悪徳ペンタゴンの真意は四分社化にあった
森永卓郎さんによれば、昨年11月、麻生総理が「日本郵政株式会社の株式売却を凍結する」と唐突に言い出したことは、最初、とても奇妙なことだと感じたと言っている。森永さんは、麻生総理がその発言をした当時の株価低迷を心配して「郵政株凍結」を言い出したのかと思ったらしい。株式の売出しが始まるのは早くても2010年、この時期(上場時)の相場がわからないのに、現在の相場が悪いからと、郵政株式凍結を議論しても意味がないと思ったそうだ。
だが、後に森永さんは麻生総理が四分社化の見直しを言い出したことで、「郵政株凍結」発言の真意を理解したそうである。彼は言う。「四分社化を止めようとしているのだったら、昨年11月に行った株式売却凍結宣言は意味がある。なぜなら、いったん郵貯株、簡保株を売却した後で、経営を再び統合するのはひどく困難になるからだ」。それはそうだ。株式が上場され、市場に自由に株が出てしまってからでは、この郵政二社の再統合は困難というよりも、事実上不可能になる。
森永さんは、見直しについては、与党内にも議論が噴出しており、郵便事業会社と窓口会社を経営統合して、その下に郵貯と簡保をぶら下げるという案も示されており、そっちの方が四分社化よりもずっといいと言っている。「自民党郵政民営化に関するプロジェクトチーム」(PT、中谷元・座長)は2月26日に「四分社体制の見直し案」を発表した。

この図を見てもお分かりのように、三分社化案も二分社化案も、「ゆうちょ銀行」と「かんぽ生命」は見事にセパレートされていて、骨抜き案になっていることがわかる。見直し論の本質とは、この二大メガバンクの再統合の見直しではないのか?これを考えずして見直しの意味はないと思うのだが。もっとひどいことに、その見直し案も、最終的に提出された案は、四分社化をそのまま残すというものだった。まったく本質的な見直しの要素がない、実にひどい内容になっていた。
そもそも経済学に詳しい人は、民営化以前の日本の郵政事業は、窓口業務、郵貯、簡保が一体となっているから、とても大きな経営メリットがあったと断言している。それを専門的には「範囲の経済性(SCOPE MERIT)」と言うらしい。このことは経済学の素人でも直感的にわかることだ。本質的には毛利元就の三本矢の故事と同じである。それは、違う業種が一体化し、経営資金的にも、業務形態的にも、互いにシナジー効果を伴ってよい状態になっていたからだ。そういう状態にあったものを、なぜバラバラに分社してしまわねばならないのか、その理由を明確に説明できる人がいるのだろうか。
つまり、2005年当時、郵政民営化の掛け声の裏で売国奴たちが真に目論んでいたことは、四分社化の実現にあったと私は確信している。四分社化の真相はとても簡単なのではないだろうか。つまり、外資参入が簡単にできるからである。それ以外に分社化の理由が考えられるだろうか。
麻生政権で、特に今年から起きている党内事情とは、構造改革派とアンチ構造改革派のせめぎ合いである。ただし、これは二分的にとらえられるほど単純ではない。ここには悪徳ペンタゴンの動きと、“日本総督府”の干渉があるからだ。
私の推測では、自民党は本音ではアンチ構造改革派の方がはるかに多いが、構造改革派(郵政民営化推進派)には米国の後ろ盾があり、その睥睨によって、アンチ構造改革派はやむなく構造改革派に阿諛追従(あゆついしょう)しているという、実に情けない状態になっていると思う。
日本郵政社長の西川善文氏の更迭問題も、以上の文脈で見る必要がある。それにしても、鳩山総務大臣は大した肝っ玉だ。彼はアメリカの睨みつけに、たった一人で対峙している。郵政のおかしなところを暴くということは、畢竟、アメリカと対決するという覚悟なのだ。この姿勢は小沢一郎氏の“第七艦隊発言”に匹敵する。
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コメント
一葉様
>政治家の鈍感さからくる発言が、火に油をそ
>そぐことになることを非常に恐れています。
そうですか。奥さんは韓流ファンですか。それ
は気になりますね。鳩山さんが総理になっても、
小沢さんが手綱を取ってくれるとは思いますが、
鳩山兄弟のお父さんの一郎さんは少し気になると
ころがありました。当時彼は日本でごく少ないフ
リーメーソンの会員だという話は有名です。
由紀夫さんの「友愛」を聞いた時、フランス革
命の三つの標語、自由、平等、博愛でしたっけ?
をすぐに思いだしました。この三つはメーソンの
標語と重なっているんですよね。しかし、地方外
国人の参政権問題を見送ったのはとりあえず良か
ったのですが、半島系に秋波を送ることはやめて
いただかないと。
投稿: 高橋博彦(管理人) | 2009年6月 7日 (日) 12時28分
管理人様 今に始まったことではありませんが、記事と
関係の無いことを書くことをお許しください。
鳩山由紀夫さんによると、奥様は熱烈な韓流スターのフアン
だそうです。安倍晋三さんの奥様もそうでした。安倍さんは
訪韓した際、パーテイの席上、「妻が韓国スターの熱心なフ
ァンである私が、貴国に不利なことをするわけがないではあ
りませんか」と言われました。
私はこれを単なるリップサービスだとか、配偶者の他愛のな
い趣味や嗜好の問題だと、軽く受け流すことはできません。
歴史上、為政者の妻や愛人の趣味、嗜好、意見が政治を動か
し、国を動かしてきた例は枚挙にいとまがないからです。多
くの場合、政治は、高邁な理念や崇高な精神とはかけ離れた
、個人の生理や感情に突き動かされてきたと言っても過言で
はないと思います。
人間は、必然的に、身近にいる人間の影響を強く受けます。
哲学用語で、これを「相互浸透」というそうですが、子供
のいない夫婦の場合、その浸透率は非常に高くなると思わ
れます。
私は個人の嗜好を問題にする気持ちは毛頭ありません。問題
は、二組のご夫婦が個人の好みを、間違った計算のもとに、
外へ向かってアピールされることです。世は韓流ブームなの
だから、大半の国民は喜んでくれるのでは、というトンデモ
ナイ勘違いと、その鈍感さが問題なのです。
在日の人たちの傍若無人、跳梁跋扈に、多くの日本人がどれ
だけ鬱積した感情を内に秘めているかの認識がまったくない
ことが問題なのです。
中国や韓国の政治家は世論に実に敏感です。すぐ、暴動や反
体制運動につながるからです。その点、わが国の政治家は、
小泉元首相の提唱した「鈍感力」ではありませんが、「笑っ
ちゃう」くらい鈍感です。
私は、日本で、決して「水晶の夜」を起こしてはいけないと
思っています。政治家の鈍感さからくる発言が、火に油をそ
そぐことになることを非常に恐れています。私は、もし、日
本で「水晶の夜」が起きるようなことがあれば、その責任の
すべてはこういう政治家にあるとさえ思っています。
鳩山さんを見るたびに、「地獄への道は、善意で敷き詰めら
ている」という格言が浮かびます。
しかし、管理人様、心配しないでください。私は、政権交代
後の政界再編に希望をつないでいますので、民主党を応援し
ています。
投稿: 一葉 | 2009年6月 7日 (日) 12時05分
私もそう思います。
中川照一は自民党の中でも数少ないまともな政治家の一人ですから、次の選挙でも是非当選してほしいですね。
できれば郵政解散総選挙の時に平沼氏と同道してほしかった。
投稿: ビンモハマド | 2009年6月 6日 (土) 19時45分
ビンモハマドさん、こんにちは。
>何故この時期にドル高なのかと思ったら、
>来週米国債を日本が大量に買わされるようで
す。
中川前大臣も大きな枠では米国債の大量購入を
押し付けられて抵抗したから嵌められたんじゃな
いでしょうか。
投稿: 高橋博彦(管理人) | 2009年6月 6日 (土) 16時46分
麻生太郎は盟友 中川(酒)の朦朧会見以降、腑抜けに成り下がりましたね。
さっさと政治家をやめれば、それなりに評価されたのに。
鳩山総務大臣は騒ぐだけで単なる目立ちたがり屋のようにも感じるのですが、騒ぐだけましかもしれません。
最近ドル高が進んでますが、何故この時期にドル高なのかと思ったら、来週米国債を日本が大量に買わされるようです。
来週末からドルの暴落が始まり、そろそろ本当に危ないかもしれませんね。
投稿: ビンモハマド | 2009年6月 6日 (土) 13時30分