日銀予測「物価3年連続下落」・・・本当にこれでよいのか((小野盛司)
(※日本経済復活の会 小野盛司会長の記事、第197弾です)
日銀は10月30日「経済・物価情勢の展望」をまとめ、2011年度まで3年連続で消費者物価の上昇率がマイナスになるとの見通しを示した。要するにこれから3年間は日本経済は悪くなり続けると日銀が認めたわけだ。
言ってみれば、日銀も政府もこれから3年間は経済立て直しの努力はしない。国民生活の悪化、つまり世界の中で日本だけが貧乏になっていくのを放置しようということだ。国民はデフレを止める方法が無いと思いこまされている。しかし、知る人ぞ知る。デフレ克服などすぐにでもできる。政府・日銀が共同してお金を刷れば簡単だ。それをやればインフレになると人は恐れる。世の中、インフレかデフレのどちらかしかない。日本以外のすべての国はインフレにして、国を豊かにする道を選んだ。日本だけはデフレを堅持して国を貧乏にする道を選んだ。本当にこれでよいのか。
政権交代で色々政治も代わっていくようだ。子ども手当もヨーロッパ諸国のマネをするのだろうが、是非日本以外にすべての国が行っているようにゆるやかなインフレにして国を豊かにすることをマネして欲しい。
日本の政治家は「改革」が随分お好きのようだ。デフレでお金が消え、国がどんどん貧乏になる中、国民は将来への不安でいっぱいだ。何か変わって欲しいと思っている。その「何か」が、日銀の金庫からお金を引き出すことであるのに気付いていない。それをやらずに「改革」を繰り返しても、状況は改善しないのだということを、いつ気付くのだろうか。
細川内閣でも景気対策より政治改革を優先すると言い、小選挙区制を導入した。しかし、この小選挙区制は経済発展には無力だったし、逆に日本を悪くしたのかもしれない。4年前の郵政選挙でも郵政賛成の議員に投票した国民よりも、郵政反対の議員に投票した国民の数の方が多かったのに、議席では郵政賛成派が3分の2以上を占め、結局郵政民営化の道をたどることになった。「郵政民営化は国民により信認された」ことにされてしまった。小泉改革で国が豊かになると国民は思ったのだろうか。「改革なくして景気回復無し」と言われ改革すれば景気がよくなると思ったのだろうか。その後、政治改革は間違いだった、小泉構造改革は間違いだったと国民は言い始めた。
今年の衆議院選挙でも与党3党の得票数の合計は50%に達していないが、それでも議席数では3分の2以上の圧勝だ。だから、国民による圧倒的な信認を得たと錯覚している。それを武器に反対意見を封じようとしている。国会での答弁もひどいものだ。野党に何か言われると「そんなことあんたに言われたくない」と言う。黙れと言うのと同じだろう。野党は半数以上の国民に支持されて選ばれてきたことを念頭において発言すべきだ。
それでも景気が回復するなら目をつむるが、この内閣はデフレに対しては全く克服しようとする意欲は無いようだ。先日紹介したように、「現在日本はデフレだと認識しているか」と質問主意書で質問したら、「企業物価が横ばいだからデフレでない」と鳩山総理からの答弁書には書いてあった。新聞には企業物価は過去最大の下落と書いてあり、おや?と思った人も多いだろう。下の図を見ていただきたい。これを見て企業物価が下がっていないと思う人は、鳩山さん以外にはいないだろう。
もう一度、注意深くこのグラフを見ていただきたい。鳩山さんが言っているのは、2009年7月から8月までだ。なるほど、ここは横ばいだと分かるだろう。これでデフレ脱却ですか。冗談でしょう、鳩山さん。こんなものでデフレ脱却と言うのはやめて下さい。マクロ経済はもう少し長期に見ていただかないと・・・。これでは鳩山さんはデフレの怖さを知らないと言われても仕方ないですね。
最近の株価を見ても、世界的に上昇機運が高まっている中、民主党政権が成立してから、日本株だけが上がらなくなりました。1万円割れも起こしてます。財務省の発表でも、景気は良くなってきているが、先行きは不透明だとのこと。つまり今までは自民党政権の景気対策が良く効いて、景気回復してきているが、これからは民主党政権が景気対策のための補正を3兆円削減したのと、景気対策を止めたのが効いてきて、先行きは不透明になってくるということだ。必死になって95兆円に膨れあがった来年度予算の概算要求を削減しようとしているが、なぜこれだけ景気が悪い中、歳出削減のことばかりを考えているのか。歳出削減をすればするほど、デフレは悪化し、日本は貧乏になるばかりだ。
財源がない?そんなことないですよ。日銀の金庫には、沢山お金が眠っています。なぜ、それを日本の金に困っている人たち、中小企業に、そして未来への投資のために使わないのですか。経済活性化には、お金が必要なのは誰もが知っていること。中央銀行にあるお金は各国好きなだけ自由に使って良いということが、国際的な取り決めなのですから、誰に遠慮もいりません。鳩山さんの決断次第なのです。様々な改革も結構な事です。新政権なのですから、思い切っておやり下さい。しかし、一番大切なことは、日銀の金庫に眠っているお金を国民のために使うことだということは、忘れないでいただきたい。
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コメント
大仏さまのご主張の通りだと思います。
祖国日本をデフレの底なし沼に落とし続けているのは、日銀と金融庁。まったく仰るとおりであります。
浮高亭瓢箪さまの「修正申告」にかかるコメントもまったく仰る通りだと思います。
ただ、メディアが悪意を持って報道しているかどうかは半分当たりだと思っています。というのは、すでにメディアに携わる者自身が、単細胞的思考回路しか持っていない可能性が高いからです。バカの一つ覚えという言葉がありますが、これはまさにメディア関係者のためにある言葉であり、メディアの一つ覚えと変えてもいいくらいです。
投稿: ろくぶんぎ | 2009年11月 3日 (火) 18時04分
コメントを拝見すると、デフレを容認している人が結構多い事に驚きますね。でも、ある程度の軽いインフレが最も良い状況なのは間違いないと思います。
「今はローンの返済が厳しいけれど、10年頑張れば給料も上がってるだろうから、住宅を購入しよう」
…みたいなのが、本来の姿なのではないでしょうか!?
このデフレ経済下では、経済の成長は求むべくもなく、昨日より今日、今日より明日的な未来への希望が失われかねないと思います。
政治家の方々には、今日の頑張りが未来に向け少しでも、報われる世の中に導いて行って欲しいと願います。
投稿: かんちゃん | 2009年11月 3日 (火) 17時19分
カネカネゼミは一匹鳴き始めると他の大勢も我も我もと言わんばかりにカネカネカネカネと鳴く。
うるさくてしょうがない。
(。・ロく)ノ セミしぐれもいい加減にしろ!!!!!
居酒屋エコノミストも、ネットエコノミストももううんざりだ。
「カネを語る」「経済を語る」「金融を語る」・・・いま凡人に一番多く見られるひまつぶし行為である。うなぎのちらしはひつまぶし。
※ 尚、ここにそうに書いたからといって当ブログを悪く言うつもりなど毛頭なく、むしろ神州の泉も植草一秀先生も大いに応援しております。
投稿: | 2009年11月 3日 (火) 09時39分
私も、小野盛司氏の主張に賛意を表したいと思っています。
最近の愛読書に「ヒトラーの経済政策」(祥伝社新書)がありますが、勇気の要る主張ですな。
鳩山由紀夫首相が2008年に所有する株を売って得た所得約7226万円を税務申告していなかったことが2日、鳩山事務所への取材で分かった。事務所は「確定申告時に手違いがあり、直ちに修正申告した。
事務所などによると、首相が所有する株式には、売買の際に源泉徴収され、確定申告の必要のない「特定口座」で管理しているものと、親族らから資産として受け継ぎ、売買すれば税務申告する必要のあるものの2種類がある。
11月2日11時38分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091102-00000054-jij-soci
このニュースが報じられた途端に、ネトウヨが待ち構えている「2チャンネル」ではこうなってしまう。
53 :名無しさん@十周年:2009/11/02(月) 13:08:39 ID:mGxj3oEF0
こんな巨額脱税犯を逮捕しない警察ってゴミクズだろ!
税金泥棒の典型的な例だな
87 :名無しさん@十周年:2009/11/02(月) 13:18:34 ID:gTPLVH1lO
脱税
105 :名無しさん@十周年:2009/11/02(月) 13:26:32 ID:iuyY5pF1O
これって、民間人だったら、即逮捕だろうな
公務員は、脱税ぐらいじゃ逮捕はされないけど
何せ、税金や年金を懐にいれても、実質無罪だからな
≪無知≫というものは恐ろしいもので、マスコミの「注釈なし」の報道を読めば、「修正申告」をすることが、≪即・・脱税≫となってしまうのだ。「思い込み」というのは、危険なのだね。
しかし、「修正申告」というのは、対税務署との関係では、日常的、普通に提出されるものであって、それは「脱税」などとはほど違うものなのだ。
「思い違い」「度忘れ」「法解釈の違い」「計算間違い」等々・・・「修正申告」の理由は数え切れないほどあるのであり、すべてが悪意に基づくものではない。
鳩山首相の場合、「税務調査の結果」という前提がないから、あくまで推定だが、「自ら気がついて、調査を受けるまでもなく修正申告書を提出したもの」と思われるから、極ありふれたものではないか。
午後8時からのフジTVプライムニュースでは、予算委員会後のぶら下がり取材に鳩山首相が登場(珍しいこと…らしい)して、「毎日新聞の指摘を受けるまでまるで気がつかず、自分のポカであった」「相続で取得した株券であったので、取得価格との差額があり利益が発生していることにも気付かず、まったくの不注意でした」と正直に説明していた。聞いてみれば、09年1月、上場株券が電子化された時期と重なり、世間にもよくあった話である。
「脱税」というのは、本来「国税査察による強制調査」を受けた場合のみをいうのであり、任意の税務調査に基づく修正申告の場合でも、悪意と故意の意思があったと認められる「重加算税対象事案」になって、ようやく「脱税行為」があったとみなされるのである。
単に「修正申告をした」というだけで「脱税をした」などと言われては、私ども税理士はおいおい気安く修正申告書が書けなくなってしまうではないか。
メデイアはいつもその辺の説明抜きに「修正申告」=「脱税」=「犯罪」…であるかのように錯覚させる記事を意図的に書くものなのだ。
その意味でも、今日の夕刊紙の論調は、ほとんど「2ちゃんねる…並み」と言っていいほどの、偏見と悪意のこもったものであった。
投稿: 浮高亭瓢箪 | 2009年11月 2日 (月) 20時47分
しかもその金自体が本当に必要なものなのかと言うとそうでもなかったりする。
ただみんながカネカネカネカネカネ・・・って言ってるから自分も便乗してカネカネカネカネカネ・・・
大体ネット内もそう言った「エセ金融評論家」ばっかジャンヨ。
実際そんな連中なんか金があったところで一体何ができる?!
キャバクラで散在したりサギまがいの投資につぎ込むことぐれぇしかできねぇくせに。
六本木ブヒヒルズのバカどもみれば一目瞭然だよな。
世のため人のためなんてことなんか微塵も考えてない。
テメエ愚ともつかぬ我欲満たすことしか考えてない。
そのくせ何かあったら「税金の無駄遣い」って唱え文句だけは一人前。
せいぜいフルチンさらして乱交パーティーでもしてろ!
自称カネ持ちの下民ども!!!
投稿: | 2009年11月 2日 (月) 19時29分
情けない。 金だけで全て判断する現代人。GDPが何位になろうがそんなもんたいした事ない。 金になるかならないかだけで物事を判断してしまう輩があまりにも多すぎる。そこそこ生きていければいいんじゃないかな?資本主義は一番劣っている。 こんな事説明すれば子供でもわかる。 経済がどうなろうが地球は勝手にまわってるし植物は勝手に育つ。 まったくもって愚かな生き物ですね。人って。 長々すいませんでした。
投稿: 金=紙=神? | 2009年11月 2日 (月) 12時44分
日銀予測が「物価3年連続下落」とは嘘である。なぜなら円を支配しているのは日本銀行であるから、予測ではなく、物価をわざと3年連続下落させてデフレを続けさせると言うことにほかならないからである。予測ではなく、そうさせるということ。このようなことを許すと、失業者は増大して、まともな市民生活を送れない人が増えてしまうことになる。子供たちの教育の機会均等がますます損なわれてしまうなどの弊害が多発してしまうということである。さらには財政の歳入もますます酷くなる。お金が回っての財政収入だからである。デフレーションとは、「一般物価水準の持続的な下降」ということはいうまでもない。言い換えると、国民経済において貨幣の量が減り続けると言うことであり、貨幣価値が上がり続けると言うことでもある。日本銀行は以前には貨幣の番人と豪語していた。国民経済の貨幣の量を日本銀行は自由自在に加減できる権能を有している。各銀行の貸し出し融資額の総量を決定しているのが日本銀行や金融庁であるから、各銀行は貸し出し融資額を増やしたくとも日銀や金融庁に規制されているので自由には出来ない。従ってデフレの責任は日銀や金融庁にある。この責任は途方もなく重大である。国際的には日本はあらゆる点で黒字国である。貿易収支、特許料収支、資本収支、技術料収支など黒字ばかりである。しかし、デフレを引き起こし、日本経済を日本銀行が虐げているのが現状である。こんな馬鹿な話はない。誠に愚かしい
投稿: 大仏 | 2009年11月 2日 (月) 11時59分
http://defferentiatejapan.blog115.fc2.com/blog-entry-318.html
http://omoixtukiritekitou.blog79.fc2.com/blog-entry-310.html
http://blog.goo.ne.jp/bluediamond03/e/58d5027847cb99379f88267d2a26b303#comment-list
外国人参政権とは別名の法案が既に動き出しています
それは円より子議員が推進している外国人住民基本法です。
これはこれまでの闇法案全てを網羅 集大成した法案でまさしく日本人弾圧法案です。
外国人参政権だけでなく戦時賠償 移民促進 三年在留で犯罪者も無罪放免
重国籍付与 外国人が公務に付く権利 政治家になる権利等権利付与のオンパレードです。
日本人には外国人に対する
徹底した監視と差別行為に関する処罰投獄も付帯事項に入れようとしています。
民主 公明 社民 共産はこの法案成立に全精力をかけるため内容の重複する
外国人参政権を取り下げたのが真相です。
拡散 周知してください。
小野盛司会長の論文を掲載して頂きありがとうございます。
投稿: ka03 | 2009年11月 2日 (月) 02時05分
{世界の物価に近付くとか言いますが、ロンドンの地下鉄の初乗りは900円であり、スイスのマックのコーラは800円であります、ですがスイスの大卒初任給は50万円です。}引用終わり。
この方の言ってること自体が物価を理解してない。スイスは今一番物価も賃金も相対的に高くインフレ状態です。
確かに日本よりは所得が高いでしょうが物価も比例して高いので国内で生活するにはメリットは無いでしょう。
以外、かも知れませんが2009年の世界物価ランキング一位の都市は東京です。
日本はデフレだと言っておりますが物価指数は国別でも未だに8位です。
所得からすればまだまだ下げてもおかしくないでしょう。
不動産は固定資産税が高いので下がりづらいですね。
投稿: 無職の男 | 2009年11月 1日 (日) 23時52分
可愛い子には旅させろ。小野会長(よく存じませんが)の想いよくわかります。というに旅をしなさい。
投稿: | 2009年11月 1日 (日) 20時31分
日本人は物価が上がる事を好まない人が多すぎです、
戦後の長い間インフレで苦労してきたと勘違いしているからでしょう。
世界の物価に近付くとか言いますが、ロンドンの地下鉄の初乗りは900円であり、スイスのマックのコーラは800円であります、ですがスイスの大卒初任給は50万円です。
つまり日本人が貧乏になっただけなんですね。
デフレが中国など新興国の低賃金が原因であるなら世界中が、少なくとも日本以外の国でデフレになっている国が存在していなければなりませんが日本だけがデフレです。
デフレは日本固有の病気と考えます。
投稿: | 2009年11月 1日 (日) 19時09分
http://blog.livedoor.jp/tokyokitty_seed_destiny/
以下 HPより一部抜粋!
以為らく(おもえらく)、
近々に日本でテロが起きるだろう(@w荒
表面上は北朝鮮かその傀儡である狂信的宗教教団に
依るものだろうが、
無論本当のところは日本に同盟関係の強化を間接的に強制する
合州国とその諜報機関に依るものであろう(@w荒
・・・・卓見かな
投稿: | 2009年11月 1日 (日) 19時06分
日本は今まで世界と比べて物価が高すぎたので世界水準まで下がって
正常値に向かって行くのでしょう。
国際競争のすえ労働所得も下がっているので当然の成り行きですね。
下手にお金を増やして一時的なインフレバブルに持ってゆくよりデフレを進行させた方が
国民に取っては良いと思います。
賃金と物価が相対的に推移すれば良いのです。
投稿: 無職の男 | 2009年11月 1日 (日) 17時46分
しかも物価とかが下がっても住居費とかはそのままだったりする。
デフレだからって家賃が半額になったとか7割引きになった話など聞いたことがない。
マンションなんかいまだに平気な顔して2千万とか3千万円の値段で売ってる。
不動産屋や地主はまだまだ甘い。
投稿: | 2009年11月 1日 (日) 15時52分