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2009年7月 1日 (水)

植草一秀さんが自ら自殺を選択することは絶対にない!!

 植草一秀さんは6月29日のブログで、次のように明言している。

  「私の身の安全を心配して下さる声を多数賜り、大変ありがたく思う。私は自殺しないことをここに宣言する。三浦和義氏が米国政府に拘束されている間に死亡されたが、私は、自殺する道を選択しないことをここに明言しておく。
 日本の民主化、政治の刷新に向けて、微力ではあるが力を注いで参る所存である。なにとぞ、今後ともご支援ならびにご指導を賜りますよう謹んでお願い申し上げたい。」

 上告審で、最高裁は植草さん側の上告を棄却する決定をし、懲役4月の実刑を下した。私はここ数日、周囲の人にその話をして、彼が小泉政権の政策批判をやっただけではなく、りそな銀行破たん処理にまつわる政府犯罪と、最近では郵政民営化にともなう巨大な利権問題などを精力的に展開し始めていることを言った。その上で、植草さんは収監されてから、謀略側による口封じのために、他力的な意味で、生命の危険が発生するかもしれないと説明した。

 ところが、それを聞いた数人から、植草さんが監房で獄死するなんて、それも、策謀によってだなんて妄言もいいところだ、そんなことは現代日本ではあり得ん話だと言下に否定されてしまった。何人かは、若干嘲笑を交えた冷ややかな反応だった。彼らのそういう反応もよくわかる。それは小泉政権が行った暴政の本質と、それに対峙した植草さんの正確な位置をよく理解していないからである。この政権に犯罪性を見出せない人は、植草事件の謀略性を見ることはできないだろう。国民の多くは、現今の深刻な景気低迷、格差社会、非正規雇用者や離職者の激増などを、アメリカ発の世界金融危機と、効果の出ない政治的不手際が合わさったせいだと思っている。

 ここ九年間の日本経済のデフレを基調とする経済疲弊、累進課税廃止、二極分化社会出現、毎年三万人を超える自殺者等、この劣悪な変化は、不可抗力的な原因よりも人為的な原因の方が圧倒的に多い。つまり、犯罪的な政策出力が招いた結果だと断言してさしつかえない。しかも小泉政権には国内政治の過誤を越える、米国が絡んだ巨悪の構造が横たわっているのだ。それこそが小泉・竹中構造改革路線の罪深き正体である。植草さんは、この構造改革の政策上の失敗を追及したばかりか、この政権が有する二つの悪魔の顔を糾弾した。一つはりそなインサイダー取引疑惑であり、もう一つは現在も進行中である郵政民営化にかかわる巨大な利権構造の闇である。

 特に植草さんは、そのブログ「植草一秀の『知られざる真実』」で、「かんぽの宿」破格安値一括譲渡問題を精力的に指弾し続けている。植草さんのブログを読んでいれば、日本郵政株式会社の西川善文社長の続投問題の真相がよく見えてくる。植草さんは郵政民営化が、計画された構造的な利権化、私物化であることを論理的、実証的に暴き始めている。これを戦々恐々と眺めている、小泉一家に繋がる自民党の巨悪政治家連中は、その全貌が植草さんによって暴露されてしまうことを異常に恐れている。

 ある人間は、実証性のない政治謀略論、国策捜査論を語っても益がないばかりか、妄想のそしりを受けるから支援に逆効果であるなどと平然と言う。しかし、謀略とは証拠を極力残さず綿密に考えられた計略にしたがって注意深く引き起こされ、いかにも本物のように装われるから謀略なのである。東京都迷惑防止条例違反を適用された2006年の植草事件は、被害者と称する女性の証言だけが主要判断材料になっている。これに、後で犯行を目撃したという証人を仕立てれば、偽装事件が立件されてしまうのである。だからこそ痴漢案件は恐ろしい。嵌める側に最も適した犯罪様態なのだ。

 一審も、二審(控訴審)も、裁判官は矛盾だらけの検察側の証言をファクトとして採用し、植草さん側の証言を偽として斥(しりぞ)けた。裁定判断が非対称で検察側に偏っている。検察側目撃証言はあまりにも矛盾が多く信憑性がない。一方、弁護側目撃証人は植草さんが吊り革につかまったまま、犯罪らしき行為は何もやっていないことを目撃していた決定的な証人であったが、彼の証言は否定された。この判断には論理的整合性も公平性も存在しなかった。国民は我が国の司法の劣化を知らないのだ。

 裁判官は完全に検察の代理人である。事件そのものが国策捜査ならば裁く法定も国策裁判である。まるでニュートン力学である。カタパルトで石を打ち出せば着地点が自動的に決まるようなものである。昔、「死刑台のエレベーター」という映画があったが、訴追されたら99.8%有罪というのは、こと痴漢案件に関しては犯罪的な司法慣習である。痴漢は憎むべき犯罪であるが、反面、男性を陥れる犯罪偽装としては最適の方法なのである。

 国策捜査の疑いがある場合は、犠牲になった人間の政治的背景を深く見つめ、起きた事件の不自然さや不整合性を広範囲に熟慮することが肝心である。法定で出された証言や証拠のみをファクトとして、他の政治的背景や状況を思考停止するやり方は、事件が謀略性を帯びていた場合は、その真実を遠ざける。2004年と2006年、植草さんを上手く嵌めたと思った悪徳ペンタゴンは、二回とも、植草さんが不死鳥のように言論活動を再開している事実を見て、この手の国策捜査に限界を感じているに違いない。

 だからこそ、監房に収監される今度の植草さんは命が危険にさらされるのである。二度の偽装事件から不死鳥のように蘇えって、言論活動を展開している植草さんは、三度目の言論弾圧は国策捜査ではなく、物理的な身体攻撃を受けてしまうかもしれない。他人(ひと)が何と言おうと、植草さんの獄死の可能性がわずかでもあると思ううちは、声を高くして獄死のリスクを叫びたいと思う。だが、本音を言えば、それがわずかな可能性だとは全然思っていない。

 むしろ、今までの経過を冷静に振り返れば、獄中謀殺の可能性はつとに高い。二度起こった植草事件の本質を把握している方々なら、私の言うことに無理な飛躍がないことを認めてくれるだろう。植草さんが今行っている言論展開の本質を見るならば、糾弾されている側は、何としても彼の口を塞ぎたいと考えていることは明白である。植草さんに対する二度の言論弾圧は不発に終わっている。だから今度やるなら、それは植草さんが二度と物を言えない状態にすることしかない。

 本来、植草さんは謀殺対象だったと思う。しかし、相手側にそれを思い止まらせたのは、彼の舌鋒鋭い小泉政権批判・指弾がすでに世に出ていたからだ。下手に抹殺という暴挙に出れば、必ず植草さんの批判要素がクローズアップされ、小泉政権の間違いや犯罪性が浮き彫りになってしまう可能性があった。だが、監房での獄死狙いなら事故とか自殺で世間をごまかせると考えているのだろう。特に心労による偽装自殺は世間をごまかすのにもっともな合理性を持っている。

  私は支援者として彼の助けになりたいし無念を晴らしたい。しかし、それよりも強い願望は、小泉政権の巨大な悪政を誰よりも早く見抜いた植草さんの非凡な眼力を信じ、彼を日本再生、刷新の頭脳的な先駆けになって欲しいのである。彼こそが、これからの日本の礎(いしずえ)、すなわち万民幸福の社会を造る指導的中枢にいるべき人物なのだ。植草さんは、経世済民の社会モデルを構築できる唯一の人物だと思っている。だからこそ、一日本国民としても、彼を失うわけにはいかない。私の支援の根底には常にそれがある。

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コメント

一葉 様

すみませんでした。私はブラックPRは一回で出
入り禁止にしますので、もしその手の投稿をみま
したらそのままにしていただければありがたいで
す。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2009年7月 1日 (水) 23時12分

びっくりモグラ様

アドバイスだなんてとんでもないです。
私の方が、教えてもらっています。

投稿: 一葉 | 2009年7月 1日 (水) 16時19分

高橋博彦様
 
 ご丁寧なコメントありがとうございます。恐縮いたしております。 
最新稿を拝見し、改めて真実を希求する声の、悲痛であるけれど、その透明な、朗々とした響きに心打たれました。毎日のように、大メディアに取り込まれて意識の擦り込みをされている自分に気が付いているか、いないか、大メディアという閉ざされた水槽の中で泳いでいる一尾の魚として冷徹に自己を観察しているか、否か、の差は冒頭の、高橋様の記述内容によく指し示されているように思います。大メディアが生き永らえる大前提としての条件は、「量」としてのMASS ,つまり「大衆」の存在が不可欠です。その象徴であるNHKへの信頼率が7割を保っている事実は、マスコミの論調を受け入れるMASS同士の「健全な」仲良しごっこ、というゲームが廃れていないことを意味しているようです。
 「大衆」(もちろん、私も含めて、ですが)の概念を規定するひとつに、「権威」に弱い、従順である、ことがあるそうです。今日ほど発展していなかった時代には、そのように、盲目的に大メディアを信ずる人々が確かに多かったでしょう。しかし、相対的に情報の豊かさに触れる機会が多くなっているにもかかわらず、つまり、大メディアの報道よりはるかに正鵠を射た「小メディア」?に触れ、考える機会が与えられているにもかかわらず、植草さんの件についての高橋様の声に冷ややかな反応でしか応えられないのはなぜでしょうか。ここに、「質」より「量」への信頼、言い換えれば、「寄らば大樹の陰」、「赤信号皆で渡れば怖くない」式の、古き、悪しき日本人的心性の問題が解消されていない、様に思われます。。様々な情報を取捨選択し、鋭敏で的確な「判断のためのアンテナ」を作り上げる努力より、「MASS]に同化したほうが生きる上でいろいろとメリットがあるとい、う、即物的な、「クレバー」な人々が依然としてこの国の多数を占めている事実を,高橋様の冒頭の事柄がはっきり示しているようです。
 今はやりの、「KY」もおそらく、上記の事柄に関係してくるのでしょうが…

 取るに足らない件ですが、前回のコメントで取り上げてくださった私の「支持があれば、二等兵~」は「指示」の間違いでした。お詫びして訂正します。
 しかし、高橋博彦様の言説は勉強になります。大メディアの言論人が「電波芸者」と揶揄される理由もすこしわかってきました。

 一葉様。
 アドバイスありがとうございました。おっしゃるとおりです。
肝に銘じて少しずつ実行していきたいですね。

  

投稿: びっくりモグラ | 2009年7月 1日 (水) 12時52分

管理人殿の 渾身の危惧のブログを読ませて貰い
感激しております。本当に心ある国民、いや全部の国民にこの国の酷い有様を知っていただきたい、という思いで一杯です。どうしたら事実、否
陰謀の中味を 国民の多くの人に理解して貰えるか?・・・ドナタかが、横にいる人に、とにかく話をすること、それを信じる、信じないに係わらず さらに横の人に話して貰う事。そういう「口コミ」をドンドン広げては行けないものでしょうか?我々の子供、孫 その先に生まれる者の為にも この日本の悪徳グループを摘発せねばなりません。

投稿: TAK APA 2 | 2009年7月 1日 (水) 12時25分

なぜ、植草さんが、他の方法ではなく痴漢に?という疑問
をよく耳にします。私は、植草さんと痴漢という、その落
差が狙われたのだと思っています。

女子高生から聞いたという人からの又聞きですが、彼女ら
にとって、それはゲームなのです。いかにも痴漢しそうな
男を捕まえても達成感(?!)がないので、およそ、痴漢
とは縁のなさそうな真面目な人が狙われるのではないかと
思われます。

もう一つ考えられるのは、サディストにとって、謀殺して
しまっては、面白味がないのでは、ということです。最も
不名誉な罪を着せて社会的に抹殺し、相手が苦しむのを眺
めることで、はじめて彼らの嗜虐性が満足するのではない
でしょうか

管理人様が、彼らへの批判、糾弾が、すでに世に出ていた
との指摘も、その通りだと思います。これから考えられる
ことは、彼らが、自分たちの悪事が世に知られることを、
いかに恐れているかということです。闇の世界の住人は、
光が当たることを最も恐れるのです。それは、死を意味す
るからです。こちらから見れば、巨大で強力な悪も、案外
脆いのかもしれません。

また、なんで、植草さん一人のために国がそこまでやるの
かとの疑問を持っている人も多いようですが、それが、た
めにする言辞でないのなら、僭越ですが、私はこう問いた
いのです。「あなたたちは、ほんとうのことを知りたい、
知ろうという思いを持って生きてこられましたか」と。

ほんとうのこと、真実は、優しくも美しくもありません。
逆に、耳に痛く、不快なものです。なぜなら、人間の本質
がそうだからです。人は、本能的に、無意識的に、「真実
は見たくない、知りたくない」と思っているのです。

植草さんが凄いのは、人間の自己保存本能に逆らっても、
真実を真実だと言われたことなのです。

エッチな本やDⅤDがあったことが何だというのでしょう。
いつまで、そんな子供染みた倫理観や人間観に浸っている
のですか。人間の偉さ、凄さとはまったく関係ないことで
はありませんか。

投稿: 一葉 | 2009年7月 1日 (水) 12時12分

懲役4ヶ月なんて信じられないですね。
悪意のある判決です。
弁護団の方達はまぬけなのか裏で通じているのか?
大変疑問です。

投稿: | 2009年7月 1日 (水) 11時34分

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