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2009年7月10日 (金)

「民営化した郵政はアメリカに出資せよ」の理由説明が腑に落ちない!?

  昨年(2008年)の4月に、くりぃむしちゅーの上田晋也氏との対談で、竹中平蔵氏は「民営化した郵政はアメリカに出資せよ」と本音を語っていた。しかし、郵政資金をアメリカに出資するということについて、彼が説明した理由が管理人にはとても奇妙に思える。まずはその対談部分を見ていただきたい。
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  竹中 そこで今回、ニッポンの作り方として、「民営化された日本郵政はアメリカに出資せよ」とぜひ申し上げたい。さきほどキャピタル・クランチの話をしましたが、アメリカではここ半年くらい、俄然一つの問題が浮かび上がっているんです。アメリカの金融機関が資本を受け入れるときに、誰が出するかということです。そこで、最近のキーワード、ソブリン・ウェルス・ファンド(SWF)があります。政府系ファンド、つまり国が持っている基金です。アメリカの金融機関がSWFからお金を受け入れるケースが増えていますが、一方で、他国政府から資金を受け入れてもよいのかという問題がある。ある国が政治的な意図をもってアメリカの金融機関を乗っ取ってしまったら、アメリカ経済が影響を受けるのではという懸念も出てきています。

 翻って考えると、日本にはかつてとんでもなく巨大なSWFがありました。それが今の日本郵政なんです。資金量でいうと300兆円。他のSWFとは比べ物にならないほどのSWFがあったんです。民営化したので、今はSWFではない。だからアメリカから見ると安心して受け入れられる、民間の資金なんです。アメリカに対しても貢献できるし、同時に日本郵政から見ても、アメリカの金融機関に出資することで、いろいろなノウハウを蓄積し、新たなビジネスへの基礎もできる。

上田 ちなみにSWFは活発に融資したりということを行っているんですか。

竹中 一番歴史が長いのは、シンガポール投資公社(GIC)ですが、ここは25年以上の歴史を持っていて、過去10年間、平均10%程度の高い利回りを上げていると言われています。しかし、あまりはっきりと看板は掲げていませんが、実は世界最大のSWFは日本にあるんです。何かといえば、「年金基金」です。これは別のテーマになりますが、日本もちゃんとしたSWFの仕組みを作るべきだと思います。

上田 新たな展開も開けると?

竹中 一つのきっかけとして考える価値はあると思います。何もしないでいる状況では、マーケットからも信用されないし、国民から見ても不安だと思います。

※この記事は、BS朝日・朝日ニュースターで放送の『竹中平蔵・上田晋也のニッポンの作り方』第3回(4/20他 オンエア)の一部を再構成したものです。
http://diamond.jp/series/nippon/10003/?page=3
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 竹中氏は上記説明で、他国から米国へSWF(ソブリン・ウェルス・ファンド=政府系ファンド)が投資される場合、その国の政府が政治的な意図を持って米国の金融機関を乗っ取ってしまう危惧があることが、過去半年くらい米国で問題になっていたと言っている。実は管理人はこの説明自体が腑に落ちないのだ。なぜなら、米国には、外国資本の敵対的侵入に対して、国家安全保障上の観点から、米国の安全や国益を脅かす外国資本を制御できるれっきとした法律が存在しているからだ。

  それをエクソン・フロリオ条項というが、アメリカの金融エージェントである竹中氏がそれを知らないことはあり得ない。だから竹中氏は、日本人がエクソン・フロリオ条項を知らないことをいいことに、適当なことを言っていると管理人には思える。米国では、そういう外資の敵対的買収行為に対してエクソン・フロリオ条項が適用されるくらいであるから、ほとんど安全であるはずである。これは外国資本の性格が政府系であろうと、民間系であろうと同じように適用されるのではないのか?

 この辺の事情は国際金融に詳しい人から正確なことを聞いてみたいが、少なくともエクソン・フロリオ条項を経済的な国家安全保障に組み込んでいる米国が、他国のSWFに対して防御を考えていなかったというほうに無理があるような気がする。

   ということは、竹中氏の文脈は、国営形態の郵貯・簡保資金が巨大なSWF(政府系ファンド)であり、それが、そのままの形態でアメリカに出資された場合は、アメリカ金融機関が乗っ取られるリスクが発生するが、郵政が民営化された場合は問題ないと言っているわけである。なぜ政府系資金の出資は問題があり、民間管理資金なら問題ないのか、竹中氏はそこをまったく説明していない。エクソンフロリオ・条項は主に外国の民間巨大企業に対して考えた防衛策ではなかったのか。皆さんは竹中氏の説明に納得できるだろうか。

 竹中氏はこの対論でキャピタル・クランチとか、ソブリン・ウェルズ・ファンドとか、庶民には耳慣れないカタカナ英語を多用しているが、国民の財産である郵政資金を、アメリカに貢ぐことこそが最善の道であると言っている。それに郵政民営化の現状は、完全民営化までの移行期間にあり、株式は百パーセント政府が保有しているので、竹中氏の論理ではアメリカに投資できない形態であると言える。また、「日本郵政から見ても、アメリカの金融機関に出資することで、いろいろなノウハウを蓄積し、新たなビジネスへの基礎もできる」などと言っているが、全額奪われたら国民の死活問題に直結する話を、ノウハウ摂取などと能天気によく言えるものだと思う。

 竹中平蔵氏の「民営化した郵政はアメリカに出資せよ」という断言は、馬脚を現したというか、郵政民営化における彼の本音を露骨に出しているが、肝心なその理由説明が胡散臭すぎると感じるのは私だけなのだろうか。
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コメント

枡添氏が、総裁候補のトップに躍り出てきたことに、非常に不可解な印象
を受けます。読売テレビの世論調査で、小泉氏とトップに並んでいるのを
見て、ああ、ポスト小泉は枡添にと世論を誘導したい人間が、読売のバック
にいるのだなと思いました。そして、すでに枡添氏は籠絡されているのだ
ろうなと思いました。

静岡知事選の応援で、開口一番、氏は、「一生懸命働いている」そして、
「後始末をさせられている」と言ったのですが、私は、以前から、枡添と
いう人は、自己顕示と自己弁護を繰り返す人だと思っていたので、余りに
もそれが見事に証明されたのを見て笑ってしまいました。男としての矜持
があれば言えないことで、私は、責任ある立場の人間から、こういうセリ
フを聞いたことがないと思います。

どこかに、アメリカは郵貯のお金だけではなく、システムを狙っているのだ
と書かれていましたが、何で、今更そんなことを、と思いました。医療も年
金も介護も、制度そのものが狙われているのは、明らかではないでしょうか。
そして、それらを統括する省の大臣が、枡添氏なのです。(あれだけ騒がしか
った農水省が、石破氏に変わった途端、静かになったのはなぜなのでしょう)

小泉政治の見直しの話が出ると、どこからともなく、小泉一家の子分衆が出て
きて「改革の後退だ」とケチをつけるのは、年貢の納期が遅れると、ご主人様
のご機嫌を損ねるからなのでしょうね。

構造改革が叫ばれていたころ、構造改革とは何かを説明した人もいなければ、
質問した人もいなかったのは、今から思うと、実に奇異で滑稽な光景でした。
分からないのに、分かった顔をして、改革、改革と言っていたのですから。

しかし、今はもうはっきりしています。構造改革とは、日本の解体だったとい
うことが。

投稿: 一葉 | 2009年7月11日 (土) 15時05分

「民主党は小泉・竹中の喚問を」という声もあがっていますが、それを恐れているのは小泉・竹中ではなくて、その背後にいる連中です。
戦前の浜口雄幸首相と井上準之助大蔵大臣が現在の小・竹コンビと最も良く似た売国政策を行ったコンビで、後に井上は暗殺、浜口は暗殺未遂、その傷が元で死亡しているようです。これは単なる右翼思想家の犯行ではなくて、やはり背後には、使い道がなくなってジャマになった二人を消す力がはたらいていたように思えます。
もはや日本の政界で求心力のなくなった小・竹コンビの末路がどうなるのか?小沢氏、鳩山氏にしても、このコンビを喚問しても真実は話さないだろうし、仮に彼らの口が堅いとしても、アメリカの支配層たちにとってジャマな存在になっているということがわかっているのではないでしょうか。
ちなみに浜口雄幸もその風貌から「ライオン宰相」と呼ばれていたそうです。ライオンの末路…。

投稿: マツヤマ | 2009年7月11日 (土) 01時12分

日本国より小泉一派の一掃こそが国益を守る最善の道である。国民は小泉純一郎の裏側を知らなすぎる。マスメディアは国民の為に正義を示すべきである。

投稿: 誠 | 2009年7月10日 (金) 21時16分

よんじゃる様へ。
 同感です。良心の呵責はないのですよ。「日本人だ」という意識はないのです。その理由は彼の出生・生い立ちを調べればわかります。どちらかというと日本を憎んでいるのではないでしょうか。

その彼が
「日本郵政から見ても、アメリカの金融機関に出資することで、いろいろなノウハウを蓄積し、新たなビジネスへの基礎もできる」
といったのですね、神州先生。

エクソン・フロリオ条項?私には聞いたこともない法律だったので、ちょっと聞いてきました。まずわかったことは、
 ① 日本にはこのような国家安全保障への影響を考慮する条項がないので、日本電源開発という原発事業などを展開してる民間企業が英のザ・チルドレンズ・インベストメントという投資会社に乗っ取られそうになった。オイルマネーをバックに水面下で日本電源の株式を買い増していた。日本の安全危うし!という間一髪のところで国会で問題となり、「乗っ取られ」は回避できた。

 ② 民間会社ならばエクソン・フロリオ条項に引っ掛かることはない・・・というのは誤りのようですよ。「外国からの投資」の「外国」の範疇には、外国政府も外国企業も入るらしいですよ。
 1950年に米国会で法案化された国内生産法第721条というのが通称エクソン・フロリオ条項であり、「国家安全保障に影響を及ぼす潜在的可能性があると思われる、外国人による米企業買収・合併・取得を規制・制限するための」規定・・・だそうです。規定・・・なので、法律ではないそうです。
 ところでその竹中氏の「米国に出資せよ」の鼓舞ですが、現実は米金融機関の経営権を握れるような株式の取得には程遠く、ABS, MBS, CMBS, RMBS ・・・などのイカサマ債権をつかまされるのがオチだそうですよ。どれもこれも元を辿れば悪名高きあの「サブプライム」につながる紙くず債権で、天下のトヨタ様も内部保留をすっかりやられて瀕死の苦境らしいです。季節従業員の首切りで「人でなし」と雑言を浴びせられましたが、それなりの会社裏事情があったのでしょうよ。日本のメガバンクも思いっきりやられているのではないでしょうか。通説で合計百兆円とも。

 こんなはずじゃなかった!と一番大声で叫びたいのは小泉・竹中組なのかもしれません。

 にしても、今回のウォールストリート発世界金融危機、仕掛けたのはWS の親分FRB 自身だという説、外国ブログでは多々見られますが。
 にしても、その巨額の金、どこに行っちまったのでしょうか。ノーテンキなアメリカ人が前倒しで飲み・食い・遊びに使ってしまったわけではないでしょうが。とても使いきれる額ではありません。

投稿: NE | 2009年7月10日 (金) 17時55分

おそらく、野党故に省庁(特に総務省)の詳細情報を得られないのではないでしょうか?今や総務省は民主党の天敵と化していますからね。政権交代するまで闇を照らす事は難しいのでしょう。

投稿: よんじゃる | 2009年7月10日 (金) 17時47分

民主党は何故、小泉、竹中の喚問をもっと声高に叫ばないのでしょう。
彼らに我々の財産を命懸けで守る気があるのでしょうか?

投稿: さとし | 2009年7月10日 (金) 16時03分

しかし、郵政だけでなく年金基金までアメリカに差し出せという竹中は、完全な売国奴ですね。
日本国民を食いものにしてアメリカに貢ぐ事に良心の呵責は無いのですかね?
外資圧力に侵されたメディアも竹中売国広報を支援しているとしか思えない。
お笑いタレント番組でB層洗脳とは、懲りない輩だ‥。
国民を蔑み馬鹿にするのも、いい加減にしてくれ!と叫びたいですね。

投稿: よんじゃる | 2009年7月10日 (金) 14時15分

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