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2009年8月 5日 (水)

植草一秀氏の無実を確信する法曹A氏が、刑務所事情を語った!

 ある法曹の方からメールを頂戴した。ご本人の許可を得たので、ブログに掲載する。
(管理人 高橋博彦)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

はじめまして。法曹Aです。

2009年8月3日、植草一秀氏の収監後、刑事弁護団と名誉毀損事件弁護団から、声明要望書が発表されたことについて、コメントさせて頂きます。

 両弁護団は、まず、
植草氏は,そのブログにおいて「(執行中の)身の安全を心配して下さる声を多数賜り,大変ありがたく思う。私は自殺しないことをここに宣言する。」と記しています。
と述べた上、
 刑事弁護団は、
 刑事事件弁護団は,植草氏が刑の執行を安全に終了の上,これまでどおりの活発な活動を続けていくことを心から期待しております。 と結び、また、
 名誉毀損事件弁護団は、
名誉棄損事件弁護団としても、植草一秀氏が刑の執行を終了の上、再び充全な言論活動を開始されることを心から期待していることをここに表明いたします。 
と述べています。

それぞれの最後の一行部分に、注目して頂きたいと思います。

弁護士としての立場から、ぎりぎりの表現をしていると思います。
殊に、刑事弁護団は、「刑の執行を安全に終了の上」とまで踏み込んでおり、これは、思い切った表現をしてくれたと感じました。
弁護団の思いが、その短い表現の中に現れています。

副島隆彦氏が、「今日のぼやき」(2009年8月4日)に書かれておられることも、まさにこの点であろうと思います。

つまり、通常であれば、刑の執行が安全に終了することなど、当然です。死刑ではない。懲役刑に過ぎないわけですから、無事帰還は、本来当然です。ですから、通常であれば、このようなことには言及しません。しかし、その当然のことを、弁護団が敢えて表明したわけですから、その背後にあるものを読み取らなければなりません。

弁護団の真摯な姿勢に拍手を送りたいと思います。

実際のところ、房の中では、様々なことが起こり得ます。

例えば、医療受診が必要であるのに放置される事例は時々聞きますし、刑務官らが、特別公務員暴行陵虐罪が問われた事件、すなわち刑務官らの行為により、受刑者が死亡したり、重症を負ったりした事件も、過去には、存在しました。また、同房者による傷害致死事件もありました。

例を挙げます。

1 元大阪高検公安部長、三井環氏の場合
2008年10月17日に大阪拘置所に収監された三井環氏は、重度の糖尿病であったにも関わらず、インシュリン注射なく放置され、実に危ない状況があったようです。
古川利明氏の同時代ウォッチングブログ(11月27日)に詳しいです。

2 名古屋刑務所での3つの事件
① 第1事件
2001年12月14日、保護房に収容されていた男性受刑者(当時43男性歳)が、消防用ホースを使用した高圧水により肛門部が傷つけられ死亡。
(刑務官が、受刑者の下半身を裸にした上、消防用ホースで肛門部に放水し、直腸破裂でショック死させた。特別公務員暴行陵虐致死事件です。当初は、「心不全」「自傷によるショック死」という虚偽の報告で闇に葬られようとされていました。)

② 第2事件
2002年5月27日、保護房収容中に革手錠を装着されていた男性受刑者(当時49歳)が死亡。(刑務官に、腹部を革手錠で締め付けられたことが、死亡原因と言われています。)

③ 第3事件
2002年9月25日、弁護士会に人権救済申立をしていた男性受刑者(30歳)が、保護房収容中に革手錠の装着を受け、腹部に大怪我を負いました。

上記第2・第3事件は、「懲らしめ目的」で革手錠を使用したとしか思えません。

 なお、これらの名古屋刑務所事件については、日弁連(日本弁護士連合会)も、会長声明を発表しております(2002年11月8日2003年2月20日など)。
 

3 松山刑務所での事件
2008年9月1日、服役中の30代の男性が、足の付け根を骨折する事故にあったところ、検査も治療もしてもらえず放置され、その結果、左足に後遺症が残ってしまった事件もありました。

また、一般にあまり知られていませんが、刑務所内での自殺は、決して少なくありません。以下に、ほんの一例を記します。

① 松山刑務所
2007年6月9日、服役中の30代の男性が、包帯と亀の子たわしを使い、首吊り自殺。

② 広島刑務所
2008年1月13日、服役中の40代の男性が、ズボンを結び首吊り自殺。

③ 栃木県黒羽刑務所での自殺
2008年8月17日、服役中の30代の男性が、下着のシャツで首吊り自殺。

④ 宮城刑務所での自殺
2009年2月16日、服役中の70代の男性が、ひも状にしたシーツと下着で首吊り自殺。

⑤ 兵庫県姫路少年刑務所での自殺
2009年5月16日、服役中の20代の男性が、畳から抜き出した糸で首吊り自殺。

⑥ 福島刑務所での自殺
2009年6月7日、服役中の50代の男性が、細いひも状のものを首に巻きつけ、首吊り自殺。

こういったことが起きても、刑務所は、「今後こうしたことがないよう、受刑者の心情把握に一層努めたい」と述べて、終わりとなります。遺書のない自殺も多く、実態はどうなっているのか。

名古屋刑務所事件が起きた当初、法務省矯正局は、受刑者の死亡記録の提出を拒んでいましたが、衆議院法務委員会の要求により、2003年3月、死亡者リスト(死亡帳)を公開しました。

全国の刑務所における過去10年間、約1600人の死亡者のリスト(死亡帳)です。

この死亡帳の中には、革手錠が原因と疑われる死亡事件や、保護房内での医療措置に問題のあったと思われる事案などが多数含まれていました。

これに関連して、2003年5月23日には、 「第54回定期総会・名古屋刑務所事件を契機に刑務所等の抜本的改革を求める日本弁護士連合会決議」がなされています。

また、名古屋刑務所事件と死亡帳開示の経緯については、保坂展人(のぶと)議員が、「保坂展人の突風行脚の記」(その48)に、詳しく書いておられます。ご存知のように、保坂展人(のぶと)議員は、2009年3月5日に、植草一秀氏と、郵政民営化・かんぽの宿問題についてトークライブをした方です。「監獄に隠されていた死亡帳の闇」と題し、受刑者達の不審死について、突っ込んだ話が書かれておりますので、お読みになることを、強く、お勧めいたします。

確かに、名古屋刑務所事件以降、刑務所内の処遇については、既に、一定の改善がなされました。しかし、こういった危険が、完全に過去のものであって、再発はあり得ないと言い切れる状況かどうか・・・。

2007年11月16日には、徳島刑務所にて、小暴動事態が勃発しました。医務課長による特別公務員暴行陵虐とも言うべき「肛門虐待」行為が、「直腸指診」なる名の下に頻繁に行われており、それが事件の背景にあったと聞いております。

また、上述した三井環氏インシュリン注射不与事件、松山刑務所骨折治療放置事件などは、2008年のケースであるだけに、気にかかるところです。

ただ、誤解のないよう、申し上げておきますが、

大方の刑務官の方々は、真面目かつ忠実に、極めて困難な職務をこなしておられると思います。ですから、上記の事件の存在が、刑務官の方々全体をバッシングする方向へと発展することは、望みません。それでは、問題は解決しないと思います。

現場の刑務官の方々の仕事は、綺麗ごとでは済まない、極めてストレスの高い激務です。決して、刑務官の方々を敵視すべきではありません。むしろ、解決の方向性としては、十分な人材確保、十分な予算を配し、自由に有給休暇を取れるようにするなどの方向で、解決策を練って行くべきであると考えております。
 
ここで明確にしておきたいと思います。

植草一秀氏が、自殺をすることはあり得ません。東京高検に出頭する間際、ご本人から私にも連絡が入りました。植草氏は、「必ず元気に戻ります」との力強い言葉を語っておられました。私も、植草一秀氏の無実を確信する一人として、植草氏が安全に刑の執行を終了の上、これまでどおりの活発な活動を続けていくことを、心から望んでおります。

末尾になりましたが、「神州の泉」管理人高橋博彦様の、益々のご活躍を期待しております。

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(以下管理人)

 法曹A氏のメールを読んで、しばし、愕然とする思いにとらわれた。しかし、このようなシビアな情報が法曹界の人からもたらされるとは思ってもみなかった。法曹界には一般人の知りえない不文律があると思う。おそらくこの法曹A氏は、強い正義感からそのような法曹界という村社会の掟(おきて)ギリギリのところで、この投稿の掲載を許可してくれたものと思う。この勇気には頭が下がる思いだ。

 植草事件は管理人の立場から断言するなら、紛うことなき国策捜査なのだ。二度の事件とも国策捜査なのだ。経済的な方向性から大局的に言うなら、小泉政権以前のケインズ主義的公平配分が、小泉政権によって新自由主義的傾斜配分に大きな方向転換を起こした。まるでポールシフト(極移動)のような国策転換だった。植草事件は二度とも、この大転換の狭間(はざま)で起きている。

 小泉政権は、大企業と国際金融資本へ日本の資本や資産を移転する売国政策をとった。一方植草一秀さんは、公平配分とセーフティネットは壊してはならないと言い続け、一貫して国民利益、弱者保護の政策を訴え続けてきた。棄民政権である小泉政権は植草さんの経世済民感覚を徹底的に憎悪した。これは棄民政権と国民救済派の戦いだったのである。管理人はそのことを何度も説明してきている。

 もう一つの位相は、植草さんが小泉政権の政府犯罪を暴露し始めていたのだ。それはりそな銀行の救済に絡む、金融庁のインサイダー取引疑惑である。小泉政権はマクロ政策を極端な新自由主義に立脚した。年次改革要望書にそれは明確に見て取れる。新自由主義に付随した自己責任論に基づく恣意的な金融政策は、金融世界を恐慌の恐怖をもたらし、りそな銀行を破綻寸前まで追い詰めたが、土壇場で政府救済が行われた。それまで低落株価が続いていたが、自己責任原則を無視した救済で株価は跳ね上がった。この動きをあらかじめ知っていた企業や人物は株の売買で大儲けをした節がある。

 これらを勇猛果敢に指弾し続けて、決して止めなかった植草さんを、権力筋は許さなかった。つまり、小泉・竹中構造改革も、りそな銀行問題も、郵政民営化も、小泉政権が国策の大転換を行ったところから出ている。小泉政権のマクロ政策も、政府犯罪も、国策という点で緊密にリンクしていた。この両者に真っ向から斬り込んだ人物こそ、植草一秀という唯一の人物だった。典型的な国策捜査の犠牲者なのである。

 姦計を企んだ側は、二度の偽装痴漢事件を仕掛けたが、結局、植草さんの言論封じに失敗した。植草さんは不死鳥のように蘇えって、小泉政権継承路線の糾弾と「かんぽの宿」疑惑を指弾し始めたからである。彼らは売国郵政民営化を完遂する予定がまだ残っている。これ以上、植草さんに郵政民営化利権を暴かれたらたまらない。もう一つは過去のりそな疑惑に関わった政治家や民間人の悪巧みが暴かれてしまうからである。これを阻止するには植草さんを抹殺する手しか残されていないのだ。

 そして、8月3日、植草さんは監房に収監されてしまった。このタイミングで法曹A氏の刑務所内死亡者に関するメールが管理人に届いた。読んで戦慄が走った。不審な死亡事故や客死のようなものは、時々起こるとは思っていたが、まさか、(死亡帳開示当時の)過去10年間で、約1600人もの死亡事例があったとは、唖然とするしかない。

 特に名古屋刑務所で起きた死亡事件は、男性受刑者が、刑務官に下半身を裸にされ、消防用ホースによる高圧放水で、直腸が破裂しショック死するという、実に残虐非道な行為だった。このように刑務所内部にいる者の悪意や殺意による暴虐行動の結果として、死亡事件が起きていても、対外的には、不慮の事故死や受刑者側の不注意で片付けられるケースがあるような気がする。

 法曹A氏は監房内では下記のことが起こりうるということを詳細な事例を挙げて説明している。

「例えば、医療受診が必要であるのに放置される事例は時々聞きますし、刑務官らが、特別公務員暴行陵虐罪が問われた事件、すなわち刑務官らの行為により、受刑者が死亡したり、重症を負ったりした事件も、過去には、存在しました。また、同房者による傷害致死事件もありました。」

 外部から隔絶された空間で起こることは、隠蔽や偽装がしやすい。かかる特殊な環境を考えれば、受刑者の生命、身体の安全が万全に保証されているとは到底言い難い。法曹A氏は、そういう管理人の漠然とした懸念を、思いっきり具体的に、そして詳細に受刑者が遭遇するかもしれない危険を羅列的に提示したのだ。個々の事例はそれなりに特別なケースとは言い難い恐ろしいものである。

 監房内の受刑者は「刑事収容施設法」に従って然るべき受刑期間をまっとうするべく毎日を過ごしている。彼らが施設関係者や同房の受刑者から生存権を脅かされる理由は何もない。もしそういうことが許されているなら、近代法治国家の意味はない。

 植草さんの頼もしい支援者である副島隆彦氏は「今日のぼやき」(8月4日)で、法曹A氏と同様に、植草さんの身の安全を強く憂慮している。もし、植草さんに何かあったら、絶対に許さないと言っている。管理人も同じ気持である。

 植草さんの安全を守るためには、皆が、植草さんを見守っているということを、当局に分からせる必要がある。そのためには、まず、次のことをやっていこう。

(1)      植草さんブログの応援クリックを毎日必ず押そう。

(2)      植草さんのブログを周囲の人にも薦めよう。
     「人気ランキング1位」を保とう!

(3)      ブログやBBS投稿で、支援の気持ちを表明しよう。

(4)      植草さんの著書を周囲の人にも薦めよう。
     「知られざる真実-勾留地にて-」と「売国者たちの末路」を、ベストセラーにしよう!


 植草さんは、(未決勾留のときもそうだったが)、房の中でも大変忙しいと思う。

 また、弁護団やご家族など留守を守る方々が、それぞれ、いろいろやってくださっていると思う。

 だから、管理人としては、「植草さんに、時間的負担をかけない」、そういう支援のあり方を考えるべきだと思っている。植草さんにとって迷惑な形の、つまり、独りよがりな形での支援は、やるべきではないと思う。

 植草さんが、どういう形での支援を望んでいるのか、よく考えて行動したいと思う。管理人としては、植草さんの弁護団やご家族に任せるべきことと、私達がなすべきこととの区別をつけたいと思う。
               
 そして、
(1) 投票率を高める。→周囲の人にも、投票するよう、呼びかける。
    
(2) 必ず投票。票を集中させる。→偽装CHANGE勢力に騙されない。

(3) 当日投票をし、国民審査の際、非適任者に対して、×をつける!!!



これらを、肝に命じよう!
 
「無血市民革命」だ!

なお、国民審査の点について、主権在民さんが詳しい。是非、そちらを見てもらいたい。

本ブログ投稿欄も、また、「植草事件の真相掲示板」も、実に多くの方々から、コメント投稿を頂き続けている。

植草さんの無事を願う真摯な気持ちが、一つ一つのコメントから溢れ出ている。

皆さん、ありがとう!

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コメント

植草さんはお元気で戻ってこられると思いますし、又そうならなければ、再び「一寸先は闇」状況に陥ります。ここは何としても植草さんのエネルギーをお借りしなければ、我々が途方に暮れるのです。これまでの、一連のブログ内容を拝見し、改めて、これほど自己の内心に忠実な経済学者が,かつていただろうか、という感想をのべずにはいられません。
 
 私はこれまでほとんど、いわゆる「痴漢事件」について調べたことはありません。植草さんの文章をつらつら眺めながら、(「ああ、この人は本当のことを言ってるなあ」と直観的に感じたからです。おそらくその直観は、私自身の体験とないまぜになって出てきたのだろうとおもわれます。、人は自己自身の体験を、一切の粉飾なく、つまり、見栄も、恥も外聞も世間体も、ありとあらゆる「化粧」を自らはぎ取ったとき、「真実」を互いに了解し得るのではないか?植草さんの言説に信頼を置く人たちは、おそらく、素っ裸になった植草さんの「強さと誠実」に、今の時代、滅多に巡り合えない,「血」の温かさを感じていらっしゃるのではないか。

 といって、私は 、権力によるまがまがしい「国策捜査」のでたらめを逐一検証していらっしゃる方々の努力に、決して敬意を払っていないわけでありません。むしろ、巨大なパワーに「誠実」という行為で対抗している皆さんに頭が下がる思いです。
 この国の政治と経済の構造の、根っこからの改革をおしすすめるには、やはり小沢「氏の力を借りねばなりません。もともと私の立ち位置は「議会主義」への不信にあったのですが、しかしそういったところで」私たちに与えられた「民の声」を具現化するに残された唯一の方法は「議会」しかないのです。

  小沢氏をすべて信じているわけでありません。外交、軍事に関する諸問題について特に
一抹の不安があるのですが、この件につきましては、植草さんの、「民主党に必ずしも全幅の信頼を置いていない」旨の記述があります。現実において、相対的に信頼できる代表的政党の一つが民主党である、と言ってるに過ぎないように思われます。
 波乱要素が党内にあって、いつそれが噴き出すかという恐れを皆さん、持っていらっしゃると思いますが、しかし、今の時点での最良の選択肢は民主党であろうと思われます。
 社民党、共産党は理屈上はなかなかいいことも言っていると思いますが、現実に彼らの政策が現実化できる基盤を備えていない、という意味で今回は民主党に対し一蓮托生すべきででしょう。
  
 実は刑務所の実態について述べたかったのですが、最初から脱線してしまいました。あくまで法曹A氏への補足的な説明だったのですが…。

 管理人様のバッハについての見識は素晴らしかったです。その豊かなうん蓄をまたお聞かせください。楽しみにしております。
 
 
 

投稿: びっくりモグラ | 2009年8月11日 (火) 23時09分

ありがとうございました。ほとんど「神州の泉」様の、バッハの「命の声」を聞き取る凄さについて、よく理解できました。グレングールドがロマン主義的な解釈(個の、他者には永遠にぴったりと重ならない、つまり永遠に「孤独」という名の宿命から逃れられないグールドの、居直りてきな、もっと言えば、人生についての未練などという、幼児的な「業」から自由になった真の意味での仏教に通じる「諸行無常」の精神を彼が得たからこそ一切の足かせから自由になれた、彼の思い)がその一音一音に表れているように思います。
 ロマン主義は、ややもすると個人主義的な、本人だけが自己が発散した香やかなかおりを自己陶酔的に味わう、という「エテガッテナ」解釈になりがちですが,グールドのすごさは,楽理上のあらゆる(対位法も含め)知識を獲得しながら、そのうえで自己の思い(普通の人間がこれをやるとあいてにされませんが…)を表現したことです。彼が短命であったことがどこかしらモーツアルトと似ているような気もしますが。

 対位法が予定調和であることに異論はありませんが、そして心の静けさを聞き手に与える、という普遍の真理も私は疑いませんが、私にとっていまだに解けない問題の一つは、現代音楽がはるかに「あらゆる楽理をマスターしている現代音楽」がなぜこれだけ不人気なのか?ということ。

それから、ヒットラーが最も「愛用していた」音楽の一つがワーグナーであったこと。本人も含め、参謀以下がユダヤ人を焼却した後、しばしばモーツアルトの弦楽四重奏曲を聴いたこと。その心の動きについて解説した書物にいまだなお目にかかっておりません。ジャズも含め、新たな視点を切り開くジャーナナリズムにお目にかかれないのは、まさに植草さんの新しい地平、の意味を全くわかっていない、くそリアリズム、ではなく、くそマスコミと軌をいつにしているように思います。

投稿: びっくりモグラ | 2009年8月 9日 (日) 23時37分

びっくりモグラ様

 私は19歳、20歳くらいの時から、今日まで37年、一貫してヨハン・セバス
チャン・バッハ(大バッハ)の音楽を愛好しています。聴けば聴くほど人間的な音楽
だと思えてきます。一般には和声学的に均整が取れており、構造的に隙のない観念的
な音楽と言われることも多いのですが、重層構造になっているポリフォニックな音楽
の形式、様式よりも、自分の魂にストレートに入ってくる深い存在の音楽だと捉えて
います。

 私自身はクラシックはほかに好きな人がたくさんいて、ベートーベンも大好きなん
ですが、バッハとベートーベンは決定的に異なっています。それは宗教性の違いにあ
ると思われます。バッハ音楽の特長は、バッハがバリバリのルター派であることと、
大いに関係しますが、教会の礼拝音楽が主です。バッハの音楽の最大の特長は神、
イエス・キリストへの信仰に逢着すると言っても過言ではないでしょう。古風なバロ
ック音楽に位置づけられるというのは、アントニオ・ビバルディとか、他の有名な
バロック作曲家はいますが、決定的に音楽の本質が異なっています。バッハの深みは
信仰的な意味での神への讃美と渇仰(かつぎょう)でしょうね。

 無駄のない対位法的世界に、神が創った世界の予定調和の思想も感じます。旋律が
三つも四つもある同時進行的な音の芸術には、調和に対する感動があります。宇宙の
神秘と捉えてもいいでしょう。

 バッハの音楽が、建築学的な構造を想起させる硬質な音楽だと言われますが、長く聴い
ていると実に人間的な情感を持っていることが体感できます。グレン・グールドの
バッハ解釈はロマン派的な叙情性があり、これもバッハの可能性のひとつでしょう。
たとえば、グレン・グールドの「ゴールドベルグ変奏曲」などは、バッハ作品でも
実に不思議な曲だと思いますね。あと受難曲、ミサ曲、カンタータ、フーガなど、
多岐にわたる形式の作品がありますが、それぞれが実に個性的であり、ひとつとして
似た旋律がありません。しかし、共通しているのは宗教性を思わせる曲想が多いですね。
 
 ベートーベンは私は第六と第九が好きですが、こちらは宗教性というよりも強い情念
ですかね。第九を聴いていますと、モチーフは人間意識の閉塞性からいかに克己するか
という意志の力を感じます。その意味ではリヒャルト・ワーグナーのタンホイザー序曲
のメロディと共通するものを感じます。

 私の独断ですが、人類史上最大の芸術作品が、バッハ晩年の大作「フーガの技法」だと
信じて疑いません。このような巨大な音楽は比肩するものが他にありませんからね。

バッハの美しさは、おっしゃるように、産業文明の高度な発達で、意味論的な存在感覚が
汚されてしまった地平にはない音楽です。産業革命以前の人間の信仰の純粋性があります。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2009年8月 9日 (日) 21時35分

バッハとベートーベンの違いについて教えて頂けないでしょうか。
私の、この質問が植草さんの、切羽つまっている状況の中で、いかにも、不謹慎であることはよくわかっているのです。
 バッハは(私の理解するところによれば)、イデオロギーという近代文明に毒された、もっと言えば、言葉に支配される不幸な時代を経験しなかったが故の、うつくしさがあるとおもうのです。言葉に我々が翻弄されていることの不幸を自覚しなければなりません。バッハが同じ人間として喜怒哀楽という生々しい感情をもちながら、バロックという形式を自己表現といた、その意味を私たちはもう一度かみしねばなりません。
 

投稿: びっくりモグラ | 2009年8月 9日 (日) 20時54分

世俗の世の中に、あって、様々な誘引事が、巧妙に入り込み、快楽の奴隷となる、被害の話題が、枚挙に暇が、無いほど、マスコミから、出ているが、「総選挙」と、無関係とは、到底思えない。本当の事が観えないように、偽りが、事実のように、報じられる感じがしてならない。狡猾さは、まるで、人々の脳から、肝心の政治闘争に、眼を向けさせなように、策謀を謀っているとしか、移らない。朝から晩まで、深夜に及んで、アニメや、お笑い、スポーツ、等がおもである。すでに、少数の人は、見抜いており、国民に知らせるべく、植草氏の為にも、出来る限り力を合わせ行きたいものです。管理人様、有難うございます。

投稿: | 2009年8月 7日 (金) 12時02分

万が一自公が選挙で勝った場合、植草さんは生きて刑務所を出られないかも知れない。
投票日を挟んで前後に三十日有るのはその為だろう。
最近の芸能麻薬事件のようなネタで自公はこれからもマスゴミを使い選挙の関心を反らし投票率低下を狙うだろう。

投稿: 無職の男 | 2009年8月 6日 (木) 23時22分

【広島原爆記念日】昭和二0年八月六日午前八時一五分、町内放送で、時間に合わせ、黙とう致しました。
植草一秀氏は、真の平和の使者でもあると思います。
また、日本の光でもあると思います。何故なら植草一秀氏は、「愛」「無私の愛」「普遍の愛」「アガペー」を貫いています。 すなわち、「神」の普遍の「愛」によって、必ず生還される事を、天 に祈ります。悪は、必至だが、神に勝る者は無い。「日本・国民」の皆様、友に共に「悪」と戦いましょう!

投稿: | 2009年8月 6日 (木) 15時11分

新聞、テレビは巧妙に数十年間、権力に都合よくマスメディアを使い操作して思考停止状態を保ってきた、結構巧妙な工作員らしきが多いのも事実だが色付けのない情報によって騙されつづけてきたことに気づかされて、間もなく総選挙、これから政権を目指す政党のマニフェストはいいが政権側のそれはそれ程意味は無い有権者はこれからではなく、<今まで>をみれば充分だ、尤も悪いのが与党と野党の間に存する<にせもの><くせもの>植草さん救済にもこの選挙に全力あげよう。

投稿: ななし | 2009年8月 6日 (木) 09時32分

植草氏の身に何かがあったら、ベンジャミンフルフォードさんの力を借りて、下記ブログにあるような内容を公開してもらうわけにはいかないでしょうか。フルフォードさんは、植草氏とも対談しているので、何とかお願いしたいものです。

http://benjaminfulford.typepad.com/benjaminfulford/2008/04/post-15.html

投稿: | 2009年8月 5日 (水) 23時49分

 管理人様の、「掛け値」無しの表現行為には頭が下がる思いです。抜き身の刃で対峙しつつある、その緊張感が読み手に伝わってきます。もはや、ここまでくれば私たちも含め後戻りできないだろうと思われます。植草さんの真剣が勝つか、おぞましい食人主義者(むろん、これは比喩ですので、驚かないでください)としての外資、およびその「雲古」(それらを消化すれば当然出るものが出てくる。)連中の国内かく乱主義者の「真剣」が勝つか、ワンステージ目のピークにふさわしい場面設定ができあがったようです。ーツウステージ目はむろん、植草さんが生還されてから始まりますー。
 
 そして私も微力ながら参戦させていただきます。

植草さんの、この時代への透視能力と、「真実」以外には興味を持ち合わせていない「神州の泉」様の影を踏まないように気をつけながら…。
 
 今日の法曹A様の簡潔で的を得た投稿に感じ入るところがありましたが、更に私自身のおぞましい体験を、僭越ながらくわえさせていただきたくお願い申し上げます。

 牢獄の実態を微に入り細にわたって話すとなると、一昼夜かかりますし、自身の逮捕経緯、及びパワー側の言語を絶するでたらめさ(証拠の捏造)を逐一述べれば一週間かかります。
 彼らの権力濫用の凄まじさについてはこの欄に集う皆さんの意識の高さ、その想像力の結果としての表現行為がその真実に迫っているように思います。密閉状態に置かれた植草さんの、つまり我々の手の届かないところに強制措置された植草さんの生命への危惧が、皆さんの想像力の豊かさなのです。
 」
 彼らの建前と実態の落差がいかにひどいか、その「さわり」をかいつまんで言いましょう。
、「
 例えば、皆さんは、刑務所の職務権限が独立しているとお思いでしょうか?。刑務所側がなすべき仕事はすでに
お上から言い渡された実刑者を平等に分け隔てなくあつかうべ句「純粋」な執行者とおもっていますか?
 ところが、実際は違うのです。刑務所の細工(最高)
幹部は検察と密に連絡を取り合っているのです。その一例を言いましょう。
 まず、私は刑務所の尋問部署に
入るなり、いきなり一枚の質問状を渡されました。いくつかの項目があって、その中の一項目に「あなたは以下の三つの答えのうちのいずれか選択せよ」文章がありました。
 その問いは、「あなたは、今回の件についてどう考えていますか下記のうちひとつ選んでください」、というもの。
 1、全面否認。2一部否認。3すべて肯定」というもの。
皆さん、おかしい、と思いませんか。
 これは検察の権限に属する問いなのです。そして、それについての答えは、すでに検察に対し答えているにもかかわらず、何故法律上その権限内でしか執行できない刑務所側が検察同等の質問を再度するのか、おそらく、検察に対する答えと刑務所側に対する答えと食い違っていた場合「こいつは反省していない」旨の新たな彼らの、攻撃が次に用意されているはずです。しかしその前提としての、刑務所側と検察側の情報のやりとりがなければ、この「矛盾」の証明はできないはずです。
 「お前は人非人だ」という言葉の圧倒的な暴力の前に抗う手段も持たず、怯える私の当時の姿を皆さんは想像できるでしょうか。私は、肛門の中に隠し物を持っていないか、四つんばいにさせ、
られ裸の、これ以
上ない前時代的な姿勢を取らされ、ようやく彼らの許しを得たわけです。これは金沢刑務所でのできごとです。今、当時の事の一部始終が生々しく思い出されてき、再びやり場のない怒りがわいてきていますが、今一度、実態的には特高警察と変わりない理不尽な行為が、密室内の中で行われているのです。。

やっとふんぎりがつきました。植草さんの切れ味鋭い真剣に比べれば、私なぞ「竹光」程度ですが、竹光は竹光なりに場所をわきまえて挑むつもりです。

 

 植草さんへの憂慮は、実は、前時代的な暴虐行為が密室内でされる可能性と、これまで先達が指摘してきた、検察を指示している背後の○○の存在なのです。直接には、うるまが動き、閏間の背後にある外資に焦点を当てねばなりません。

 で、ここまでいった以上は、自分の言葉に責任をもちます。私の体験のごく一部を述べたにすぎません。徐々に明らかにしていきたいと考えます。私もやっとふんぎりがつきました。


投稿: びっくりモグラ | 2009年8月 5日 (水) 22時54分

植草一秀氏に関して、ほとんどのマスメディアが極度な偏向をみせているなかで、今日の「PJニュース」が『「私は自殺しない」と植草一秀元教授、収監で』と題して、公正な記事を配信しています。ご一読ください。

http://news.livedoor.com/article/detail/4281719/

投稿: 純一 | 2009年8月 5日 (水) 21時55分

足利事件の菅家さんも、
http://www.egawashoko.com/c006/000290.html
> 「殴られたり、肋骨を2本折られて。洗面器の中に水をいっぱい入れられて、顔を頭から押さえつけられて、もがきましたよ、私は」

投稿: | 2009年8月 5日 (水) 21時34分

はじめまして。初めてコメントさせていただきます。
しっかりとした真正の価値観を備えておいでだ、といつも敬服しつつ拝見させていただいております。

わが祖国日本の復活のために植草教授の濡れ衣が一日でも早く晴れることを一国民として心底願っております。
たとえ裁判で有罪が確定しても、その裁判が間違っていることを指摘することおよび名誉回復の取組を進めることは必要ですし、誰にも妨害する権利はないと確信しております。(このことは祖国日本に対するいわゆる「東京裁判」にかかる、日本人として、あるべき姿勢につながると思います)
刑務所内で法曹A氏の指摘されているような事態が植草教授の身に降りかからないことを祈るばかりです。


管理人様が以前ご指摘しておられたように、総選挙の話題に混ぜ込むように殺人事件や芸能人の犯罪等が過大に報道されているように思われます。
これもほぼ確実に、国民の敵のひとつである悪徳ペンタゴンの一角、大手マスゴミの恣意的な報道の結果なのだと思うと、やはり悪徳ペンタゴンどもが必死の攻勢をかけていると認識せざるをえません。

また、北朝鮮にクリントン元米大統領が訪問し、China系米人・Korea系米人が解放されましたが、これも時期的に日本における総選挙を睨んだものと思わざるを得ないと考えます。
ホワイトハウスの発表によれば。クリントン氏は北朝鮮に謝罪をしていないとのことですので、上記結果をあわせて考えれば、日本のマイナスになることが秘密裏に取り決められた(あるいはその取り決めをヒラリー・クリントン国務長官を通じて米政府の対日施策として反映させるよう取り組む旨の約束をした)ことが考えられると思うのです。

今こそ、われわれは何が祖国のためになることかを再度認識して8月30日に賢明なる行動を採るべきでありましょうし、そのことが植草教授の名誉回復にも繋がると信じる次第です。

長文駄文乱文、失礼いたしました。
植草教授のブログおよび管理人様のブログを今後とも拝見・応援させていただきます。

投稿: ろくぶんぎ | 2009年8月 5日 (水) 20時09分

今日の記事、鳥肌が立ちました。
植草先生に何かあったら、許さない!と思っている方は大変多いと思います。私もその一人です。
管理人様のおっしゃられた方法で、地道に、植草先生を応援し続けたいと思います。

主権在民さんのサイト、ご紹介ありがとうございます。
とても、勉強になりました。

投稿: 虫眼鏡 | 2009年8月 5日 (水) 19時51分

大変な話を聞かせていただきまして、ありがとうございます。

>植草さんの弁護団やご家族に任せるべきことと、私達がなすべきこととの区別をつけたいと思う。

私にできることは、
応援クリックを欠かさないこと、周囲の人に植草氏の本とブログを勧めること、投票権の有効利用と国民審査の機会を無駄にしないことです。

植草氏のブログを、不在中も、人気ランキング第1位とさせ続けることで、多くの人が植草氏を支持し、見守っているのだ!ということを当局に示せたらと考えています。

投稿: 朝顔☆ | 2009年8月 5日 (水) 18時27分

島根県の片田舎に在住し、副島先生の学問道場を応援させてもらっております。管理人様のブログも心から敬服して拝読させてもらっております。

まさに植草一秀氏に何かあったら、決して許してはならないと思います。
この事件は、幕末の「安政の大獄」を彷彿とさせる事件です。

吉田松陰は散ったが、平成の吉田松陰、植草一秀は決して散らしてはならない。

管理人様の言われる通り、植草氏のブログをクリックし、出来限りの人に紹介して行きます!

それしか出来ない事がもどかしいですが、やがてその輪を広げて行きます。

投稿: グラン | 2009年8月 5日 (水) 17時03分

うさぎ様

 ありがとうございます。

投稿: 高橋博彦(管理人) | 2009年8月 5日 (水) 16時32分

はじめまして!!
というか、以前2回トラックバックを送らせて頂きました『うさぎのブログ』のうさぎと申します。
その節はご挨拶もせずにいきなりトラックバックを送りまして、大変失礼を致しましたことを申し訳なく思っております。

刑務所内でのそういった話は、私も以前から耳にしておりましたが、法曹A氏様のメールを拝見し、まさに高橋様のお言葉どおり私も「戦慄」しました。
私の認識をはるかにこえるその現状に驚き、また先生を心配する緊張感がさらに増しました。

しかし、その私の大きな心配とは裏腹に、私のできることは限られており、その小ささには歯痒さを拭えませんが、たとえ小さなことでも実行していきたいと思っています。
先生が無事にお帰りになるまで頑張ります。

有益な情報を、ありがとうございます。

長文、駄文で失礼を致しました。
今後ともよろしくお願い致します。

投稿: うさぎ | 2009年8月 5日 (水) 15時39分

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色々引用させていただきました。どうぞ、よろしくお願いします。 [続きを読む]

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