自民党の歴史的大敗に思うこと(小野盛司)
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(※日本経済復活の会 小野盛司会長の記事、第188弾です)
8月30日衆議院選挙で自民党は歴史的大敗をした。この原因は与党が日本経済の立て直しに失敗し、国を貧乏にし、国民を苦しめたことにある。日本経済復活の会が絶えず主張し続けたように、マクロ計量モデルを駆使し、必要な規模の景気対策をやっていたら、日本は豊かなままでいられただろうし、国民も自民党を支え続けただろう。
日本をここまで貧乏にしてしまったのだから、もう自民党はいやだと国民が思ったのも無理はない。しかし、政権交代という甘い言葉に騙されたのかもしれないということは、知っておくべきだ。政権交代により実は「パンドラの箱」を開ける結果になったのではないだろうか。
新政権は最初からどん底の経済状態に立ち向かわねばならない。失業率は5.7%で史上最悪であり、急速に悪化中である。しかもこれが史上最大の景気対策に支えられてやっとこの程度に抑えられているのである。国民は民主党に任せればもっと暮らしが楽になると思って投票したのだ。残念ながら、民主党の行おうとしている政策は、景気を更に悪くし、日本を更に貧乏にするようなものばかりだ。一旦開いたパンドラの箱は4年間は閉じることはできない。ここに日本の悲劇が始まる。
景気悪化を食い止めるために最も有効な公共投資に民主党は反対し、更に削減しようと言う。絶対にやらなければならない追加経済対策に民主党は反対だ。赤字国債発行を抑え緊縮財政に戻ろうとする。これこそ昭和恐慌や世界大恐慌に追い込んだときの政策にそっくりだ。景気が悪いときに緊縮財政をやると税収が減り国の借金が増えるだけということは、橋本内閣のときや小泉内閣の時に実証済みだ。
実は昭和恐慌の時にも同じ経験をしている。国の借金を減らすのは簡単だ。赤字国債を大増発し(お金を刷って)思い切った景気対策をし、景気をよくし、インフレ率を3%程度にすることだ。そうすれば、国の借金のGDP比はみるみる減っていくことは、計量モデルの計算で実証済みだ。
待ち受けているのは景気悪化だけではない。新型インフルエンザの猛威が9月にも襲うという。明日から学校が始まれば、流行は一気に拡大するだろう。新政権は最悪の状態でスタートする。
最悪だからこれ以上悪化することは無いだろうか。そんなことはない。緊縮財政なら失業者が増え、企業は倒産し、税収が減り、国の借金はどんどん増える。民主党は政府が国の借金を増やし続けたと言ってきた。そして自分が政権を担当するようになったら更に借金が増えてきたら何と言うつもりか。そこで「緊縮財政で借金を減らすことはできない」という事実を知ってくれればというのが唯一の期待である。
日本経済復活の会の顧問である鳩山由紀夫氏が総理大臣になることが確実になったことに「おめでとうございます」と、ひとまず申し上げたい。彼は計量経済学をよく理解できる人だ。私も積極財政で国の借金を減らすことができるという日本経済のシミュレーションを彼に示し、彼はよく理解して下さった。そうであれば、緊縮財政はあり得ない。デフレ経済で緊縮財政を行うという間違いを行っているのは日本だけだ。一刻も早く間違いに気付き、大規模な財政出動への政策変換をして下さることをお願いしたい。
希望が持てるのは、滝実、牧野聖修、小泉俊明、中山義活といった日本経済復活の会の強い味方の先生方が当選しそうな情勢だということだ。こういった経済をよく理解している国会議員の方が政治を動かす力になって頂きたいと願いつつ、新政権誕生の「お祝い」の言葉としたい。
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コメント
自公の大敗、ひとまずよかったと思います。
民主党には自分たちの掲げているマニフェストに反してもよいから、ぜひとも正しいケインズ経済学に基づいた、国家財政再建およびマクロ経済のファンダメンタルズ回復に取り組んでいただきたいと思います。政府貨幣発行特権の駆使による、国債償還等を強力に推し進めていただくことについて、多少時間をかけても声を大にし続けることが大事と思います。
そして、民主党政権には、創価学会の池田大作の証人喚問を実施し、同学会および公明党の違憲性を白日の下にさらすこともやっていただきたいです。いや是非ともやるべきです。
彼らのような独善的な、欺瞞的な団体は、日本のためになるわけがありません。彼らは「生活を守る」とかほざいておりますが、彼らは国民生活が困窮するほうが信者も楽に増やせて、ますますやつらの顔が下膨れるということになりますから。
城内実さん、小林興起さんも当選確実とのことであり、そして片山さつきや小池百合子などの「売女」的なやつらが小選挙区で落選したこと、非常に喜ばしいです。
しかし、森喜朗は小選挙区で当選し、武部、町村、中川秀直は比例復活当選と、アメリカの手先どもはその勢力を縮小させたとはいえ、依然として国会に残存することになるわけですので、改めて兜をしめ直して、国政動向を責任ある有権者として監視し続けていかなくてはなりません。
ひとまず最悪の事態(夜警国家へのさらなる転落)は避けえたわけですが、逆にいえば、悪徳ヘキサゴンとの戦いはこれからということです。
投稿: ろくぶんぎ | 2009年8月31日 (月) 00時55分
日本経済復活の会 小野盛司会長のご意見
本当にその通りと思います!
いくら無駄を削って、生活支援や農家個別支援など新しい経済政策の予算に当てる!と言っても、マクロ的にはフローは増えないわけで、それを経済成長につなげるというマニフェストの主張は説得力に欠けるようにも思われます。
不当な使い道でも、どこかの分野でのフローが減るわけですよね!?持てる者のストックになるだけならプラスになるんでしょうが・・・!?
積極財政論を個人的には支持しますが、これまでの大蔵省時代からの主張されてきた財政均衡論は、新自由主義的政策を主張する者たちの方便として長年垂れ流されてきたので、残念ながらかなり多くの市民に浸透してしまっています!!~国民1人あたりン百万円の借金がある!!なんて聞くと、『そりゃ、とんでもない!』って、とても単純で騙されやすいプロパガンダですよね!?~なので、民主が方針大転換する必要があるとの主張は理解できますが、実際に方針転換したなら、それこそマスゴミの大キャンペーンの餌食になってしまいそうな懸念が大きく持たれます!!
進んでも退いても苦難が待ち受ける!
小野会長が言われるように、まさに『パンドラの箱を開けてしまった』ということになりかねない難しい状況なのかもしれませんね!??(~_~;)
投稿: かっちょ | 2009年8月31日 (月) 00時44分
NE様
>主語述語、ミスです。
ご指摘ありがとうございます。修正しました。
投稿: 高橋博彦(管理人) | 2009年8月31日 (月) 00時03分
9:20時点の情報で自民30 民主250
11:20時点の情報で自民95 民主289
たったの2時間で自民は65↑も伸びてるのに 民主は39↑しか動いてない。
自民(ていうかバックの人たち:利権関係者達)に告ぐ。票をいじるのは、二階やコイズミJr
ぐらいにしとかんと、あとでバレバレになっても知らんで~。
投稿: Check mate!! | 2009年8月30日 (日) 23時41分
主語述語、ミスです。
私も積極財政で国の借金を減らすことができるという日本経済のシミュレーションを彼に示し、彼をよく理解して下さった。
彼は理解した。
投稿: NE | 2009年8月30日 (日) 23時38分
小林興起先生も当確とのことです。おめでとう御座います。
投稿: 赤碕 | 2009年8月30日 (日) 23時37分
滝実さん、牧野聖修さんは当選確実です。
投稿: 高橋博彦(管理人) | 2009年8月30日 (日) 23時27分