よく言われるんですが、2000億のものが100億って安いんじゃないかって言われるんですが、グリンピアってあったでしょ。ああいうの沢山あったでしょ、、あれ、どれ位で売れましたか? 3%とか4%の値段にしか売れないんですよ。今回5%ですからそんなにオカシクないんですよ。2000億のものが100億になったからオカシイって、この議論は間違っていますよね。」
上柳「まあ、雇用も含めてね、全部買い取ってくれる会社が、それじゃオリックス以外に何処か手を挙げてくれるかというと、まあ、難しいだろうし、ほっといたら、年間40億?でしたっけ?」
竹中「50億!!」
上柳「50億ですか、この赤字が出て行く。これも止めなければいけないところですし・・。、
国民新党の亀井久興さんなんかが討論しているのをテレビで見ると、今、竹中さんがおっしゃっている事、全部否定しているじゃないですか、一生相容れることなくね批判合戦ばかりしていても生産性無いなと思ってしまったりですが。」
竹中「あのね、まあね、郵政ってのはすごい利権の塊なんですよ。その利権を守りたい人がいるんですよ。その利権を守りたい人たちからすると、西川さんは目の上のたんこぶだし、それで、やっぱり色々文句をつけて、なんとか骨抜きにしたいんですよ。私はね、郵政民営化で、今、国民新党も民主党も『民営化はいいと、その代わりちゃんとした民営化にしろ』とか言ってるでしょう? おかしいと思いますよ。 『民営化反対だ、国営に戻せ』と、なぜ言わないんですか?」
上柳「あっ、僕ね、今日ね 鳩山代表に夕方会うんですよ。その辺どういう風にきけばいいんですか? 確かに民営化はいいって言ってる、しかしその方法がと、おっしゃってますよ」。
竹中「だって、そう言ってたんですよ。 、だって、『民営化反対だ、国営でやれ』って言ったんだから、あなたこそ、ぶれてるじゃないですか』って言っておいてください」
上柳「最初は国営化でいいって言っていたのに、いつの間にか民営化でいいって、しかし民営化の方法はちょっと違うって言っている・、ぶれてないか?と、(聞けばいいんですね)」
竹中「ぶれてますよね、私はね本当はね、政治家なら『国営に戻せ』って言えばいいですよ。だって、そう言っていたんだから」
上柳「なるほど、なるほど」
・ ・・中略・・
・
上柳「・・小泉さんの発言って、そんなに大きいですか?存在?
日本郵政の人事を決める指名委員会に小泉さんがいうとそういう風になっていくほど力があるんですか?」
竹中「その事実は知りませんけど。あれだけ3分の2の議席を確保するような選挙をやって。
それと、最大の問題はぶれないんですよね、批判されようがこれが正しいじゃないかと堂々と国民の前に言ってきたし。
リーダーの場合はね、自分の考えを明確に持ってそしてぶれない。これが本当に重要だと改めて思いますよね。そういうぶれない人が与党にも野党にも見当たらないんですよ」。】
私(デカルト)の結論 「長くなってしまって申し訳けありません。
しかし、本当に腹が煮えくりかえります!竹中って、口から先に生まれて来たんでしょうね。逆子?
天才的嘘つきの才能を、もっと良いことに使えないものでしょうか。
この日、スキャンダルの拡大を危惧した麻生政権は、この竹中の放送に呼応して、予定を覆して矢継ぎ早に『西川続投』を発表しました。
セブンイレブンの弁当廃棄事件の公取委の発表とも絡めて、『醜聞のディルーション』を図りました。
翌日23日は東国原騒動を起こして更に郵政報道を稀釈。 本日25日には郵政の話はほとんど消えています(国会委員会での野党の追及は未だ続いているにも拘らずです)。
05年の郵政民営化選挙の時とシチュエーションが酷似して来ました。 いつの間にか新生銀行とあおぞら銀行が合併することになってますし・・?」
投稿: デカルト | 2009年6月25日 (木) 16時53分
鳩山前大臣は「国民の財産」を重んじるなら、かんぽの宿で約2400億円を使って破綻させた役員や職員を罰するべき。
かんぽの宿売却は、破綻して破格の値段で売りたたかれる宿に職員の5年間雇用確保などという、「国民の財産」をパーにした者達に何のペナルティもなく、新しく購入する者にとっても5年間は大赤字覚悟となるという条件がおかしい。(こんなおかしな物件は誰も買わないから、セットで売りたたくことになった)
第3種郵便などの違反は、昔からの違反者を全部捕まえるべき。(昔からの慣習に社長の責任は小さい。数字で業績残していることも評価すべき。)
東京駅の郵政ビル建設については、2年も前からわかっていたこと。初めてのように「壊れているじゃないか」と文化財の指定もない建物に介入して、建設計画を強引に変更し、日本郵政の将来の大収入源であるオフィスビル収入を減らして、将来の郵便配達コストの赤字を埋める収入を(将来の「国民の財産」を減らしたとも言える。鳩山前大臣は自腹で補うべき。)不安定にしたことに「介入経営責任」をとるべき。(日本郵政に多大な損失を与えた)
これまで箱ものを作って、多くの高給取り役員や天下りや職員を常駐させてコストをかけて法人税にもほとんど貢献せず、税金からの赤字補填や破綻「国民の財産をかすめと」ってきたのは、公の職に責任もなく就いてきた人々。
日本を外国に売る人は、公の職に責任もなく就いて、税収がないのに高給を設定して日本の赤字国債(借金)を増やしている人達。
日本の赤字国債は郵便局が買い切れなくなったら外国の中央銀行に買って貰う事になる。(米のように中国に売るのだろうか)また、 赤字国債の利子が税収を上回ると国債は暴落して日本国債はただの紙切れになる。
この時が日本の財政破綻となる。
投稿: | 2009年6月25日 (木) 02時45分
政治の実権を握り、した時、まず手を付けるべきは過去の清算、善悪の清算、断罪すべきは断罪にそれと病、蔓延る各機関の人事の刷新、これらをウヤムヤにすると新政権の命取りになる、繰り返しになるが断罪すべくを断罪するから新しい出発も出来る。
投稿: 涯上 | 2009年6月24日 (水) 10時05分