失速する日本経済に、予算カットと増税の嵐が襲う(小野盛司)
(※日本経済復活の会 小野盛司会長の記事、第199弾です)
~ 事業仕分けで「科学技術立国日本」までも否定 ~
政権交代により、景気対策が打ち切られ、いよいよ景気悪化が現実のものになろうとしている。内閣府が11月13日に発表した消費動向判断も1年11ヶ月ぶりに下方修正された。また、商店主や中小企業経営者らの「街角景気感」を集めた10月の「景気ウオッチャー調査」でも2ヶ月ぶりに低下した。
これまでは前政権の景気対策(規模が小さすぎたかもしれないが)がそれなりに効いていて景気は上向いていた。前政権は選挙後は直ちに2次補正で更に追加の景気対策をすると言っていたから、政権が続いていたら理想スピードにはほど遠いにせよ、景気はゆるやかに回復し続けていただろう。しかし、この新政権は次々と景気を悪化させる政策を打ち出した。公共事業をばっさりストップさせ、雇用を崩壊させた。前政権の景気対策のための補正予算のうち、まだ執行が終わっていなかった3兆円を執行停止した。これによりGDPは0.2%押し下げられたことを、管大臣が発表している。これは別の事業に使うのだそうだ。
選挙前は、こんな話しは聞いていなかった。子ども手当、高校授業料無料化、暫定税率廃止、高速無料化などは、埋蔵金や特別会計の見直しで簡単で捻出できると言っていた。選挙が終われば手のひらを返す。政権交代が目的であり、それが達成された後は、国民の追求を黙らせることに専念する。全くひどい。野党時代には機密費の中身を明らかにせよと言っていたのに、政権交代したら、機密費の中身は明らかにしないのだそうだ!!
事業仕分けでは、何でも予算カットありきの暴挙だ。次世代スーパーコンピューターの予算カットはひどい。ノーベル化学賞受賞者の野依(のより)良治氏は「(スパコンなしで)科学技術創造立国はありえない」と憤慨していた。世界一のコンピュータを開発する必要など無いなどと馬鹿な事を言う。
例えば、OSの世界でマイクロソフトは世界一になって、莫大な利益を得た。特許は世界一だけに与えられ、利益を独り占めにする。トロンは東大の坂村教授の開発したOSで、日本の学校に入れようとしたら米国がストップをかけた。マイクロソフトの独走を米国政府が援護射撃したのだ。トロンを学校へ入れたら貿易摩擦に発展させるぞと無茶苦茶な論理で脅しをかけてきた。そこまでしても世界一になることは価値があるのだし、米国は国益のためには、どん欲に何でもやる。日本政府は世界一になるの努力を止めろと馬鹿なことを言う。国益を害すためには何でもやるという馬鹿な政府だ。気は確かかと言いたい。コンピュータの能力が科学技術の発展の能力を決めるのであり、科学技術の心臓部と言えるもので、ここにストップをかけるとはあきれ果てる。蓮舫参院議員などに分かるわけがない。
ソフトバンクの孫正義はゼロから始めて、まずソフトの流通でトップになった。次々と新事業を始め2007年には日本の長者番付のトップになった。彼の戦略は10の事業を始めて、そのうち9事業が失敗でも1事業が成功したら、それが会社を伸ばすからそれでよしとするというものである。民主政権の誰かが彼の会社に入ったら、失敗した事業ばかり注目し、無駄は止めろと主張し、彼の会社を潰してしまうだろう。科学技術も似たところがある。数多くの実験で失敗した後、たった1回の成功でノーベル賞受賞というケースも多い。それが人類に大変な利益をもたらす。民主党なら、失敗は無駄だから止めろと言うだろう。科学の進歩を完全に止めてしまうから、彼らの考えに従えば、今日の人類の繁栄は無かった。失敗や無駄にしか注意が向かないような連中に進歩はない。
11月17日の「週刊エコノミスト」に日本総合研究所のシミュレーションが紹介されている。前政権の景気対策によるゆるやかな景気回復から、再び2番底へと突入するとの結論。下支え効果が切れるからだ。民主党には成長戦略が無いだけでなくも、現在がデフレであるという認識さえない。
株価にも敏感に反映している。鳩山政権発足時の9月16日には、日経平均は10270円であった日経平均が11月13日には9770円まで下落している。これと対照的にNYダウは9月16日が9791ドルで、11月13日には10270ドルまで上昇している。
埋蔵金と特別会計から財源を捻出するという真っ赤な嘘がばれて、財源に困った民主党は増税の話しをし始めた。たばこ1箱600円ですか。健康にはよいかもしれないが、増税は増税だ。景気には悪影響で、たばこ産業に携わる人たちの生活を破壊し、景気は確実に悪くなる。次は扶養者控除を廃止、つまり所得税増税だ。雇用保険料の引き上げも増税みたいなものだ。これらを実際に直接払っているのは企業であり、そうでなくても赤字で困っている企業を更に苦しめる。結局、リストラしかない。失業が増えるから、雇用調整助成金を払って企業を援助する。仕事が無くても働かなくてもよい。取り敢えず金を出してやるから休業させて、失業者を増やさないでくれと政府がお願いする。そんな馬鹿な金を税金で払うのか。
本当にこんな馬鹿なことは止めさせるべきだと思わないか。お金を50兆円刷って、大規模景気対策をせよ。環境エネルギー政策として風力、太陽光、地熱発電にお金を出しても良い。あるいは格安でエネルギーが得られる太陽熱発電もよい。医療、介護、教育、あるいは電線の地中化、港湾整備、ハブ空港建設等アイディアはいくらでもあるだろう。スーパーコンピュータも開発すればよいし、雇用対策にもなるし、失業者は2%にまで減らせる。労働資源の膨大な無駄を無くしたほうが、「科学技術立国日本」を放棄するよりずっとよい。世界最先端の大型放射光施設「スプリング8」の運転経費の補助(同約86億円)や、深海研究「深海地球ドリリング計画」もやるべきだ。
歳出削減をしても、国の借金は逆に増えるだけだと、橋本内閣、小泉内閣等の失敗でよく理解できたはずだ。景気を悪くすることは、国を、そして国民を貧乏にすること。16万人もの人を動員して社会保険記録の照合(これこそ膨大な無駄)をしても、貧乏になってしまったら、もらえる年金など微々たるものになってしまう。そんな夢の無い作業に莫大な費用を掛けるより、スーパーコンピュータを開発したほうが、はるかによい。
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コメント
連続投稿失礼します。阿修羅掲示板にこのような記事がありました。
「2、日本だけ株価が下落しているのは、ハゲタカイダの嫌がらせプラス高速無料化などの景気対策の催促です。
http://www.asyura2.com/09/lunchbreak30/msg/944.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2009 年 11 月 19 日 14:29:41: 4sIKljvd9SgGs
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1258588032/l50
258 :無党派さん:2009/11/19(木) 14:13:22 ID:9kk4ug+1
9/1~11/16現在 主要株式市場動向
NYダウ 9,310→10,406 +1097 (+11.77%)
ナスダック 1,968→2,157 + 189 (+ 9.60%)
DAXドイツ 5,327→5,804 +359 (+ 9.89%)
FT100英 4,819→5,382 +477 (+ 11.68%)
香港ハンセン 19,872→22,943 +2,681 (+15.45%)
台湾 7,019→7,792 +773 (+ 11.01%)
日経平均 10,530→9,777 -753 ( - 7.20%)
topix 968.7→857.1 -111.6 ( - 11,52%) 」
このような数値がでるのは当然です。他の国はみな「お金を刷る政策」を行っています。特に中国は一番たくさんお金を刷っています。していないのは日本だけ、と言ってもいいのではないでしょうか。相変わらずメディアは「予算の削減」「財政赤字縮小」を声高に唱え、現政権もその合唱に乗せられそうになっています。しかし、ここでメディアの言うとおり予算を縮小すれば、まちがいなく小野会長の危惧どおりとなります。植草氏も本日の記事でその事に警鐘を鳴らしておられますが、同時に100名以上の与党議員が植草氏のレポートを購読している事も紹介しておられました。どうか一人でも多くの政治家が、植草氏および小野会長の警鐘に耳を傾けて欲しいと願っています。
投稿: JAXVN | 2009年11月19日 (木) 20時06分
その亀井氏をないがしろにした小泉と
小泉を良しとした世論がいかにクソだったか
ということが良くわかりますね。
ましてや地下鉄サリン事件の対応の
陣頭指揮をした亀井氏に対して堀江貴文
などという青臭いガキが物申せる立場か
どうか良く考えてみろ。
亀井氏が堀江の小僧の前に姿現すだけでも
ありがたいと思え。
で、その亀井氏に野次を飛ばしたホリエモンを
送り込んだのも小泉。
どこまで腐ってんだよ。
小泉テメーいずれ原敬と同じ運命になると思え。
投稿: | 2009年11月17日 (火) 21時48分
こんにちは。
「2次補正予算 「2.7兆円」差し戻し 亀井氏が異論
11月17日7時56分配信 産経新聞
政府は16日、首相官邸で与党党首クラスによる基本政策閣僚委員会を開き、平成21年度第2次補正予算、22年度予算の編成方針を協議。菅直人副総理・国家戦略担当相は2次補正の規模を2・7兆円とし、17日の閣議で編成方針を決める考えを示していたが、亀井静香郵政改革・金融相(国民新党代表)が異論を唱え、17日の閣議に提示することは見送られた。
10兆円以上の2次補正編成を主張してきた亀井氏は「景気は深刻だ。橋本龍太郎内閣がそうだったが、景気が政権の命取りになる可能性がある」とした。これを受け、基本政策閣僚委の下に、財務相と国民新、社民両党の政策責任者の協議の場を設けることを決めた。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091117-00000060-san-bus_all
さすがに亀井氏はわかっておられます。削減したお金だけを使うのではいつまでたっても景気はよくなりません。お金を使わなければ、デフレ脱却は不可能です。今の仕分け作業も明らかにデフレ促進策だから、早くやめるか「パフォーマンス」と割り切って実際にはこれらの提言を全部反故にする必要があります。
ただ「本当にわかっているのは亀井氏だけなのか?」という疑問も持っています。例えば菅副総理にしても、一方では「補正予算は削減分だけ」という事を言いながらもう一方では「デフレ対策は必要」とも言っています。この二つが矛盾している事に気がつかないとしたら、菅氏はとんでもない愚か者です。しかしながら、「仮にも大臣にまでなっている人がそこまで愚かだろうか?」という気もしています。矛盾を承知の上で発言している可能性も、いくらかはあるように思います(その場合はぜひ、「財政均衡を意識した発言」は「メディア向けの建前」であって欲しい所です)。
投稿: | 2009年11月17日 (火) 20時34分
(#`Д´)なんじゃ、こりゃぁ~~!!!?
(以下、時事通信の記事を引用)
事業仕分けで極秘マニュアル=財務省の視点を指南-政治主導に逆行・行政刷新会議
11月17日15時33分配信 時事通信
政府の行政刷新会議が2010年度予算概算要求の無駄を洗い出す「事業仕分け」で、事務局が極秘の査定マニュアルを作成し、民間有識者など仕分け人に配布していたことが17日、明らかになった。財務省の視点に基づき、仕分け対象事業の問題点を列挙、各担当省庁の主張に対する反論方法まで具体的に指南する内容。政治主導を掲げた事業仕分けが、財務省主導で進んでいる実態が明らかになった格好だ。
事業仕分けは、予算圧縮に向けて国会議員や民間有識者ら仕分け人が、各省庁が要求した事業項目を外部の目を通じ、「財務省には無い視点」(枝野幸男ワーキンググループ統括)でチェックする仕組み。すべて公開で実施され、鳩山政権初の予算編成に当たって導入された。
査定マニュアルは、事業仕分け前に「参考メモ」として仕分け人に配布され、事業ごとに「論点」を提示し、問題点などが個条書きされている。マニュアルに従えば、対象事業に詳しくない仕分け人でも、厳しく問題点を指摘できる仕組みだ。
(引用終わり)
これはなんだ!?
事業仕訳は、衣を変えた新自由主義推進ということが
これでハッキリしたわけですね\(*`∧´)/
これでは「事業仕訳は何の決定権もない」とされているが、事実上の予算委員会と化しているようなものではないか!?
甘いといわれるかもしれませんが、小生、事業仕訳それ自体は有意義な取り組みと思っていました。情報公開という点で。
しかし、これでは各省庁の対財務省予算折衝が、ファナティックになっただけじゃないか!?
財務省はどこまでも、省益第一で、アメリカへの資産譲渡が第一というわけか。
科学技術は短期的に成果が出なくとも続けねばならぬのに、続けねば新技術を使った施策において、アングロサクソンから吹っかけられるだけだ。
それを「意義がない」「なぜ世界一にこだわるのか」といったピンボケもいいところの詰問が事業仕訳人から発されていたが、これは財務省の本音というわけか。
これでは片山さつきが主税局にいたときに防衛費をカットしたのとまったく変わらんではないか!?
小生は、自身の見通しの甘さ、見方の甘さを痛感する。
事業仕訳に期待を抱いていた自分の見識のなさを恥じる。
こんな事業仕訳なんか即刻中止すべきだ。
そして、仕訳人の選定経緯(おそらくアメリカの犬の財務省官僚が、同じくアメリカの犬の仙石・枝野あたりに近づいて行って、財務省側から仕訳人候補リストを示したに違いないと思っています)を明らかにし、仙石行政刷新担当大臣を即刻クビにすべし!!
凌雲会を民主党から永久除名すべし!!!!
投稿: ろくぶんぎ | 2009年11月17日 (火) 18時01分
「赤字=悪」というような紋切り型の思考回路は小泉カイカクを彷彿とさせますね。
フェルドマンもメンバーの中に入っているそうで、実に心配なものです。
しかも旧政権交代ブログでこのことを話題にしている所が殆ど無いのも遺憾ですなあ…
投稿: 赤碕 | 2009年11月16日 (月) 23時06分
あ、そうそう、小泉内閣になってから以降も官僚の給与やボーナスも増やしてましたよね。
そこが矛盾してるんですよね~。
投稿: ななし | 2009年11月16日 (月) 13時26分
森永卓郎氏も指摘していましたが、彼らの目的は元々貧富の差を広げて階層を固定化した社会を作る事なのかも知れません。
彼は元厚生官僚ですから元同僚の隠された意図も知ってるのかも知れません。
日本では数少ない日銀を糾弾する著書を書いたリチャード・A・ヴェルナー氏も著書の中でそれを指摘していましたね。
彼らには国益だとか国民生活とかが決定的に抜け落ちていますね。
公的な立場にある官僚や政治家がそうですから、マスコミ・経団連等は推して知るべしでしょう。
ゆとり教育や独法化による公教育の破壊や授業料の高騰、公的な奨学金制度の縮小等もそれに絡んでいます。
米英のような階級固定化社会・世襲制社会を実現するのが目的のような気がします。
米国はマスコミによってチャンスの国とされていますが、社会的流動性(階層間の移動、要するに成り上がれる社会かどうか、誰にでもチャンスがあるかどうか)でみますと欧米先進国の中では英国に次いで低いです。
大学進学率は90年代初めをピークとして急激に下がっております(確か7割超えてたのが今は5割そこそこに落ちています)
そう言った自己中心的な意図でやってるのでは無いとしますと、与謝野氏や財務省幹部の言うようにこれだけ赤字国債が増えますと長期金利の高騰が怖くてデフレ脱却、すなわち名目成長率を上げられないと言う理由が考えられます。
日本のGDPの6割近くは個人消費ですから購買力を下げてしまえばデフレ(低金利)が永続する事になります。
外国で稼いだ分も国内に還元しなければデフレは維持できます。
だとすればその問題を解決出来ない限り半永久的にデフレ不況を維持しなければならないと言う事でもあります。
しかし、それならば84年以降法人税や所得税の累進課税率を下げまくって来た事と矛盾しております。
とにかくやってる事は矛盾だらけで国民を騙す言説だけがメディアで流されてるような気がしますね。
ところで今日内閣府から第三四半期(7-9月期)のGDP速報値が発表されましたが、実質で
4%を超える高成長のようです。
しかし、おそらく肝心の名目値は大幅なマイナスでしょうね。
単にデフレギャップが更に広がったから実質値が高く出ただけだと思います。
案の定、株式市場も反応しませんでした。
名目値でこれだけ高い数字なら当然反応してたでしょうね。
更に気になるのはあれほどデフレ期には名目値の方が重要だと言っていたマスコミが名目値に全く言及しない事です。
かん口令でも敷かれてるんでしょうかね。
投稿: ななし | 2009年11月16日 (月) 11時38分
かれらの目的は景気を悪化させること
なのかも知れませんね
15.我々の力を行使すれば、失業と飢えがつくりだされ、大衆にのしかかる。そうすれば、自然発生的貴族社会にかつて与えられた以上に確実な資本の支配力が生じる。代理人に暴徒を支配させることで、「暴徒」を利用して、行く手を阻むすべての人間を一掃することは可能である。
http://www.anti-rothschild.net/main/07.html
投稿: Ku_uu | 2009年11月16日 (月) 04時46分
_| ̄|○ ううっ・・・
雇用問題だけは政党にかかわらず何とかして欲しと思います。
((( _| ̄|○ ))) 職を失うのこわいガクガクブルブル・・・
ハローワークやリクナビやアルバイト情報とかで求人なんかが一応出てることは出てるけど申し込んだ所で多くは採用には結び付かず。
失われた10年ん時のリストラより、今の方が百倍こうぇーよ!!
_| ̄|○ お願いです!今すぐ国家非常事態宣言してください!!
投稿: | 2009年11月16日 (月) 01時47分