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2010年5月10日 (月)

ギリシャの財政問題は、日本の財政問題とは正反対(小野盛司)

Photo_2日本経済復活の会 小野盛司会長の記事、第211弾です)

 ギリシャの財政赤字からくる財政危機で、世界中の株価が急落した。ギリシャの国債は暴落し、そしてあたかも、明日は同様なことが日本に起きるかのごとくコメンテーターは解説している。しかし、これは的はずれも甚だしい。
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 この図で明らかなように、ギリシャは外国から借金をしているし、日本は逆に毎年外国に巨額の金を貸している。ギリシャにはデフォルト(借金踏み倒し)をせざるを得なくなる可能性はあっても、日本はその危険は全くない。

 ギリシャの問題は、日本で言えば夕張の財政問題に比べるとよいかもしれない。夕張は炭坑閉鎖に伴い、別な産業を育てようとテーマパークに巨額の投資をして失敗し、財政破綻した。使いすぎたのなら、それを放置すべきでなく、緊縮財政に移すのは当然だ。ギリシャは国民の3分の1が公務員だし、政府が金を使いすぎているということだ。輸出が1兆円なのに輸入が3兆円ということは、国民にお金を渡しすぎたために、国民が消費しすぎたということ。観光等でそれを補っていたが、不況でそれでは間に合わなくなったということだろう。

 それでも、ギリシャ問題によって、世界、特にヨーロッパの景気回復が遅れる可能性がある。そうであれば、財政赤字を気にせずにもっと財政出動を行い、完全に景気が回復してから財政赤字の問題を考えた方がよい。EU の財政規律を定めた安定成長協定では、加盟国は財政赤字を国内総生産(GDP)比3%以下に抑える義務を負う。必ずしも厳密に守らなくてもよいとはいえ、EUは財政規律を守らせるという気運があったため、今回の世界金融危機でも十分な景気対策ができなかった。それがヨーロッパの景気回復を遅らせており、ギリシャにしわ寄せが及んでいる。不況の際に緊縮財政をやれば、逆に国の借金は増えてしまうというのが日本も経験したことだ。

 財政赤字を国内総生産(GDP)比3%以下に抑える義務というもの自身が現実的でなくなっており、景気回復のためには、この制限を大幅に緩和すべきである。それによってインフレが進みすぎるというのならともかく、今はこの大不況からなんとか抜け出さねばならぬ状況にあるのである。これは国債の増発を許可することになり、増発された国債は欧州中央銀行が買い取れば、ヨーロッパ各国に更なる財政出動を可能にし、日本のような「失われた10年」に落ち込むことを防ぐことができる。これは刷ったお金で景気を回復させることに相当するのだが、ギリシャの場合は、これによって一時的にデフォルトを防ぎながら、それでもやはり財政健全化の努力は必要になる。

 世界規模で見れば、お金を刷って思い切った財政出動を行った米国や中国の経済の景気回復が鮮明であるのに比較し、財政健全化ばかり気にしているヨーロッパや日本の景気回復が思わしくなく、落ちこぼれのギリシャに足を引っ張られて再び悪化する可能性もある。ここは、経常黒字が続いている日本などのような国が、思い切って財政出動をし、世界の景気回復に貢献すべきである。それがギリシャなどの落ちこぼれを食い止めることに役立つのは間違いない。

 もちろん、夕張が勝手にお金を刷って財政出動をするわけにいかないと同様に、ギリシャもユーロに入っているのだから勝手にお金を刷れない。しかし、ギリシャ問題を放置するとスペインやポルトガルにも飛び火する可能性がある。つまりこれはマクロ(ヨーロッパ全体、あるいは世界全体)の問題であって、ギリシャだけの問題ではないのでマクロで対策を考えなければならない。

 これが日本に飛び火するかと言えば、状況は全く逆だ。ギリシャを助けるのは例えばIMFだが、IMFに2番目に多く出資しているのは日本である。出資割合に応じて投票権も増える。下の図でそれが示されている。つまり日本のように金持ちの国は、ギリシャを助ける立場にあり、やがてギリシャのようになる可能性が最も少ない国である。国には金が無いと錯覚しているが、お金は(日本円は)日銀がいくらでも作りだせる。それをやらないから果てしなく貧乏になり続けるのだが、そんな政策が誤りだと気付けば、日本は実は金持ちなんだと分かってくる。つまり日本はギリシャとは正反対の立場にあるのだと。

         出所:日経新聞
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小野盛司氏の日本経済復活シリーズ・インデックス

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コメント

日本全体として金があるからといって、財政危機が関係ないというのは、どうかと思う。
もし、そうなら経常黒字の国は、財政問題が発生し得ないことになってしまうが、本当にそうか?
政府と民間に資金格差があれば、やはり歪みが出てくる。
政府予算のなかで借入金返済と利息支払いの割合が、際限なく拡大していけば、国家の防衛、治安維持、社会福祉、所得再配分などの機能が減殺されてしまう。
財政健全化は、経常黒字でも赤字でも等しく取り組むべき問題ではないでしょうか?

投稿: 川ピー | 2010年5月24日 (月) 21時01分

国家公務員のうまい使い方:定年65歳まで勤務させる、天下り等途中退職者へは退職金の70%カット。これで天下りはゼロとなる。それから給与は民間並みに50%一律ダウンして税金徴収を減らしてGDPアップへ貢献させる。公務員ななる他人が減ったら? 徴兵でなく、徴公務員制を実施する、つまり公務員は居なくなり義務職員でまかなう。共産主義の反対、公務員はゼロ!それが21世紀の課題です。

投稿: | 2010年5月18日 (火) 05時33分

支那工作員、ルーピーがまた出てきた。
「大アジア主義」なぞ時代錯誤の幻想・妄想以外の
何者でもない。
古田博司の日本文明の圏の覚醒でも読んでみよ。

経団連も東アジア共同体構築を推進せよ、と言っているのだから、銭ゲバ小沢にとっては渡り船なんだろうけど、こんな共同体ができたとしたら、日本は支那の属国になるだけ。
岡田外相が、先日支那の核兵器数に言及した際の支那政府の反応を見れば、支那との共生なぞ夢物語だ、と常識があればわかる。

投稿: | 2010年5月17日 (月) 16時51分

三橋貴明応援イベント 「関西初 梅田駅・阪急西宮北口駅・阪急三宮駅、同時チラシ配り」

日時:2010年5月16日(日)13時~17時くらいまで
   雨天決行
場所:梅田駅 阪急百貨店南西側(曽根崎警察斜め前、阪急百貨店側陸橋下) 担当:アッピー
   阪急西宮北口駅 南出口ロータリー前(コナミスポーツクラブ本店西宮前) 担当:バク一郎
   阪急三宮駅 東出口出口左横バス停前三角広場 担当:TAKEさん

開催主旨
 三橋貴明の名前の拡散。
 5月22日に行われる「三橋貴明講演会」の開催の拡散。
 民主党の政策に対する批判。

参加方法
・参加資格は特にありません。三橋貴明を応援したいという方は、ぜひぜひ参加してください。
・3ヶ所好きなところに、集まってください。
・13時~17時の間、途中参加、途中参加終了かまいません。自由に出入りしてください。
・集合場所には、「日本が大好き」というプラカードを持った男性がいます。その方に声を掛けてください。
・参加費は無料。
・梅田駅では、参加者各自希望者によるマイクスピーカー街頭演説を行います。もし、こんなことを世間に訴えたいという方は、梅田駅の会場に参加してください。
・三宮駅は、当日「神戸祭り」の為、大人数の通行者が見込めます。三宮駅は交通規制のため車での参加は厳しいです。
・自作プラカードを持って参加OK。(三橋貴明の名前の入ったものは不可)
・パソコンに詳しい方、大歓迎(動画放映を検討中)

その他
・チラシ配り終了後は、参加者みんな梅田にて集合。お疲れ会を開催します。場所料金等は、当日お知らせします。
・所轄警察から撤去の申し出があった際は、速やかに従う。
・あとは、一般人のしてのモラル・節度を守ってください

参加表明等、詳しいことは「三橋貴明応援イベント@wiki」を確認ください。

http://www26.atwiki.jp/appe/

投稿: アッピー | 2010年5月14日 (金) 22時23分

>IMFに2番目に多く出資しているのは日本である。出資割合に応じて投票権も増える
ということは、去年麻生総理(当時)がマスコミ(テレビ)で叩かれている時、IMF
に10兆円出資したのは正しい選択だったと言うことでしょうか。

投稿: 三毛猫 | 2010年5月13日 (木) 22時54分

管理人様、おじゃまします。

誤解があってはいけませんのでひとことつけくわえさせてください。
竹原市長が「つらい」と言われたのは敵対していることではなく
世の不条理、理不尽さに対してだと思います。だから、大塩平八郎
が浮かんだのだと思います。

投稿: 谷間の百合 | 2010年5月13日 (木) 22時44分

谷間のゆり様のご意見に賛成です。


公務員が、全国の民間中小企業並みの給料になれば、良い国になると思われます。


話は、それますが、外国人の留学生の一人あたりの補助金は、年間約223万円だそうです。しかも、返還しなくて良いそうです。


民主党、清和会は、日本を崩壊させる気なのでしょうか。

投稿: | 2010年5月13日 (木) 21時25分

すみません、また名前を書き忘れました。

投稿: 谷間の百合 | 2010年5月13日 (木) 13時52分

おじゃまします。

こないだから、もうアメリカもユダヤもジャパンハンドラーズも
どうでもいい、在日も中国もどうでもいいとヤケッパチな気持ち
になっているのは、今更でもないのですが、敵は日本人のなかに
いて、その数があまりにも多いということをいやというほど思い
知るからです。この気持ちに拍車をかけたのが、「飄」(つむじ風)
というブログに4回にわたってアップされた阿久根市の竹原市長
の画像シリーズでした。

阿久根にしろ志布志にしろ鹿児島はどうなっているのでしょう。
市長に敵対し、なにがなんでも既得権益を守ろうと団結している
市の議員、職員、労組、それにマスコミの酷い実態にはただただ
呆れるばかりです。こういう人間が外に向かっては、われこそは
九州男児だ薩摩隼人だ西郷どんだと胸を張って威張るのでしょうね。

しかし、こういう実態は全国どこも似たようなものなのでしょうね。
わたしはこういう社会を蝕んでいる病的風土は、個人のほとんどの
犯罪より悪性で罪が重いと思います。おそらく、こういう人間は親鸞
の悪人正機説の悪人にも含まれることはないのではないでしょうか。

竹原市長はインタビューのなかで「つらいですよ」とつずけて2回
言われるシーンがあって、わたしは胸を衝かれました。

その人物については簡単な概略しか知らないのですが、唐突に大塩
平八郎の名前が浮かんできました。大塩平八郎もつらくてつらくて
ついに我慢できなかったのだろうなと想像してみました。

ほんとうに、ユダヤもCIAも在日もどうでもいいのです。外敵に
対して日本人のこころがひとつになっていれば、なにも恐れるもの
はないではありませんか。これにまさる安全保障はないではありま
せんか。(夢のようなおハナシですね。)

投稿: | 2010年5月13日 (木) 13時50分

あたり前の話が、あたり前の応答、と思うんですけどね、反論も少ないって事は、世間ではみとめられっているって話ですわな。

投稿: ya | 2010年5月12日 (水) 23時50分

民主党やその信者達の主張、意見は、政権を奪取する為の出鱈目だったということ。

投稿: | 2010年5月11日 (火) 12時40分

素朴な疑問ですがブログ主さんは民主党を支持しているんですかね?
「無駄の削減」の名の下に事業仕分けという政治ショーに血道をあげる民主党が、小野氏の提言に従うことはありえないですよ。
昨年の選挙前からわかりきっていたことですが。

投稿: | 2010年5月11日 (火) 08時46分

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受信: 2010年5月18日 (火) 16時24分

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