テレ朝が城内実氏に、郵政民営化見直しについて意見を聞いた!
今日(22日)、お昼のテレ朝に衆議院議員の城内実さんが出ていて、郵政民営化の見直しについて意見を求められていた。その映像を見て、ふと不思議な感慨を覚えた。政権交代以前、テレ朝に限らず、大手メディアが城内実さんの意見をまともに聞くなどということは絶対になかったはずだ。ニュース報道の一環としては彼を短く伝えることはあっても、郵政問題のハードな意見を訊ねるなどということはありえないことだった。
当時の大手マスメディアは自公守旧政権の忠実なポチになっており、郵政民営化の真相を知る有識者にインタビューすること自体が禁忌になっていた。その意味で郵政民営化の本質を知る有識者の本音を、テレビが全国放送で言わせるなどということは到底考えられないことであった。自分の立場が不利になっても、果敢に郵政民営化に反対意見を言い続けている城内実さんが、その郵政民営化の話で全国放送のネットに乗っていたことは、とても不思議な光景である。
民主党政権に反対の立場だったら、郵政民営化に反対の城内さんでもテレ朝は意見を聞くのか。その民主党が亀井大臣を起用して郵政民営化の見直し、および修復作業に取り掛かっている。日本資産収奪の筆頭である国際金融資本(ゴールドマン・サックス)と通じている西川善文日本郵政社長を下ろし、小沢一郎氏に近い斎藤次郎氏の後任を決定した。
自公守旧政権の面々はこの人事を表層的な文脈で批判する。曰く、これは大蔵事務次官という元官僚の登用であり「脱官僚」を掲げ、官僚の天下りを禁止すると公言する民主党が、日本郵政新社長に元大蔵官僚を起用するのは、ダブルスタンダードであると。この批判をしている連中はそうとうに陰険である。なぜなら、あくまでも郵政民営化見直しの真の理由をぼかす魂胆を感じ取るからである。植草さんの語彙で説明すると、こういう批判をしている連中こそ、偽装CHANGE派なのである。
彼らの真の意図は、郵政民営化の本質を絶対にメディアに載せないことにある。だからこそ陰険なのだ。郵政民営化の真の意図とは、アメリカの意図である。小泉・竹中構造改革路線の本丸であった郵政民営化を、大々的に肯定的に報道したのは大手マスコミである。そのカルト的洗脳報道の大きな一角を占めたテレビ局が、今、郵政民営化の先鋭的糾弾者である城内実さんに意見を求める状況は異常である。
その理由は2005年の郵政選挙当時を思い起こせばよくわかる。この時期の郵政民営化報道の一大特徴として、絶対に避けていたことがあった。それは小林興起議員ら郵政民営化反対議員が、テレビの政治番組で言おうとしたが、番組サイドによって速攻で制止させられた内容である。それは簡単に言えば関連した二つのことである。一つは郵政民営化がアメリカの強い働きかけで生まれたという事実、もう一つは、郵貯と簡保にストックされる340兆円の防衛である。この二つが総選挙の話題になることはまったくなかった。
報道に載ったことは、郵政民営化が必要であり、国民の益になると言う単純なお題目だけだった。この当時、関岡英之氏が「拒否できない日本」を書いて、年次改革要望書のことを世に問いかけていた。アメリカの収奪意志に目を向けろと彼は啓発していたが、マスメディアはまったく取り上げていなかった。
小泉元首相が、郵政民営化は是か非かと、国民に問いかける形で衆院解散総選挙が行われたが、この時、メディアは民営化によるネガティブな側面、つまりアメリカの収奪意志にまったく触れなかったのだ。当時、自民党の広報担当と大手メディアが神経質に隠蔽していたことは、郵政民営化がアメリカの制度設計だという事実である。あの911選挙前、メディアは外資脅威論を封じ込め、郵政民営化が米国政府や米国保険業界の強い意志で生じている事実を隠蔽したのである。
基本的にこの姿勢は現在も変わっていない。メディアや現政権は、郵政民営化見直しを公然とアメリカ批判には結び付けない。メディアの場合は、悪徳ペンタゴンの一角だからアメリカを批判しない。現政権は見直しを政策として実行しているが、郵政関連株の凍結にしても、四分社形態の見直しについても、決して「アメリカの収奪を防御するため」だとは言わない。言えないのだ。そこが軍隊を持たない属国の悲しさである。民主党が掲げた対等な日米関係という意味は、翻訳すると、これ以上の日本収奪は許しませんよということだ。しかし、閣僚の何人かには、まだその姿勢は見えない。
郵政民営化見直しの最大の理由は、あきらかに日本資産の防衛にある。悪徳ペンタゴンに連なるメディアや偽装CHANGE勢力は買弁(売国)性格を持つから、それに触れずに、見直しを、改革に逆行するのかとか、日本郵政の西川社長の後任人事を官僚登用なのかとか、皮相的な理由を挙げて真相から国民の目を逸らしている。
メディアは、アメリカの日本収奪の背景を覆い隠し、民営化は善であるという決め付け報道を行った。それほど罪深いメディアが、城内実さんに郵政民営化の本質を語らせることは違和感を覚える。城内さんは、郵貯と簡保にある340兆円の資産を守ることだとはっきり言った。いまだに悪徳ペンタゴンの意志で報道するメディアが、城内さんに郵政民営化の本質を語らせたことは不思議である。もっとも、時間的には短かったが。
現在、郵政民営化が米国の収奪意志によって行われたと、はっきり言う有識者は、植草一秀さんと城内実さんであろう。見直しは改革の逆行ではなくて、郵政資産の防衛である。
← この記事に興味を持たれた方はクリックお願いします!!
神州の泉による「植草事件」関連記事
| 固定リンク







コメント
アジアの希望さんて日本人ですか?
郵政のお金朝鮮への謝罪に使うって!?
日韓基本条約で戦後保証は終わってますよ
管理人さんも賛同?勝手にそんな事言われちゃ迷惑ですよ。
投稿: ななし | 2009年10月28日 (水) 12時27分
私は月に1~2回、城内氏の地元に用事で行くので、このポスターはお馴染みです。
それにしても同じ選挙区で刺客に立てられた片山さつきって未練がましいと言うか、しぶといと言うか…。
投稿: リニモ1号 | 2009年10月25日 (日) 21時52分
アジアの希望…
お前、バカだべ…
投稿: | 2009年10月25日 (日) 13時36分
そうですとも! 郵貯を基盤にした財政投融資を復活させ、ぜひとも朝鮮半島の安定の為に我々戦争犯罪民族は賠償金をもって謝罪しなければならないのです! 米帝などに日本の富を収奪させてはなりません! 日本の富は全て朝鮮半島や中国のために使われるべきなのです!そのためには、絶対に外国人参政権を成立させ、人権擁護法案をもって、ネトウヨどもの戯言を徹底して弾圧するのが、戦争犯罪民族としての日本人の義務なのです! このブログ主さんも、諸手を上げて賛同してくれていますよ!
投稿: アジアの希望 | 2009年10月25日 (日) 04時13分
郵政の民営化が頓挫して、従来通り、日本国債を買い続ければ、暴落の心配はほぼなくなるでしょう。財源の問題もなくなりますし、あらたな、財投制度を作らなければ鳴りません。その時は、財務相の利権に鳴らないようにすることが肝心ですが。国民資産を守る、日本復活の契機です。
投稿: Orwell | 2009年10月25日 (日) 00時11分
日本郵政の新社長人事について、財界人で良いのか、と考えると、今まで大マスコミが伏せていた問題が確認できるのではないかと思います。
まず財界人であれば当然、出身会社がありますが、日本の巨大企業ほとんどの株式は3割以上が特定の外資に握られています。これに加えてスキャンダルなどの弱みを握られたら、取り込まれるのは時間の問題と考えるのが自然です。西川氏がなぜNGかと言えば、彼が取り込まれたからであり、当初は賛同していなかったメガバンクが取り込まれたであろうことは植草氏が指摘する通りです。これを踏まえれば、まだ法的に資産防衛体制が適用されていない状態の日本郵政を財界人に任せるのは難しいのではないかという意見も妥当性を帯びてきます。
ちなみに財務省出身者を大マスコミが叩けるのか、というところもミモノです。今まで大マスコミは天下りは悪いとの論調ながら、実際には弱小官庁ばかりを攻撃して財務省などの強権官庁は温存してきました。さらにこれまで大蔵族議員の万歳報道を執拗に続けていた訳です。果たして「筋が通らない」などの抽象論だけで終わるのでしょうか。
投稿: | 2009年10月24日 (土) 09時00分
こんにちは。
阿修羅掲示板にこの城内氏テレ朝「ワイドスクランブル」出演に関する記事がありました。視聴した人の感想も載っていました。
「城内実氏、ワイドスクランブルに出演。郵政についてコメント。民主党寄りだった模様
http://www.asyura2.com/09/senkyo73/msg/679.html
投稿者 ブッダの弟子 日時 2009 年 10 月 23 日 13:10:25: WrVq5GKL9DWTY
一部抜粋
33.
民主党は売国政党 2009/10/22 13:03:05
いくらなんでも、あんなに自民党がする人事にはすべて問答無用に、「官僚出身だからダメだ」と強行に反対してた民主党がやった今回の人事、テレ朝極左の川村に同意し、(民主党連立)政府支持とは…..あなたを応援してたのに…..。
34.
国守! 2009/10/22 13:19:42
信念と国守の会の理念に従ったように見えましたので、良かったのではと思います。
まもなく国会で民主党と公明党の売国法案を叩き潰すという大仕事がありますから、
やはり信念と理念でよろしく。
36.
ゲスト 2009/10/22 13:23:14
うーん…民主に鞍替えですか?
残念です。
37.
おっとどっこい 2009/10/22 13:23:48
ワイドスクランブルを見ました。郵政民営化に関する城内さんの見解に同感です。銀行とカンポ生命の株式を100%売却して、外国資本に買収される可能性を阻止することが必要です。これらのお金はもっと国民のために使って下さい。地方の郵便局が、地元の人達のために郵便・金融・保険機能をきちんと発揮できるようにして下さい。お願いします。」
今回の斉藤氏の日本郵政社長就任には肯定的評価だったようです。テレビ朝日としては城内氏に今回の人事を批判してもらいたかった(たとえば渡辺喜美のように)のに当てが外れた、という事なのかもしれません
投稿: JAXVN | 2009年10月24日 (土) 08時53分
私もこの番組見ました。
管理人さんの文章を読んでると、思い返せば何だかおかしいような気がしてきました。
城内さんはテレビ朝日に利用されたのではないでしょうか。
城内さんの身が心配です。
投稿: さとし | 2009年10月23日 (金) 18時00分
揚州さんのコメントにもありましたが、なぜ斎藤次郎氏が新社長なのか。
私は現時点ではまだ理解できません。
管理人様がおっしゃる通り郵政問題は日米二国間マターであり、最低限日本国内の支持を得るべきです。
それなのに、斎藤氏ではマスゴミが
【元大蔵官僚を任用。脱官僚から逆行】
とネガティブ報道をするのは当たり前です。
どうしても斎藤氏でなければならなかったのなら、その理由をしっかり国民に伝えなければ、このままではアメリカの犬であるマスゴミにまた国民は騙されてしまいます。
投稿: えいえす | 2009年10月23日 (金) 17時50分
アメリカの恫喝がいよいよ露骨、むき出しになって来た。
鳩山外交「同盟むしばむ」=普天間見直し、東アジア共同体批判-元米高官
http://backnumber.dailynews.yahoo.co.jp/?m=896948&c=top
その恫喝に呼応して、国内のメデイアは早速「アメリカの有力な新聞(ワシントンポストのことだ)が、日本外交がおかしくなっていて、中国より危険になりつつある!」と書いていると、テレビなどで大袈裟に報道している。
口裏を合わせるように自民党の幹事長さんが「民主党の外交方針はアメリカを不安に陥れていて心配」などという談話を流している。
ビートたけしの番組ではないが、「アメリカを怒らせたら、大変なことになりますよ!」と言いたいのだろう。
いまの日本のメデイアを牛耳っている連中のほとんどは、アメリカ政府の息がかかった≪エージェント≫だと思って、間違いはない。
彼らの多くは若い時代にワシントン特派員などをしていた連中で、知らぬ間に(むろん、知って自覚している連中もいるが)洗脳されてしまっているのである。
つまり、肉体は日本人だが、心はアメリカ人(に、なりたがる連中)・・・なのだと思った方がいい。
この連中は、自分の子供に「アメリカ国籍」を取らせることに熱心で、ハワイやアメリカ本土の知友人を頼って、自分たちの子供をアメリカで出産させることに夢中である。私は、そんな連中を数多く見てきたし知っている。
自民党の政治家たちは、二世、三世の世襲議員が多いが、安倍晋三や小泉進次郎のようにアメリカの大学へ留学した経験を持つものが目立っている。
これとて、彼らの親たちが≪アメリカとの縁を強くすることが、自分たちの未来につながる≫と考えていたからに違いない。だから、彼らは代々≪アメリカべったり≫の政治家しか生み出せなかったのだ。
http://www.nhk.or.jp/news/k10013303671000.html
10月22日23時10分
鳩山総理大臣は、記者団に対し、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題について「『オバマ大統領の訪日までに結論を』とはとらえておらず、性急に結論を出そうとして禍根を残したくない」として拙速に結論は出すべきではないという考えを示しました。
この鳩山首相の判断はまったく正しいものである・・・と私は思う。
現段階での岡田外務大臣の姿勢もきちんとしていて、申し分ない。
【映像】外務大臣記者会見(2009年10月20日) TV JAN
http://www.tv.janjan.jp/0910/0910210958/1.php
「日本が変わったこと、若しくは変わりつつあること」を、アメリカが理解しないうちは、真の日米対等の関係は成立しないのである。
アメリカも、いい加減に同盟国を恫喝するのをやめた方がいい。
国会が始まれば、「普天間基地移設問題」は、彼ら、自民党とメデイアからなる売国勢力は、アメリカの意を受けて、民主党の外交戦略を執拗に攻め立て、今まで通りアメリカに黙って従うように強要するだろう。必要によっては、CIAの常套手段、同盟国の政府転覆だってやりかねないのだ。そのためにも、彼らは「宗主国アメリカ」の手足になって奉仕するに違いない。
そのときは屈することなく、彼ら売国勢力へ以下のように言ってやればいい。
「あなた方は、だれの利益を守り、だれの代弁をしているのか?」・・・と。
「日本の自主と独立は日本人の勇気と決断で守られるべきで、他国に擁護されて守られるべきものではない」・・・とね。
すでに、日本は「他国の属国」ではないのだ!
投稿: 浮高亭瓢箪 | 2009年10月23日 (金) 13時40分
対米従属・国富の毀損につながる郵政民営化を見直すことは当然としても、その長に元の大蔵次官を据えることは民主党政権の二枚舌、もっといえば小沢一郎の私利私欲が背景にあると考える人も多い筈。私自身、この人選には率直に失望した一人である。
投稿: 揚州 | 2009年10月23日 (金) 13時20分
対米従属・国富の毀損につながる郵政民営化を見直すことは当然としても、その長に元の大蔵次官を据えることは民主党政権の二枚舌、もっといえば小沢一郎の私利私欲が背景にあると考える人も多い筈。私自身、この人選には率直に失望した一人である。
投稿: 揚州 | 2009年10月23日 (金) 13時20分
CIA広報洗脳テレビ局、CIA洗脳新聞社は潰そう。(98パーセントのメディアが対象になるだろうが)
投稿: | 2009年10月23日 (金) 07時43分